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夕暮…東雲色 かけてきてますねなまちょこ氏…!
わぁぁ?! めっちゃいい!!! 神…!!!!
18日目
もう、全部受け止めるから、
また、曲を作るから、
呪いは解けなくていいから、
許さなくていいから、
だから、どうか……
……また、ニーゴで活動させて欲しい
奏
コンコンと軽くノックをする。
優しくドアを開ける。
緊張しすぎて固まりそうになる脚を動かして、病室に入る。
「……奏…、?」
少し驚き、納得した表情になる貴方は「そこ、座っていいよ」と声を掛けてくれる。
『ありがとう…じゃ、じゃあ…』
椅子に座り、貴方と向き合う。
『……その、今までごめんなさい』
頭を下げ、泣きそうになるのを我慢しながら床を見つめる。
「だ、大丈夫だって…!」
貴方は「顔上げてってば!」と焦りながら言う。
『…でも私、まふゆも瑞希も突き落として…みんなを突き放して…、最低な事しかしてない、、 』
『なのに、どうしてみんな許すのかな……』
今にも消え入りそうなぐらいの声量で想いを話す。
「…それは、皆奏の事を信じてるから……じゃないかな」
『え…、?』
「……じゃあ奏は、私がまふゆや瑞希を突き落としたり突き放したりしたらどう思う?」
『えっと……確かに悪い事だけど、許す…かも、、?』
「でしょ?だから皆も同じなのよ」
「もちろん私も怒ってなんかないし」
絵名はニコッと優しく微笑み、私の手を取る
「……だからまた…ニーゴとして活動しよう?」
『……!』
その瞬間目から涙が溢れ出す。
我慢できなくて、私には合わない程貰う優しさ、幸せでいっぱいいっぱいで…。
「はい、ハンカチ」
『あり、がと…、!』
絵名はソッと私の背中を優しく撫でる。
「……ニーゴは1人でも欠けたらダメだから、」
『…そう、だね……ありがとう、絵名…!』
また涙が頬を伝う。
1人でも欠けちゃダメ、か…。
私も必要とされてるみたいで嬉しい…な。
窓から差し込むのはトワイ。
暖かくて、優しくて…まだ、浸っていたかった。
これからどんなに苦しい事や辛い事があっても、ニーゴの皆となら…乗り越えていける、って思ったんだ。
『……ありがとう、皆 』