マサキが寝て5時間がたった。
マサキ「むにゃ〜…ネムネム。」
さき「お兄ちゃん起きたのね」
マサキ「母さんと父さんとかは?」
さき「さっき父さんが戦争に行くのを、お見送りしにいったてさ
この時、マサキは父が戦争にもう行ったことを聞かされた。
マサキ「さき、ちょっと出かけてくる」
そう言うと、マサキは父と母を追いかけた
少し走ると、前に母と父の後ろ姿を発見した。
すぐさま父と母に駆け寄った。
マサキ「父さん!ダメだよ!戦争なんて行ったら….父さんが、、、死んじゃうよぉぉお!」
父「マサキ、父さんが戦争に行かないと皆んなが死んじゃうんだ。」
父「だからね。父さん皆んなのために、家族のために戦争にいって戦ってくる。」
マサキ「そんなの、そんなの、誰も望んでいないよ!」
父「駄目だ。もう行かなきゃ」
マサキ「泣」
父はマサキをぎゅっと抱きしめた。
父「マサキ。かっこいい大人になるんだぞ。」
マサキ「….うん….」
泣きながら返事をするマサキ
父「母さんに迷惑かけるなよ」
マサキ「..うん….」
父「家族、、。任せたぞ」
マサキ「うん….」
そう言うと、父は振り返り歩いていった。
母とマサキは家の方へと帰っていった。
マサキ「ただいま〜」
さき「おかえり〜」
ばあちゃん「おかえり」
マサキは元気よく「ただいま」を言った。
少し気持ちが楽になった気がした
その夜、夕飯を食べて一息をつき始めた頃それは突然なった。….空襲だ。
プゥ〜〜〜ン プゥーーーーン
夜の空にこだました。
マサキ「母さん!さき!ばあちゃん!空襲だよ!逃げよ!」
マサキは家族と家を出ようとした。そのとき、
ガッッシャン!
家が燃え始め、家の柱が崩れてきた。
ばあちゃん「…んぅぅぅ!!!」
崩れてきた柱がばあちゃんを下敷きにした。
ばあちゃん「、、うぅぅぅ!!!」
ばあちゃんの力では全然動かない
母「おばあちゃん!」
さき「おばあちゃん!!」
マサキ「ばあちゃん!」
マサキはばあちゃんに乗っている柱を動かそうとした。が、動かない
母「マサキ!逃げなきゃ!」
さき「お兄ちゃぁぁぁぁぁあん!!」
すると、
ばあちゃん「マサキ、、私を置いて逃げなさい」
マサキ「そんなこと、できないよ!ばあちゃん一緒に逃げよ」
ばあちゃん「マサキ。あんたは、いい男になるよ」
ばあちゃん「もうすぐ家が完全に崩れる。それまでに逃げなさい」
ばあちゃん「早く!逃げて!」
マサキ「…..。くそぉぉぉお」
マサキは柱を動かすのを辞めてその場から離れた。その時だ。
ガッッシャン!
屋根がばあちゃんの頭上に落ちてきた。
ばあちゃんは燃え。悲鳴をあげた
ばあちゃん「アァァァァァァァァ!!!」
ばあちゃんの苦しそうな声が背筋を凍らせた
ばあちゃんが燃え尽きたのを見ると、母とさきは道に咲くヒガンバナの花をばあちゃんの死体に供えた
つづく
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まさきくん、おばあちゃん助けろよ