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3月
赤「病院までわざわざごめんな、」
紫「毎年のことだしw赤の見送りだしなw」
赤「俺のじゃなくて紫のだろ!」
紫「wwwじゃあ、行ってくるわw」
赤「ん、行ってら!見送りこんな格好でごめん、」
紫「いいよ別にw安心して寝てろw」
赤「このやろぉ〜!浮気とかっ!すんなよ絶対!」
紫「しねーよッッ!お前以外いいやついねーわ!w//」
赤「うっ、〜っ!///」
赤「結局、毎年桃の誕生日祝ってあげらんねーんだよな、」
紫「桃喜んでたぞ?赤ちゃんからのプレゼントッッ!ってw」
赤「wwwならよかったw」
紫「あーあ、また一年終わっちゃったのか、」
赤「……もう、目覚めても紫いないんか、」
紫「………目覚めたら電話しろ」
赤「っ!え、時間遅いし、紫疲れて……」
紫「俺が話したい……って言ったらしてくれる?w」
赤「っ!////お前ずるいッッ!///」
紫「しらねっw」
紫「眠い?」
赤「……ん、……もう寝るな、これ、」
紫「じゃあそろそろバイバイだな」
赤「……紫」
紫「ん?」
赤「帰ってきたら、俺のこと、抱きしめて欲しい」
紫「ん、いいよ」
赤「ただいまってッッ、優しい声で言って欲しい」
紫「わかった」
赤「………ッッ、ポロポロ、離れたくッッ、ないッッ、」
紫「……俺も、」ギュゥ
赤「紫の腕の中、暖かい、ポロポロw」
紫「………」
赤「………帰ってきたら、俺にキスしてくれる?」
紫「止めらんなくなりそう」
赤「っ、wいいよw”約束”ね?」
紫「ん、”約束”な、」
赤「じゃあ………もうそろそろ、」
紫「っ、………」
赤「紫、今年楽しかった、……ありがと、」
紫「ん、」
赤「行ってらっしゃい」
紫「行ってきます」
3月1日 0:00
紫「ポロポロ、」
「赤、大好きだよ、」
「また、4年後に____」
????年5月
「ん”んんっ、めっちゃ久しぶりな日本だなw」
日差しは暑く、眩しく俺を照らす。まるで何かのパーティーのスポットライトように。
スーツケースを転がしながら空港を出るとすぐに見つかる。
久しぶりに見る彼女。少し身長は伸びているものの俺には縮んで見える。
「向こうで結構伸びたしなぁ、」
近づくと、音に気付いたのか、後ろを振り向き途端に涙を流し、微笑みながら駆け寄ってくる。
赤「紫っ!会いたかったッッ!ポロポロ」
ギュゥッッ
紫「赤、ただいまニコッ」
あの時交わした君との約束。
ちゃんと果たしにきたよ。
まだ少し春の匂いがするのに変わって夏が近づいている。
これから、君と一緒に過ごせることが嬉しくて、幸せで。
あなたに会って、あなたを好きになって。
どんなこともあなたがいるだけで。
楽しいことに変わっていく。
たくさんの思い出の中、たくさんの言葉の中にはいつもきっと、想いがある。
その人の、相手に伝えたいと願う想いが。
これは、少年達が恋をして、1年間の中での大切な想いを打ち明ける。
紫「約束のキスは帰ってからなw」
赤「っ!恥ずかしいこと言うなバカっ!///」
紫「”結婚式”いつあげる?w」
赤「ッッ⁉︎ッッ〜っ!!///うるさいっ!///」
そんな、初々しい春眠の約束を交わすお話。
春眠の約束 ___完___.
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