テラーノベル
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入院して2週間が経った。
思ったよりも回復は早かった。
きっと、哲汰のおかげだろう。
哲「玲!リハビリお疲れ様!」
玲「うん、ありがとう。」
哲汰は仕事終わりに毎日俺のところに来てくれる。
玲「毎日来るの大変じゃない?」
哲「全然?好きな人に毎日会いたいって思うのは普通だろ?」
こういう事をサラッと言えてしまう。そんなところも好きだ。
哲「そういえば…仕事はどうなったの?」
玲「もちろんクビだ。まああんな会社こっちから願い下げだよ。とりあえずアルバイトしようと思ってる」
哲「そっか…困ったときはいつでも言えよ?」
玲「分かった。ありがとう」
そして1週間後。退院の日を迎えた。
退院後は哲汰の友達が管理しているアパートに住まわせてもらうことになった。
この日は朝から哲汰が退院準備を手伝ってくれた。
病院を出る時、哲汰が手を伸ばしてきた。
玲「……何」
哲「見たらわかるでしょ」
玲「やだよ。恥ずかしいじゃん…」
哲「いいでしょ?恋人なんだし」
そう言って哲汰はやや強引に俺の手に指を絡める。
哲汰の温もりが繋いだ手から伝わってくる。
哲「ほら?悪くないでしょ?」
玲「…そうだな。」
俺たちは病院を後にし、そのまま俺が住む予定のアパートに向かった。
哲「お前、家具少なすぎだろ」
入院中、哲汰が前の家から家具を運んできてくれた。改めて見ると、自分がいかに質素な生活を送っていたかを痛感する。
玲「……今日、いつ帰るの?」
哲「今日は……有休取ったから夜まで一緒にいれる。」
俺たちが、一緒にいれない理由。それは__
哲汰には、妻がいるから_____
哲汰の家庭は厳格だ。
だから結婚も、哲汰の両親が半強制的にさせたものだった。
つまり……哲汰は”愛のない結婚”をした。
病院で哲汰に会った日、既婚者であることを打ち明けられた。
それでも、俺は哲汰の願いを受け入れた。
俺も、彼を本気で愛しているから。
断れば、もう二度と会えなくなるような気がしたから。
玲「夜ご飯はどうする?」
哲「一緒に食べたい。」
玲「分かった。今から作るから待っててくれ」
『いただきます』
哲「おいしい!玲の料理、最高だよ。」
目をきらきらさせて 俺の方を見る哲汰に、心が締め付けられる。
このまま、帰したくないのに。
それから、俺たちは仕事の合間を縫って会うようにしていた。
哲汰は大事なプロジェクトの最中で、会える日は少なかった。
一人の夜。ふと考えてしまう。
俺の選択は、間違っていたのだろうか。
哲汰は本当に俺のことを愛してくれているのだろうか。
俺の愛情は重すぎるのか。
考えるほど、憂鬱な気分になる。
その夜、俺は夢を見た。
哲「玲、おはよう」
玲「おはよう」
哲「今日どっか行く?」
玲「うーん…映画とか?」
哲「いいね!何見よっか?」
朝ご飯を食べながら、予定を立てる夢だった。
もも
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69
そこは2人の家で、壁には2人で撮った記念写真が飾られていた。
その夢は、まさしく俺の理想だった。
夢の余韻に浸っていると、哲汰からのLINEが届いた。
哲「明後日から出張があって、嫌じゃなければ玲の家に泊めてほしい。一週間だ。」
一週間も二人きりでいられる……
今朝の夢が、早速叶いそうだった。
玲「了解。準備しとくよ」
心は幸せでいっぱいだった。
昨晩の不安は、瞬く間に消えていった。
俺の選択は、きっと間違いじゃない。
いつか必ず、哲汰と過ごせる日がくる。
そう思いながら、哲汰が泊まれるよう準備を始めた__
to be continued…………
コメント
1件
読んだよ〜!!😭💕 第2話、もう胸がギュッてなった…! 病院出たあとの手繋ぎシーン、哲汰くんの「恋人なんだし」ってサラッと言うとこ良すぎるでしょ…!でも奥さんがいるって知ってからの玲くんの不安が切なくて、好きなのに複雑な気持ちになるの分かるよ…。 最後の「明後日から泊めてほしい」で一気に希望が見えた展開、続きが気になりすぎる!!二人の幸せな未来、見たいよ〜😭🌸 次話も絶対読むね!!