テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
さあさあノートにまとめた三つ子の翡翠、さんご、こはくだったが、面倒くさがりなのでとりあえず餌を少し与えることにしました。餌は、ヤギミルクとヤギミルクにつけたちぎったパン。ほんとはパンはあまりよくないのだがこれしかなかったのであげたのだ。両親の協力もえて、合計10個の捕獲器をかり、餌代があるからと三つ子で一つの捕獲器を買ってもらえた。それを広い家の敷地に設置し、三つ子と両親が家の中から見回ってかかってないかチェックした。餌は買ってきた固形のドライフードや、減塩かつお節、ヤギミルクなど様々な餌を捕獲器の中に入れていた。捕獲器は、猫が入ると重さでドアが閉まります。
「ひすい!さんご!いるよ!捕獲器!」こはくが翌日、叫んだ!「ちょっと、こはく。静かにしなさいって」ひすいが軽くいさめた。「どこどこ?」「あそこ。ほら、家の庭のはじっこ!」こはくが言った通り庭の端にしかけた捕獲器に一匹のキジトラ猫が入っていた。かけた毛布の隙間から妖しげな黄色の目を覗かせていた。お父さんが捕獲器を回収しに行っている間、三つ子たちは家を整理していた。父の愛犬、13歳の雑種のオス、クロを父の部屋のサークルへ入れ、母の愛犬、14歳のウェルッシュコーギーペンブロークのオス、トッピーを母の部屋のサークルへ入れたり、自分たちの愛犬をサークルへ入れたりとしました。
お父さんが捕獲器を持って帰ってきました。しかし、持っている捕獲器が2つです。「え?2つ?」「そうだよ。2つかかってたんだ」
お父さんは動物病院へ猫を運びました。
6分後、お父さんは帰ってきました。「え?避妊去勢手術してきた?」三つ子は驚いてききました。避妊去勢手術とは猫が妊娠したりしないようにする手術のことです。「もちろん。ワクチンも水分栄養補給注射も、なんなら、マイクロチップも爪切りや目や耳や体のケアまでしてくれた。」「手術早すぎない?」ひすいたちは開いた口がふさがらないのでした。
コメント
9件
手術早いな