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風の噂で
君が ある先輩に告白するって聞いた
それ聞いたとき
めっちゃ悲しくなったよ
わかってたけど
「ふざけんな」「俺にしとけよ」って
めっちゃ思ったんだからな。
その数日後
君は放課後 教室で1人泣いていた
気付いたら 俺は君を抱きしめていた
強く…強く 君を離さないと、離したくないと思いながら
「あの時の返事 まだなんだけどなぁ」
そんな事を言いながら、
抱きしめていた力を弱めていった
「俺さ キモいって思うかもだけど
君を好きになってから どんなときも君だけを想ってきたよ」
「嘘だ!そんな事思ってない!想うわけがない!
別に…別に顔が良いって訳でも
勉強とか スポーツとかが得意って訳でもない 」
「 …何の取り柄もない私を
好きになる人なんか……いるわけないじゃん」
「お前さぁ。 まじでバカなのなw 俺、1回お前に告ったよね? 」
「今さ『私を好きになる人なんかいるわけない』って言ったよな?
ここにいるじゃん。 お前の…君の事が誰よりも好きで、
好きで、好きで仕方ないやつ」
「俺なら君の事泣かせたりなんかしないし
ずっと君のそばにいるよ? 」
「だからさ。俺のそばに来て笑ってみせてよ。
君の笑顔は、俺が守るから」
「ね?」
「ほんと?うそじゃない?」
涙を流しながら そう言う震えた声の君
まだ不安なのかな? 信じてくれてないのかな?
ってそう思ったから
俺は、もう一度 優しく静かに抱きしめて ささやいた
「好きだよ」
二人きりの放課後
君の微かな泣き声と、チャイムの音が響き渡る校舎
夕日が差し込む教室で
君の頬を流れる涙を拭い
静かに君にキスをした
まだ 少し暑さが残る
9月中旬の事だった
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