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首領さん
うーむ…
最近この辺が物騒ねぇ…
一惺に調査させようかしら。
理苑
何かあったの?
首領さん。
首領
いやぁ、最近またここら周辺の治安が悪化してるんだぁ…
協力してる組織とも連絡してるんだけど何も分からなくって…
一惺
よう、ぜーんぶ聞いてた。
調査か?
なら済ませてある。
殺し屋たるもの情報収集は欠かすなってな。
翔
ちょっと笑
投資家にも言えることだよ?
ね、理苑ちゃん。
理苑
え、えぇ…
まぁ、一理あるっちゃあるわね…
えーと、翔の説明は置いといて、理苑ちゃんはうちの組織の最古参!
翔とは幼少期からの付き合いなんだってさ。
んで一惺!
ワイの専属護衛兼、うちの組織の切り札!
殺し屋として、日々悪人を始末する事が生業なんだって。
今日のお話のメインは一惺の事だよ!
首領さん
…………(任務内容説明中)
という訳で、詳しい情報が手に入り次第報告、対処出来そうなら攻略してきていいよ〜!
一惺
承知、行ってくる。
首領さん
さてさて〜
理苑ちゃん、一惺が加入した時のこと覚えてるかな?
理苑
ええ、もちろん。
色々大変だったわぁ〜
首領さん
翔にも教えたげる!
一惺にはこの話したって内緒!
内緒にしてもらう代わりに一惺の誰にも話してない秘密を教えるからさ!
翔
えぇ〜
それは気になるなぁ〜
一惺の秘密…♡
理苑
…首領さん?
きっと翔は悪い事考えてるわ。
教えるのはもうちょっと様子見でいいと思うのだけれど。
首領さん
んーそっか〜
じゃあ、翔に教えていくね、一惺が加入した時の話!
これは6年前の話。
組織を結成して半年程経過して徐々に資金も人材管理も安定してきた頃の出来事。
首領さん
うーむ…戦力が足りぬ!!そして、ボディーガードそろそろ付けてみようかねぇ…
それこそ…
理苑
首領さんに次ぐ強さを持ってて、かつ忠誠心を誓ってくれるかどうかや貴方の直感的行動にしっかり対応出来る人物が100年に1度現れればいいほうなのよ?
千風海
そこには本当悩みどころよねぇ…この組織にいる男性なんて元気っ子や明るいのが多いから、せめて冷静沈着な人が現れればいいわね…
千風海(ちふみ)ちゃんは魔法使いで組織の仕事とは他に森で魔法の薬屋さんを経営してるんだ!
名門魔法学校を首席で卒業した天才の称号を与えられてるよ!
薬学が得意なんだって!
彼女は実働向きではなく薬を使ってデバフとか味方の回復とかを務めるサポートのポジションだから表立って何かやる訳じゃないんだ〜
モブ組員
千風海様!!本日の新聞でございます!!
千風海
ありがとう、そんなに気を張らなくてもいいのよ?毎日ご苦労さま。あなたさえ良ければ、私たちの会話に付き合ってくれる?
モブ組員
はっ、なんなりと!
首領さん
気を張らなくても大丈夫だよぉ〜
新聞なんてあんまり読まn…
んんっ?!
人々の不審な失踪、失血死事件多発…しかもワイのとこの近くじゃん!!
気になるな〜でも、大切な隊員さんを出向かせる訳には行かないね…
理苑
何故?
首領さん
なんかね、ワイの勘がそう言ってる。一般の隊員を出向かせたらきっと大きな犠牲が生まれる。
それと、近々新しい人物が加わるよ。
理想とする忠誠心、戦闘力、対応力を持ち合わせた冷静沈着な人物がさ!!
千風海
首領さんの勘はだいたい良いもの。
神様だからそういう波長や運命でも感じるのかしらね?
モブ組員
は、はぁ…なるほど…どのような感じでその勘というのを感じ取っているのですか?
首領さん
うーんとねぇ…なんか空気がぐわっとするというか…何か大きい事が起こるとふわっとした気持ちになるっていうか…うーん!!上手に説明出来ない!!ごめんっ!!
て、来客?
誰だろー???
はーい!
???
こんにちは、その…
アポ無し訪問してしまった事を先に謝ります。
現れたのは大学生くらいの青年と中学生くらいの成長期真っ只中の少年。
訳ありな感じがしたし運命として感じ取った加入するであろう人物の近しいもしくは血縁であろう人物が現れた。
首領さん
いや〜そんな事だけで怒りませんよ!
どうぞ〜!!
お茶とお菓子用意してくれる?
モブ組員
かしこまりました!
そうして2人をまず来客用の部屋に招き入れ、話を聞く事にした。
首領さん
見た感じ2人ともまだまだ学生って見た目だけど、どうしてここに来たの?
あ!それと、名前は?
???
自己紹介が遅れてすみません、俺は八潮 蓮斗(やしお れんと)って言います。
こっちは弟の春馬(しゅんま)です。
春馬
初めまして…
15歳、高校1年です。
首領さん
初めまして、2人とも。
ワイは首領。
なんて呼んでくれてもいいよ!
とりあえず、2人が今日現れたのは…
兄の暴走を止めて欲しい、だよね?
2人
……………!!!!!!!?!?!?!
首領さん
なんで?!
って、顔してるね?
それはワイが正真正銘、神様だから!
神様ってね、読心術が使えるの。
普段は色んな声が聞こえ過ぎちゃうから制御してるけど、ここには3人だけ。
何も言われなくても心を読んで会話ができる。
お兄さんの暴走を止めて欲しいことは受け止めたよ。
詳しいことを聞かせてくれる?
蓮斗
はい、これから説明します。
まず兄含め俺らは吸血鬼なんです。
なので血液が無いと生きて行けません。
日光も致命傷とまでは行きませんが直接当たるとなると皮膚が爛れてしまいます。
首領さん
なるほど、だから夜なのね。
蓮斗
そして俺らは親に蒸発されてしまって、やむを得ず殺し屋になりました。
詳しい経緯は…
要約すると(時系列順)
親が蒸発
グレて暴走族に。
(春馬君は兄達が色んな方法で稼いだお金や残っていた財産を頼りに何とか小学校中学年を乗り切る)
1番上の兄が暴走族としての稼ぎでは春馬君のこれからの学費を賄いきれない為売春に。
売春先で殺しの師匠に拾われる。
上の兄達2人は修行、春馬君は師匠さんに面倒を見てもらいながら中学校生活を送る。
修行により1人前になった2人は各々殺し屋として大金を得るべく奔走。
何とか中学校も乗り切り、受験費用も捻出、無事春馬君は志望校に合格して教材費や学費、制服代やら何やらもしっかりと捻出。
しかし事件が起こる。
1番上の兄を庇い師匠が殉職。
師匠を本気で慕っていた1番上の兄が師匠を目の前で失った悲しみと下2人を養わなければならない責任感から精神を病み暴走。
首領さんに目をつけ首領さんが狙われている。
(イマココ)
蓮斗
それで、俺の兄さんこと一惺(いっせい)は…
貴方のことを狙ってるんです。
兄さんは柔道や空手などとナイフを組み合わせた接近戦を得意とします。
そして、兄さんの能力は…
影に溶け込んだり影に武器を仕込んだりと…
汎用性に優れたもの。
俺は後方支援で接近戦は出来るけど兄さん程強くないですし俺は兄さんに手も足も出ない。
首領さん、貴方の実力は未知数だけど…
その、兄さんを…止めてください。
春馬
僕からも、お願いします…!!
首領さん
2人の気持ち、よく伝わったよ。
ここまで来るのに相当勇気が必要だったはずだし、辛い環境の中2人ともよく耐えたね。
お疲れ様。
ワイが引き受けるよ、この依頼。
まずは2人とも休もうか。
ここに暫く身を置くといいよ。
大丈夫、ちゃんと守るから。
2人を保護室に連れて行って!!
そうして俺らは保護下に置かれることになり、もしもの時の為に幹部勢とも顔合わせをする事になった。
理苑
初めまして、私が理苑よ。
基本的に貴方たちの話し相手を任されたの。
過去の辛かったことも話してくれて大丈夫、もちろん無理して話してもらうことも要求しないからね。
事が済むまで私が一緒に居るわ。
こちらが千風海。
私の幼馴染で薬屋よ。
千風海
私も担当を任されたの。
大丈夫、危険な存在ではないわ。
とりあえず心と身体を休めるのには眠るのが1番なのよ。
安眠できる薬を調合してきたから休みなさい。
1週間後…
首領さん(アナウンス中)
全組員に告ぐ。
今日はみんなお昼に帰って。
絶対に。
詳しい事は組織内の連絡網で伝えた通り。
そういう事だから今日は特別にタイムカードを切ったらすぐに帰宅して。
死にたくないなら。
(アナウンス終了)
ふぅ…
これで大きな犠牲は免れる。
そうして夜8時になった。
蓮斗
……………(怯)
理苑
大丈夫?
顔色が悪いわ。
蓮斗
兄さんが…来る……
千風海
蓮斗さん、抱え込まないで。
2人にはこの薬を飲んでもらうわ。
大丈夫、起きたら全て終わっているわ。
私たちを信じて。
一方その頃首領さんは…
首領
来たか…遂に……
運命のご対面!!!
初めまして、ワイが組織の頭。
一惺
意外と幼いんだな。影武者…の可能性もある。
首領
これでも君の数百倍は生きてんだけどな〜
喋り方のせいで威厳ない感じよね〜
うんうん…
で?今回はなんの用?
夜の来客なんて珍しいんだけどな?
一惺
単刀直入に言う、お前を殺す。
首領
ひぇっ!!
どうして?
一惺
お前を殺さなければ、生きていけないから。
弟の為なんだよ。
必要な犠牲なんだ。
首領
長いお話は出来る空気じゃないね。
良いよ?いつでも来れば?
一惺はすぐさまスタートダッシュを切った。
首領に向かって勢いよくナイフを突き立て…
分厚い月刊コミックによって防がれる。
首領
やべ、勢い余って某コミックでガードしてもうた…
一惺
もう一本あげるぜ。
首領
っ!!
首を傾げて躱す。一惺は首領さんを蹴飛ばそうと首領さん目掛けて回し蹴りを入れるが見事に躱される。
一惺の視点では首領さんはテレポートしたかのように映る。首領さんの避けた先に視認のしにくい透明なナイフが飛んできていた。
それを首領さんは下に蹴り落としてそのナイフをじっと見つめてこう言う。
首領
ナイフが得意なの?それとも自分の趣味?
君は視認が難しいガラスで出来たクリスタルナイフってのを使うみたいだけどさ…綺麗だね!それとこのナイフ毒を塗ってるでしょ。本当にワイの命を取りに来てるね。
一惺
気に入ったか?なら沢山くれてやる。
一惺は高く飛び上がり無数のナイフを投げつけた。
ナイフの精度はとても高くかつ、透明で視認もしにくい。それと毒を塗ったものとそう出ないもの混じえて投げている為、作者は基本丁寧に全て避けるかそこら辺にあった棒で防ぐ事に専念する。
首領
上から透明ナイフが降ってくるなんてスリリングだね!
君の能力の使い方って…影から後ろを取ったか!!
危ない危ない!!
一惺
ここで頸椎を折って終わりかと思ったがナイフをことごく躱すことを踏まえれば簡単な相手では無いみたいだな。
首領
じゃあ、今度はこっちのターン!
最近運動不足気味だったから自分の動きが鈍く感じるわぁ〜こんなんでダイジョブかしら。
そう言って作者は無数の色とりどりな弾幕を放つ。
作者は一惺を殺すまでは行かなくとも返り討ちにさせる為の頭はあるらしい。
その弾幕は美しく目を見張る物だ。
一惺は作者のやる気があるのかないのか分からない対応に苛立ちを覚えた。
しかし弾幕が横切った瞬間一惺の顔には焼けるような痛みが走る。
一惺
…っ!!!太陽の光…お前、光を扱う能力か?
首領さん
ん〜半分正解、半分不正解かな。
手の内は明かさないのが基本!
でも、流石は吸血鬼。回復力がえげつないね!!さっきの傷もすぐ治ってる!
首領さんの言動からこっちは殺す気で来ているのに向こうはそれ相応の対応をしてこないことに怒りを覚えた一惺。
感情のまま無数のナイフを投げつけた。
そのナイフの数本は作者に突き刺さる。
首領
いったぁ…感情のままナイフを投げたから毒を塗り忘れたでしょ?
そう言って作者は刺さったナイフを抜いて一惺に投げ返す。
一惺
技術を磨くために暫く修行した。
首領
そうなんだってえええええ!!!!!!
首領さんの目の前には無数のナイフがあった。全て毒を塗った状態で。
いよいよ首領さんも能力を良い感じに使わねばならない。
首領さんは次元を開ける結界を展開しナイフを全て受け切った。
首領
あっぶなぁァァ!!!!!
話してる途中でしょうよ!!!
めっちゃ余所見してたわ!
一惺
これなら殺れると思ったが…そろそろこのイタチごっこも飽きてきた。直接勝負と行くか?
首領
手入れの行き届いだ刃物だね!
世界に2つと無い特注品かな?
一惺
詳しいんだな。
首領
直接勝負?
わかった、大歓迎だよ!
一惺
槍?
ッ…ある程度リスクはあるが最悪投げナイフで間合いの外から攻撃すれば脅威ではない。
直接攻撃は暫く続いて、首領さんの神としての力に少しづつ劣勢になり始める一惺。
首領
ねぇ、このまま戦っても埒が明かないよ。
それに、君はなにか大切なものを失って今ある守るべきものも見失って迷子になってる。
一惺
何が言いたい?
首領
大切なものを守る為に、組織に入ってよ。
それに君は、誰かを引っ張るよりある程度一人でいた方が良い。
それに、お互いがお互いを必要としているはずだよ。
一惺
なんだよ…
俺の何が分かるんだよ…!!
大切な人を奪われた悲しみが…
お前は神なんだろ?!
神なら…神様ならなんで俺にこんな苦しい出来事ばかり体験させるんだよ!!
首領
それは…
君の魂の修行の為…かな。
一惺
なんなんだよ…
この世に神様なんて…!!
ガハッ…ゲホッ…え?
目の前の敵は動いていないのに俺の鳩尾には深々と槍が刺さっていた。
痛い…痛い…!
一惺
ゲホッゴハッ…再生が…!!
俺は、まだ…
しねな、い…!!
首領
大丈夫、君は死なないよ。
でも、1回休もうか。
無理し過ぎ。
薄れゆく意識に抵抗出来ず、俺の目の前は真っ暗になった。
???
…い、…っせい…一惺!!!!
そろそろ起きて!
一惺
はっ…!!!!
師匠?!
何故ここに?!
俺は…もしかして死んじゃったんですか?!
師匠
まぁまぁ、まずは落ち着いて。
一惺、君は死んでいない。
そしてここは生と死の狭間の世界でもない、一惺の心の中の世界。
そして私が君の意識の中に居られる時間は有限であることを心に留めて欲しい。
一惺
どうして…!!
師匠
綺麗な金色の髪をした神様に、ここへ連れて来てもらったのさ。
最期のお別れも言えないまま君を残して逝ってしまったのが未練でね。
そして私は今、大勢の人の命を奪った罪で地獄でその罪を償っている。
神様はちゃんと居るんだよ、一惺。
私はこうして愛弟子に会いこられたからね。
さてさて…
一惺が気になる事や、抱えていた物を全て吐き出しなさい。
自分の心をコントロールするのも修行の一環として仕込んだだろう?
全く…
一惺
すみません、師匠…
俺、まだまだ修行不足です…
師匠
良いんだよ、一惺。
感情の制御は難しいから。
沢山修行を積めば身につくさ。
ただ、いつでも神経を研ぎ澄ませなさいと教えを仕込んだのは私だからね。
戦闘面に関しては何も文句は無い、寧ろ私以上に強くなってくれた事が嬉しいよ。
一惺
師匠、その…
ごめんなさい、勝つと決めたら勝てって言われたのに…
師匠
もうっ、そこからかい?
よく聞いて。
さっき君が戦っていたのは本物の神様だよ。
本気を全く出していないし、道端にいる猫と戯れるのと変わらない感覚で君を相手取っているようだった。
そして君が戦っていた神様は、私をここに連れてきてくれた神様さ。
信じられない話だろうけど聞いておくれ。
一惺
はい、師匠…
師匠
まず、地獄にあの神様が現れて、地獄の監督責任のある神様に交渉していたんだ。
まさか私目的とは思ってなかったから驚いたよ。
地獄の神様が外出を許可するって言ってあの神様に私を受け渡したものだから理解が追いつかなくてね。
ここに来るまでに丁寧に説明してくれたのさ。
一惺が私が原因で他の人を狙っていること。
それを止めるために私が必要だということ。
裏社会では一般人を巻き込まない事が1番重要な掟、そして裏社会に生きる人間達の暗黙のルールだ。
君の精神状態であれば、いずれ一般人を巻き込みかねないことを判断した私はその神様にここへ連れて来てもらったのさ。
一惺
………
師匠
君はまだまだ若い青年だ。
本来この世界に入らなければ、学生として人生を謳歌して、そこそこいい企業に就職して…
結婚して幸せになる。
私も気になっていたんだ。
愛弟子がこの世界に入って後悔していないか。
私も師匠として君の親として心配していた事が多々あるのさ。
そんなことは置いといて、言いたいことがあってきたのさ。
一惺
はい、師匠。
師匠
そんなにかしこまらないでおくれ、言いにくいじゃないか。
もう私の事で後悔して苦しまなくていい、自分の道をしっかり歩きなさい。
弟達だって日々成長しているんだ、少しくらい手を離して見守るのに徹したって大丈夫。
勿論道を外しそうな時は正してあげるんだよ。
大丈夫だよ、一惺。
そろそろ目覚める時間だ。
私は愛弟子にまた会えるように、その時まで罪を償い続けてくるよ。
一惺
はい、師匠…!!!!
そうして俺は目を覚ました。
久しぶりの白くて寝心地の良いベッド。
首領
お、お目覚めかな〜?
おはよ〜!
りんご食べるー?
一惺
え、ああ…
いただきます…?
てか、え?髪が…
首領
あー血でベトベトだったし洗うのも面倒だから良い感じに切り落としたで。
どう?
スッキリしたんちゃう?
だいぶ伸びてたし髪の毛をだいぶすいたから頭が軽くなったはずだよ。
一惺
なんでそこまで…
首領
ズバリ、組織に入ってワイの護衛になってもらうこと!!
一惺
は…????
一瞬自分の耳を疑った。
聴覚には自信があるんだけどな…
首領
そのままの意味!
組織入ってワイのこと守って!
一惺
いやいや、俺なんかに守ってもらわなくたって十分強いだろ、神様なんだから。
首領
神様っていってもそう簡単に力は引き出したくないの、裏社会なんて情報回るのちょー速いんだから!!
裏社会に生きるプロのアサシン、一惺ならわかるでしょ、裏社会の情報の速さ!
それに、君の才能を見込んで勧誘してるし勝者の言うことは黙って聞く!
それが筋でしょ?
一惺
うぐっ…
それは一理ある…
わかった、組織に入る。
そうしてなんだかんだであっという間に4年が経ち、今に至る。
首領さんの番犬の誕生って訳だ。
フリーで殺し屋してた時より格段に生活の質が上がったし組織の資金で懐事情がだいぶ潤ったので、心に余裕ができて弟達を見守る事に徹したら自分の好きなことにある程度熱中することができている。
蓮斗
兄さん…だいぶ柔らかくなったよな。
色々と。
一惺
んー?
それってどういう?
蓮斗
兄さん甘い物の食べすぎで最近顔が丸くなったような…
あ、これはその、健康的になったって意味で別に太ったとかそういう意味じゃ…!!
一惺
はいはい、俺の心配してくれてるんだな。
ありがと。
まぁ、こんな甘いものばっか食べてたら糖尿病にでもなりそうだわな。
蓮斗
いや、俺らあくまで吸血鬼だから癌とか糖尿病とかいう概念無いだろ。
一惺
鋭いツッコミだなおい。
ま、俺の心配事は綺麗さっぱり無くなったって事で。
春馬も希望してた難関大学に進めたし、学費も問題無いし。
ん?首領から電話…
首領
予約必須のパフェ専門店の予約取れちゃった!!一緒に行かないっ?!?!
予約ひと枠につき付き添い1人可だから!
一惺
行く。
蓮斗
すっげぇ食い気味(笑)
しかも即答(笑)
兄さんが幸せそうでよかった。