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無機質な部屋に、煩くうるさくスマホの呼出音が響いた。画面を見てみると、玲王からの着信だった。玲王は俺が既読早いのを知っているから、電話なんて滅多にかけてこないはず。

なんとなく嫌な予感がしている心を無視して、電話に出た。

「、もしもし?」

「凪、誠志郎様でしょうか。」

電話の向こうから聞こえてきたのは、玲王の声ではなく婆やさんの声だった。

「はい、凪ですけど、、」

「取り乱さず、よくお聞きください。」

その言葉を聞き、俺は自分の心臓が音を立てて大きく鳴り出したのを感じた。呼吸が乱れ始め、きをその先を聞きたくない、と婆やさんの声を拒んでいる。でも、人の話は聞かなくちゃ。玲王も言ってたもんね、どんな事があっても、話だけは聞くんだぞって。

「玲王坊っちゃまがお亡くなりになられたので、その訃報と葬儀の御案内です。」

あぁ、当たってしまった。聞いてしまった。嫌な予感が、的中してしまった。急に目の前が真っ暗になって、スマホを落としたことにも気がつけなかった。脳が必死に状況を理解しようとぐるぐる回り始めた。

婆やさんの話によると、葬儀は明日に執り行われるらしい。嫌だ、行きたくない。れおは生きているはずだ。きっと。きっと大丈夫。婆やさんは冗談なんて言うタチじゃないと分かりながら、震える手でスマホのアラームを設定した。そのまま俺は、死んだように眠った。

君の為ならなんとでも

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