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地雷さんさようなら✨️
前回の若井の回想から始まります 。
前回を見ていない方は前回から見る事をお勧め致します。
若井side.
_回想_
高校生になって、元貴から言われた 。
m「俺と一緒にバンドしない ?」
ドキッとした 。何故だか分からない 。
俺が元貴の作った曲を引けるのだろうか 。
俺はギターを趣味程度でしているが、
追いつけるのだろうか 。
俺が少し硬直していると、また元貴が俺に声を掛ける 。
m「俺は本気で言ってる 。」
目が、トーンが、オーラが、物語っていた 。
元貴はマジだ 。
w「… 。考えさせて欲しい 。」
俺は思わずそう言っていた 。
m「分かった 。返事、1週間後には頂戴 。」
元貴なりの優しさだった 。
もし、俺以外のメンバーがもう全員決まっているなら、ここで断るのは元貴にも、元貴のメンバーにも迷惑だ 。ただ、そんな理由で入っていいのだろうか 。
俺はそんなことを1週間ずっと考えていた 。
何故だか俺は、ここで人生が別れると感じていた。俺は高校生になって、親に締め出された。
俺はもう可愛くなんかないからだ 。そこからは、ずっと元貴の家に泊まらせてもらってい
る 。
m「返事は ?」
とうとうこの日が来た 。
俺の答えは決まっていた 。
w「一緒にバンド、しよう 。 」
元貴の顔がぱあっと明るくなった 。
抱き合った 。俺は、1番聞きたい事を聞いた。
w「メンバーって、もう決まってるの ?」
元貴は気まずそうにした 。
m「… 。それが…決まってないんだよね…」
決まってないんかい!と思わずツッコミそうになったが、まだ続きがありそうなので、聞き逃さないようにする 。
m「で、でも、2人は保留って言われて…」
w「その2人の役は ?」
m「ベースとドラム 。」
元貴の顔があまり良くないので、多分この2人は断るんだろう 。そうすると、道のりは長くなるので、俺はゆっくりギターを練習できると思った 。思っていたのに 。その2日後に、元貴が爆弾発言をした 。
m「若井!若井!!若井!!!」
w「どしたの元貴」
m「メンバー、決まった…!」
w「…は?!」
5話end.