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話の書き方めっちゃ好きすぎるーт ̫ т🫶🏻 手持ちあんま無いけどで飴渡してるのもしかして狙ってた・・⁉️😚
ヴァロンタインじゃなかった世界線のrdpnです
学パロ設定です!
pn「しにがみー!!ごめん、お待たせ!」
sn「ぺいんとさん!大丈夫です!早く行きますよ」
pn「ごめーん………………」
歩き出したしにがみくんに続いて俺も歩き出した。
sn「今日はどうしたんですか?」
pn「え?ああ……………昨日チョコ作っててさ」
sn「あー、らっだぁさんの?」
pn「まぁ…………………??」
「ほんと、ぺいんとさんはらっだぁさんが好きですよねー」としにがみくんが言った。
全くもってその通りで、俺はらっだぁに恋をしている。
学校じゃ人気者で男女問わず常に誰かと一緒にいる。
俺なんかに振り向いてくれるとは思わないけどせっかくなら楽しませてほしい。
pn「あ、そうだよ。しにがみはいないの?あげる人とか貰う人とか」
これ以上深掘りされるのもなんだか気が引けたから、しにがみくんに話題を振った。
sn「僕ですかー?僕はいませんよ。ぺいんとさんならわかるじゃないですか!w」
pn「そっか。ん、あげる」
sn「え、まさか本命……………!?」
pn「いらないなら受け取らなくていいよ?」
sn「嘘です!ありがとうございます、大切にします!!」
pn「それもそれで嫌だけど………………w」
しにがみくんと会話を交わしながら登校していると、2人の人影が見えた。
pn「トラゾー!クロノアさん!」
sn「おはようございます!」
kr「ぺいんとにしにがみくん!おはよう」
tr「ぺいんと、しにがみさんにはチョコあげたか?」
pn「義理ならあげたわw」
「あ、2人もあげる!」
kr「ありがとう、ぺいんと。俺も持ってきたからあげる」
tr「やっぱ気合いの入り方が違うよなぁ……………?」
pn「クロノアさん、ありがと!んなことないけど?w」
いつもの4人が揃ってわいわいしながら登校した。
校門に着く手前、あのらっだぁ達に会った。
bd「ぺんさん達やん!おはよー」
sn「きょーさん!おはようございます」
cn「おはようございま〜す」
rd「ぺいんとー、おはよー」
pn「らっだぁ!おはよ!」
俺とらっだぁは実は幼馴染で、仲良くしてくれている。
しにがみくん達には俺がらっだぁを好いていることを話している。
その影響か、自然に俺とらっだぁが並ぶようにしてくれた。
bd「そういや今日ってバレンタインだよな?」
cn「そうだね〜。俺たちには縁がないと思うけど」
md「確カニ」
bd「どりみーは今年もどっさり貰うんやろ?w」
md「去年モソンナニ貰ッテナイ」
ru「らっだぁは今年も大変だろうねw」
話を振られた当の本人は呑気に歩いていた。
rd「んあ?別に欲しくないんだけどなー」
cn「好きな人から貰いたいとかないの?w」
rd「んー、まあそのくらいはあるけど」
その瞬間、らっだぁと目が合った気がした。
きっと俺が見つめすぎていたんだろう。かなり恥ずかしい。
rd「ぺいんとは?渡す相手とかいんの?」
pn「え?あー………………」
sn「僕、貰いましたよ!しかも本命でw」
pn「おい、しにがみ!!w」
rd「え?ぺいんと……………マジで?」
sn「はい?ちょっとらっだぁさん、どういうことですか!?」
rd「え、あーいや……………ぺんさんがねぇ?本命とかいるなんてってw」
tr「あ、それなら俺も貰いましたよ?」
pn「え、待って……………は?w」
kr「俺もっすねー……………」
pn「おーいー!お前らほんと許さねぇからな!?w」
rd「ぺいんとに本命ね…………………」
ぼそぼそと喋るらっだぁの声が聞こえたような気がしたが気に留めなかった。
校門に入った途端、らっだぁはたくさんの女子に囲まれた。
埋め尽くされている声のほとんどはチョコを渡したいという趣旨ばかりだ。
らっだぁといつも一緒にいるきょーさんたちは先に行くと声をかけてすたすた歩いて行った。
sn「ぺいんとさーん?」
pn「…………………ん?なに?」
sn「僕たちも行きましょう!……………渡さなくていいんですか?」
pn「ああ、うん………………帰りに渡そうかな、」
sn「そうですか……………あ、トラゾーさんたち、先行っちゃってますよ!?」
pn「え、ほんとじゃん!おいトラゾー!!w」
らっだぁとはクラスが別だ。
その後、特に会話をすることもなく時間が過ぎていった。
見かけても大抵女子に囲まれてる。
pn「やっっと終わったぁー……………!」
sn「今日も疲れましたね〜。この後、渡しに行くんですか?」
pn「あーどうしよ、この後部活なんだよね」
sn「確からっだぁさんも部活ですよね?」
pn「んー……………探してくる!じゃーね、しにがみ!」
sn「え、はい!また明日!」
教室を飛び出してらっだぁを探し始めた。
真っ先にらっだぁの教室に行くと、ちょうど女子と会話をしていた。
mb「あのっ、よければ受け取ってください!」
rd「ありがとう、後で食べるね。あ、これお返しにもなんないけど……………」
mb「わ、クッキー?ありがとうございます!」
rd「いえいえ、いつもありがとうね」
その会話を聞いてらっだぁの朝の発言を思い出した。
好きな人からは貰いたい。
もしかしてあの子が好きなんだろうか。
もしかして俺のなんて受け取ってもらえないんじゃないのかな…………。
色々と考えているといつの間にからっだぁは教室の外に出ていた。
rd「あれ、ぺいんと?どした、なんか用?」
pn「ぁ、えと、」
rd「え、ぺいんと、泣いて」
pn「ご、ごめん!」
そう言って俺の足はその場から俺を遠ざけた。
そのまま部室まで突っ走り部活に参加した。
部活中は特にらっだぁのことを思い出すこともなく、心から楽しめていた……………はず。
pn「う、寒〜………………」
冷える体を縮こめながら校門を出るとらっだぁがいた。
rd「あ、ぺいんと!」
pn「へ?な、何?」
rd「あのさ、さっきのことだけど……………」
pn「ごめ、勝手に泣いちゃって」
rd「あー……………えっと、用事は俺にってことでいい?」
pn「あ、う、うん」
それからしばらくの沈黙を置いてらっだぁが口を開いた。
rd「それで、俺に用事って何……………?」
pn「ぅえっと……………これ、」
rd「へ、え?これ……………チョコ?」
pn「あ、うん……………嫌ならそう言ってくれれば」
rd「な、なわけないじゃん!嬉しい。ありがと」
pn「え、ほんと……………?」
rd「うん、めっっちゃ嬉しいw」
pn「よかった、ありがと………………」
俺が安心しているとらっだぁは鞄から飴を取り出した。
rd「ごめん、今日あんま持ち合わせてないからこれだけだけど」
pn「え、いいの?飴?」
rd「うん。あ、嫌ならいいんだけど」
pn「ちがうちがう!ありがとう、すごい嬉しい」
さっきの子にはクッキーをあげていたと思うと、心なしか虚しかった。
好かれてないみたいでやっぱり悲しい。
rd「……………ぺいんと?」
pn「ん?」
rd「話、聞いてた?」
pn「あ、ごめん…………ぼーっとしてたw」
rd「今度ちゃんとお返し渡すから。楽しみに…………とはいかないけど待ってて」
pn「いいよ、別に!俺なんかより他の子にしてあげなよ」
rd「俺がしたいだけだから気にしないでよ」
pn「でも女の子にもクッキーとかしか渡してないじゃん。俺は飴だけだし……………」
優しくしてくれるらっだぁへの当てつけかのように言い放ってしまった。
らっだぁは唖然とした様子だった。
rd「え、ぺいんとって意味知ってるよね…………?」
pn「……………え?意味?何の?」
rd「っすーーーー、マジかぁ………………」
酷く項垂れている。
何だ何だと思っていると勢いよく頭を上げた。
rd「調べてみて。バレンタインに渡すお菓子の意味。じゃあね、ぺいんと」
とだけ俺に伝えると一目散に帰っていった。
らっだぁが言い残したことを思い出してスマホを手に取った。
「バレンタイン お菓子 意味」と入力して検索し、いの一番に出てきたサイトに飛び込んだ。
rd「ぺいんと、おはよ」
pn「うわっっっ!?お、おはよ、らっだぁ……………」
rd「あー………………昨日の、調べてくれた?っぽいね…………w」
pn「ほんっっっとお前……………!」
rd「えっとー……………お返事はいかがなさいますでしょうか……………?」
ぎこちない敬語のせいでふふ、と笑ってしまった。
せっかくの雰囲気が台無しだ。
pn「言わなくてもわかるでしょ?」
バレンタインですね!!!!!!(大遅刻)
お菓子の意味はお時間があれば調べてみてください。聞いてくだされば答えます!
余談ですが、「ラプラスショコラ」を参考にしているところがあります🍫