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今回は怖がりパロ。アヌビス視点。
茨木童子=主。キャラ崩壊気味。悪霊を少し怖がる茨木童子がいます。
地雷逃げて!通報やめて!
「ねーぇー!アヌビスー!」
「なんだ?」少し声を大きくして喋りかけてくるのは、俺の恋人、茨木童子だ。どうやら、1人かくれんぼのやり方を知って、怖くて眠れなくなってしまったらしい。人形が動いたりするのが少し怖い、なんか不気味だかららしい。呼び出される悪霊より、茨木童子の方が悪霊として上なのに?とは 思うが、怖いものは怖いらしい。それで、一緒に寝てくれと頼みに来ているのだ。だが、普段から一緒に寝てるだろ?俺は、茨木童子を布団に潜り込ませる。
「(。•́ωก̀。)…グス怖い…」
「大丈夫だって。てか、悪霊のお前が何言ってんだよ…」
「怖いものは怖い!酒呑童子様とか、悪路王とか、知ってる悪霊達は怖くない!そもそもだけど、儀式をして、何かが宿るってことが怖いの!」
「…まぁな。分かるけどさ…。正体不明なのが怖いのは、人も悪霊も同じなんだな…」
まぁ、人間で言うと、「人見知り」ならぬ「悪霊見知り」みたいなものか?でも、こいつ一応高位の悪霊だよな…、
てか、お前初登場の時とか、天使化&悪魔化の時、かなりノリノリで悪霊倒してなかったか?とか思いながら、怖がってる茨木童子を慰めるためにキスをしようとする
カタ
「「え?」」唐突に音がして、俺たちは少し身構える。何だ?てか、俺と茨木童子のイチャイチャ邪魔すんなよ。消すぞ?俺は霊感がないので、茨木童子に見てもらおう。
「茨木童子、なにか見えるか?」
「…見える、けど、あの霊、何か笑ってる?」
「…ほんとだ。」
霊感は無いが、神力を霊気に変えて擬似的に霊感を得ることは出来る。
「おい、なんだよお前」
俺は、悪霊に話しかける。そうすると、悪霊はピシッと固まり、身構えた。
「…本物のアヌビス様だぁ!」
…は?なんだコイツは。言ってる意味が分からない。
「ファンなんです!アヌいばの!」
…話を聞くと、どうやらこの悪霊は、アヌいば(俺と茨木童子のカプ)のファンらしい。てっきり、茨木童子は1人かくれんぼを笑い飛ばすのかと思ったら怖がっていた。それだけでも萌えたのに、キスをしようとしていたので、尊すぎて音を立ててしまったらしい。なんでもいいが。
「失礼しました!存分にイチャイチャしてください!では、私はこれで!」
そう言って、部屋を後にする。茨木童子は、少し怖がってたことを知られて恥ずかしいのだろうか?顔が赤くなっている。
「イチャイチャしてください、と言われたんだ、パブリックイメージを壊す訳には行かないよな?」 と、茨木童子を誘う。まぁ、本当はイチャイチャしたいだけなのだが。
顔を覗き込むと、茨木童子は小さく頷いた。思わぬハプニングがあったが、こういう体でイチャイチャするのも悪くない。