テラーノベル
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――イーストブルー、フーシャ村。
「行ってきまーす!」
元気に駆け出す麦わら帽子の少年。その姿を、誰もが自然に見送った。
彼はいつものように魚を釣りに出かけ、いつものように崖から飛び降り、いつものように木の上で昼寝をした。
「ルフィ!また危ないことしてるの?」
マキノが笑いながら手を振る。ルフィは木の上から手を振り返す。
でも――そこにいた“ルフィ”は、本当は存在していない。
彼はもうこの世にはいなかった。
シャンクスがフーシャ村を訪れたのは、ルフィが亡くなった二年後のことだった。
嵐の夜、山賊(ダダンたちとはまた別の山賊)に追われ、滑った崖の下――ちいさな命は、静かに終わりを迎えた。
それでも、彼の「夢」は消えなかった。
「海賊王になる!」
その強すぎる想いが、魂を幽霊としてこの世に縛りつけた。
色々おかしいところありすぎて泣ける…泣
もし良ければいいねください 泣
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