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[神城……苦し……!]
[胸ぐらで苦しいのか?なら、次は首を掴んでやるよ]
僕は神城に首を絞められた。
[かはっ……!]
[おおー苦しんでるな?あ、喋れないかw]
意識がとびそうになる。苦しい。苦しい。苦しい!
[ふん、弱い奴]
神城は僕をはなした。
急に離されたから、机の角にぶつかってしまった。
[がっ…げほっげほっ…!]
神城は何事もなかっさように、教室を去っていった。
僕はこれで体力を消耗して、その場からしばらく動けなくなった。
なぜ、僕は神城に死ねなんて言われたんだろう。
何で僕が死なないといけないんだ。
[ね、ひどい顔してるけど、どうしたの?]
知らない声が耳に聞こえてきた。
女子の声。
[ちょっと、な……]
[神城君に殺されそうになったんだね]
僕は何も言っていないのに。
[……みてたのか?]
[ごめんね。通りがかった時にさ]
[そうか……]
[神城君には、これからも気をつけて]
[え、気を付けろって……]
僕が言う間もなく、その女子は跡形もなく消えていた。
[なんだったんだ……?]