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あのこと知り合ったのは大学2年の梅雨明けの6月下旬の掲示板の前だった。
俺がそこでタバコを吸っているとさっきまでゼミで一緒に授業を受けていたそのこがやってきて、一言俺の名前を呼んで飴を一つくれた。それが彼女と初めて会った場所だった。
それから大学は夏休みに入りそのこの連絡先も知らなかったので進展はなかったのだが、その夏休みはいつもより穏やかにゆっくり時が流れているようなはたまたあっという間に過ぎてしまったような2ヶ月間だった。
夏休み明けの前日の夜自宅でベットに横たわりながら天井を眺め、夏休み前に知り合ったあのこのことを考えていた。顔は可愛い小柄なこだとは覚えていた。
もしかしたら夏休み明けに進展するんじゃないかななんて淡い予感があった。