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頑張ろーぜ。
はぁ。と小さな溜息が響く。
今日何回目かも忘れた溜息の原因は楽曲制作が行き詰まっているからだろう。
時刻は夜の10時。
夜は始まったばかりで窓を見ると住宅街はもちろん、街もまだキラキラと光っている。
気分転換に街へ行くと甘ったるい声や酔っ払っている人たちの声など様々な音が広がっている。
ふと隣を見ると妖艶な雰囲気を纏ったお姉さんがこちらを見ている。
僕はすぐに目を逸らして帰路に着いた。
omr 気分転換にもならなそうだし、帰ろ。
家に帰って自室に篭もり 今日は徹夜かな。
そう思いながら本や身近な物からヒントを得ようと辺りを見回す。
目についたのはあるポスター。
omr そういえば、雑貨屋さんから買ってきたな。
太陽と月が描かれたポスター。
アメリカのフード店にでも飾ってありそうな少しポップなポスター。
これをヒントに楽曲制作を進めて行くうちに時刻は朝の1時。
重くなった瞼はもう限界を迎えており開ける気力もない。
omr まぁ、昨日までちょっと贅沢してたし、頑張った方か、。
眠りにつこうとしたが中々眠れず結局朝の5時まで起きていた。
ここまで来るともう眠る気にはなれないので本を読むことにした。
夏が始まりかけているからか早くも日が昇り、日の光が射し込んでいる。
omr …私らしくおはよう。
水曜日の夜____