小説書く。
・ 蘭春
・生徒×教師
・蘭(15) 竜(15) 春(27)
・ノベル初心者
どーぞ。
春side
「誰?アイドル?」
ツインテールのJKが写ったこいつのスマホをみながら問いかける。
「や、違う。」
「こーゆうのなんて言うんだろ。今ネットで有名になってる一般人。」
気づかないこいつに合わせてみる。
「へー、こんな感じの子が好きなんだ」
「まぁ、……好き。」
「授業中も見ちゃうくらい?」
「……!!」
「ゲッ、先生ぇ………」
「自習はスマホいじっていい時間じゃねぇぞ。灰谷。」
蘭「……うっざ。てかその呼び方やめてって言ってるじゃーん。」
竜「そーそー。どっちかわかんないし。」
春「………授業中は敬語を使いなさい。」
蘭「名前呼ぶの恥ずかしーのーー?笑」
四六時中、
手のひらにインターネット。
「それでさー見てよコレ」
「えーーやばーーー。」
「えぐww」
蘭「あ、春ちゃーん♡そろそろインスタのアカウント教えてよーー♡」
そう言って俺の方に近ずいてくる。
めんどくせぇ。
春「やってねぇよ。いい加減その変な呼び方辞めろ。」
蘭「春ちゃんっての?えー、可愛いし授業中じゃないしいーじゃーん♡」
蘭「てかインスタやってねぇの?」
春「あーー、うん。」
なんかもう慣れてきちまった。
蘭「えー、嘘だーー。そんなんじゃ友達とコミュニケーションとれなくなーい?♡」
「えーーw凄ぉww」
「よなぁ!?w」
インターネット、
インターネット、
インターネット。
蘭「えーじゃあLINEのID教えてー♡」
それが当たり前の時代。
人によって使い道も依存度も違う。
だからきっとここにいる生徒の人数分ネットへの向き合い方が存在するのだろう。
蘭「あ、ちょ、先生ーー!」
やっとあいつから離れられた。
「三途先生、前に言ってた資料ーーー」
「あーここです。すんません。」
とはいえここ、職員室に来たなら何かしないとな。
三途春千夜 27歳。
学生時代からSNSが日常に溶け込み始めた、
そして世代が近い俺にとってのそれはーーー
そんなことを考えながらさっき蘭が見ていた女の子の写真を開く。
ー回想シーンー
「三途かわいーww」
「マジで女みてぇーーwww」
「どーみても女だろwwてかそのカッコで煙草吸うなww」
春「あ”?……これで男釣れたら焼肉奢りな。」
「へいへいww」
それはーーーーーー
自分が生んだ黒歴史を消すことが出来ない場所ーーー…
いつも忘れた頃に見かけるんだよなぁ…………
もう5年も前なのに………
5年前、素性を隠せるSNSで女装だとバレずに何人男を釣れるか
そんな遊びがキッカケでネット上に自分の女装写真を投稿するようになった。
危なくなったり飽きが来たらアカウントを消せば完結。
そう思っていたが当時はそこそこ人気を博してしまったこともあり
今でも俺の女装写真はネットの海を漂っている。
でも今有名ということは誰かが俺の写真をーーー…。
自業自得とはいえ、自分の生徒の、しかも大嫌いな奴の目に留まる日が来るなんて考えもしなかった………
しかもあいつ好きって言ってたな…………
現代中学生が見てもイケるってことはクオリティ結構高いんだな。
…………制服とウィッグ何処やったっけ。
はっ、何画像保存してんだよ俺ーー!?
こーゆーのは教師になってからもうしないって誓っただろ?!?
「……三途先生」
「っ、あ、山田先生!」
「お取り込み中すみません。修正テープありがとうございました。」
「ここ置いとき、」
山田先生が喋るのを辞めたと思ったら山田先生の目には俺(JKコス)が写っていた。
「も、もーwそういうのはお家で見ましょうね♥」
「!!」
「山田先生ーー!」
「あ、はーい!!」
消えたい…………
さっき一瞬当時の遊び心が蘇ってしまった。
でも今俺は教師で
寧ろ生徒が同じ道を辿らぬように指導をしていく立場だ。
「三途せんせーい。ここわかりません。」
生活に支障はないし気にさえしなければ済む話。
「ここはねーーー」
ただ、俺の写真をSNSで使ってるヤツが居るってのはちょっと居心地がわりぃな……。
蘭side
あーあ、行っちゃった。
反応可愛ったなー♡
怒ってたりちょっと照れてたり♡
そう考えながらさっき見ていた写真を開く。
あーやっぱ、大好き。
てかバレてねぇと思ってんのかな。
どーだったかな。
短くてごめんね。
感想&アドバイス 待ってます♡
続き→♥3000
おつあい。
コメント
84件
蘭ちゃんかんよくね?怖いんだがっ!?
蘭ちゃん気づいてたの!?てか、性癖にぶっ刺さったから1回死んでくる。
やばい、ストーリーが好きすぎるほんと。いやまじで好きだわ、続き待ってるね💞