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8話
くそっ…調子狂う、
コイツが急に優しくなるから…っ、
「…キスしていい?」
「ッは…!?」
まだ返事もしていないのに顔を近づけられる
背中に腕を回されているせいで身動きを取れない
「ダメ?」
「やッ…!離せッ、」
少しでもコイツから遠ざかろうと手で押しのける
「大丈夫?顔赤いけど、」
誰のッ…せいだよ、
また何か身体熱くなってきたし…
変な…気分になる、
「逃げないって事はしてもいいって事?」
なッんで、そうなんだよ…
「ね、いいの?」
…もう、
「…、いい…」
「ん?」
…ほんと腹立つ、
「…いいからッするなら早くしろ、」
「えっ?ほんとにいいの?」
散々、好き勝手しといて今更…、
もう好きにしろッ…!
「……。」
アイツの手が俺の頬に伸びる
俺はぎゅっと目を瞑った
「ふっ、可愛い…」
「…おい、しねぇのかよ…」
「いや?するよ。」
「ッ…ん、」
触れるだけの優しいキス
目を開けて見上げるとアイツは微笑んでいた
ドキッ、
…?
俺、今…ドキッとした?
そんな訳ねぇだろ?コイツはただの変態だぞ!?
初対面で、しかも男犯すような奴だぞ…?
…ちょっと待て、
「…っお前、いつまでくっついてんだッ!」
「え、どうしたの急に。」
我に返った俺は、どうしてコイツとハグしているのかを必死に考えた
いや。訳が分からん…
…そんな事より、
「いい加減離れろッ!俺は帰る…!」
「えぇ…帰っちゃうの、?」
俺は言うことなんか無視して
コイツを思い切り突き飛ばした
「じゃあなッ変態マッシュめ!」
「あ、待って。」
歩き出そうとした時、腕を掴まれ呼び止められた
「それ、ちゃんと掻き出さないとダメだよ?」
「?…それって何、」
身体を引き寄せられ
コイツの指が俺の背中から腰をなぞる
反射的に身体がビクンと跳ねた
「はぁッ?ちょ、何すんッ!?」
そのままズボン越しに触られた
お尻からドロっとした感覚がした
背筋がゾワっとする
「僕がナカに出しちゃったから… ちゃんと自分で掻き出すんだよ?」
そう耳元で呟かれた
「できないなら僕がやろうか…」
「ッ…!黙れ変態ッ!自分でできるッ!」
そう吐き捨て俺は逃げ出した