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『ちょ、ちょ、一寸待って ….  !』



しゃ、喋った?と私は後退りをして尻もちを着いた



「に … にゃー」


いや、無理ある。絶対喋ったから。


認めないから(?)


『か、蟹食べる?』



目を輝かせて膝にすりすりと顔を付ける


人間の言葉が分かる猫 ….. ?



聞いた事がない。


ギシギシと五月蝿い階段を登り屋根裏部屋に行って本を漁る


『えーっ、と、、?』



どうやら異能力の様だ。


その本に拠ると1週間程度猫になるらしい。



ふむ、その間預かれと、?


幼馴染の頼みなら,と受けたいが残念ながら無理だ。新しい職場へ行かなければならない。



どうやらその職場は寮制らしい。




仕方ないんだよ,と猫の脇を抱いてあげると可愛らしく鳴きやがった



「ふにゃぁ ….. にゃ  にゃぁ  …~」



困る。捨てられる訳が無いだろうッッ!!















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