テラーノベル
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ttn「………ん~ッ、(伸」
午後0時30分。
昼休憩を取ろうと
ttnは席を立つ。
jpp「……あれ、ttn昼休憩?」
ttn「おん。jppも、ちょっとは休まんの?」
jpp「……心配してくれるのは嬉しいけど、まだ残ってるしさ。」
jppは、会社内ではかなり優秀な方で
色んな人から、仕事を頼まれる。
昼は、いつもttn一人で
jppは仕事に専念。
少し、寂しくなるような
だからか、ttnは
平日の昼休憩が嫌い。
ーーーーー
ttn「……………(席座」
コンビニでさっと買った
おにぎりと緑茶。
休憩室の空いている席に座り
軽食を取る。
mb「______!」
休憩室は賑やかで
隣の席に座っている、若い女性社員達の会話が
何故か、ttnの耳に
しっかりと入ってきた。
mb「でさ、その「Bar - poppy」ってお店の店長さんが!」
mb「え、そんなに魅力的なの? 」
mb「もうほんとに!!」
mb「一回会ってみて欲しいくらい!」
mb「へぇ~……」
ttn「………………」
barなんて、滅多に行かないのに
jppが居るのに
ttnは、その人に
逢ってみたくなった。
ーーーーー
ttn「……はぁ………」
ttnは、一通り今日の分の仕事が終わり
帰宅しようと、パソコンを閉じる。
横を見ても、ただキーボードを打ち続けるjppの
忙しそうでも無く、楽しそうでも無い
目を細めた横顔が、視界に入るだけ。
ttn「………なぁ、jpp、俺、もう帰るんやけど……」
jpp「……あー、もうそんな時間か。」
jpp「ごめん、今日は終わりそうにないから、先帰ってて。」
ttn「分かった………、」
いつもは一緒に帰るのに
いつもはもっと甘いのに
今日だけか、それとも
飽きられたのか。
ttn「……お疲れ様でしたー……」
mb「お疲れ様ー」
他の同僚達の声が聞こえても
jppの声は聞こえなくて。
ーーーーー
それにしても、jppが居ないとなると
いつもの夜は延期される。
そこで、ttnは
今日の昼のことを思い出した。
あの時、無性に逢いたい欲が沸いてきたこと。
jppという存在が遠ざかりそうな今
穴埋めをしないと落ち着かないこと。
それらすべてを、駄目だと分かった上で
ttnは、試しに……いや、心の奥で、何かを砕いて
barに向かおうと、重い足を動かした。
足に絡まるいばらや紐を
無視してまでも。
コメント
3件
やっぱり語彙力やら何やらさ、 神レベルに天才って感じ😖💖 哀狠ちゃんってどうやって題名 決めてるか⋯めっちゃ惹かれる、