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・腐要素なし
side.nk
家から出て数十分くらいだろうか。
俺はとある人物を待っていた。流石に遅すぎじゃないか。と思ったが、いつものことなので気にしないでおく。
「ごめんなかむ〜!」
nk「あ、ぶるーく」
茶髪に垂れ目で身長が俺より高い彼はぶるーく。中学の時に知り合った友達で、寝ることと肉が好きらしい。
案の定寝坊してきた彼は両手を合わせてごめんね、と謝ってきた。
大丈夫だよ。と言うと彼の表情は笑顔に変わった。
br「あれ、シャークんは?」
nk「しゃけはもうギルドに居るよ。俺らも早く行こ」
ぶるーくの手を引っ張り、俺達はギルドに向かった。
nk「しゃけー!」
shk「あ、やっと来た」
br「もう受け付けした感じ?」
shk「うん」
nk「じゃあ後は俺らだけか」
br「そうだね」
俺とぶるーくは受け付けをするため、カウンターに向かった。
「では、こちらに魔法属性と種族を」
nk「….はい」
「まぁ、氷ですか。珍しいですね」
nk「よく言われます」
受け付けが終わり、念願の討伐任務を選ぼうとした時、隣から話し声が聞こえきた。
「なぁなぁ。最近噂になってる森の歌姫って知ってるか?」
「何それ」
「名前の通り森の奥深くに住んでるらしいけど、誰もその人の姿を見た人は居ないらしい」
「けど誰もが振り返るほどの美形に、綺麗な声色だって言う噂だぜ」
「へぇ」
「ちなみに、その人を見つけたら10億ルビーもらえるらしい」
nk「!?」
10億ルビー!?そんな大金が出るなんて、よほど見つかってないんだろうな。
「時間は無制限で、結構な人参加してるらしいぜ」
「俺は絶対やらないけどな」
「俺も無理だな。気になりはするけど」
nk「….」
誰も見たことがない人物、綺麗な声色、
br「なかむ決めた?」
nk「….うん。決めた」
nk「これでお願いします」
「!…わかりました。ですが最低3人は必要になりますが、」
nk「大丈夫です。この2人を連れて行くので」
br「え?」
shk「は?」
「わかりました。日数制限はございませんので、頑張ってください」
shk「いやいやいや….何やってんだよ!」
br「そうだよ!長年見つかってない人を探すなんて、」
nk「大丈夫。必ず見つけるから」
br「なかむ…」
shk「…後悔しても知らないからな」
nk「うん」
討伐任務をやるって意気込んでいたが、こんな気になる任務、しかも誰も見つけられてない人物の捜索をするなんて、側から見たら頭が沸いてると思う。
けど俺は….見つけてみせる。
見つけて世界に名を残すんだ。
2人に嫌だったら抜けてもいいよ。と伝えたけど、今更こんな任務、辞めるわけないだろ。なかむを1人にするのは何かと危ないしね〜と返事が返ってきた。
流石俺の友達、と言うべきか。
俺達の旅は幕を開けた。
森林に囲まれている湖に1人、人間が居た。
人間の周りには沢山の動物がいて、皆人間に友好的だった。
「…ん?どうした?」
「….そっか。ありがとう」
人間は少し険しい表情をしたが、すぐに笑顔に戻った。
動物達に耳打ちをし、湖の方に視線を戻した。
「…―――♪♪」
辺りに綺麗な歌声が響く。
静かな森の中に響く歌声は、不思議と心を落ち着かせるような、そんな感じがした。
end…
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