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【汝よ、代償を払え】
代償、そういや考えてなかったな
「何、が…あるの…?」
「僕の…、身体からは……何を得れる…」
「好きな所を…なんでも良いから、持ってって…」
僕は別に兄さんを助けられればどうでもいい
僕の身体は別に良いんだ。
兄さんを見れる目も、
兄さんの声を聞ける耳も、
可愛いと褒めてくれた顔も、
一緒に駆けた足も、学びに励んだ腕も…
もう良いのだ。
さぁ…妖精様は何が欲しい、
【では、白い子には右腕と左目、黒い子には左腕と右目、そしてどちら共の精を貰おう】
!
まって…聞いてないよ、兄さんと僕の目…?それに腕も…?!
嘘、嘘、…待って、!待って!
「ゲホッ…ゴホッ…ガハッガハッ……、ん”ぐ、ッ…」
【我は貴様らの中で死ぬまで生き続ける。無論、死ねればの話だがな。さぁ…蘇生の呪いは、いずれ祝福と化すだろう。では、】
そう言うと精霊と妖精は消えていった。
同時に、僕の意識は消えた
「あ”ぅ…」