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るん
お日様と一緒に日向ぼっこ。
「ゆあんくんはいつもお日様の匂いがするよね」
「はぁ…?」
そう言われたのはじゃぱぱに誘われ、ザウルス寮のテラスで腰をかけていたとき。
自分の匂いなんて気にしたことがないし、匂おうと思っても無理なものだ。
「お日様ってどんな?」
「温かい感じ」
「わかんねぇよ(笑」
じゃぱぱ曰く俺はお日様の匂いがするらしく、俺の方に顔をぐりぐりと押し付けてきた。
空は雲ひとつなく、澄んでいる。
「そろそろ重い」
「もうちょっと」
「重いって…ていうか、それ俺の匂いじゃなくて柔軟剤じゃないの?」
「いや、そういうのじゃなくてなんて言うんだろう。…よく分からない」
俺の方がわかんねえよ、と思いながらも2人してこう話す機会は久しぶりだった。
昔は2人してアホみたいにゲームしてたけど最近は有難いことにからぴちが大きくなっていくと同時に活動範囲も広がり、仕事量も増えた。
互いにこうしてラフに話すのはいつぶりだっけ?
じゃぱぱが顔を上げて自分の前髪を整えた。
「うん、やっぱ日向ぼっこすんのはゆあんくんが1番」
「なんだよそれ」
「だって、お日様の匂いがするから!」
どんな匂いなんだろうかと聞けば、ポカポカして温かい。
そんな匂い…らしい。
「ゆあんくん?」
「…俺はお前と居るといつも日向ぼっこしてるみたい」
「変なの、よく分からないや」
「お前には言われたくないんだけど?」
ある意味似たもの同士、なのだろうか?
俺とじゃぱぱはそんな言うほど共通点なんてなかったしあると言えばゲームくらい。
それでも、約10年もこうして今の関係が続いているのは凄いことなのだろう。
じゃぱぱ以上に仲が良くなる人が出来るなんて想像も出来ないし…
「眠くなってきた、布団でも持ってきて寝よっかな」
「そもそも寝るスペースないし寝るなら自分の部屋で寝ろ」
温かくて、 ポカポカして、それで優しくて、いつも太陽みたいな笑顔で、それで…
「…お前と居ると眠くなるわ」
「褒め言葉か悪口どっちで受け取ったらいいのそれ…」
どうやら俺は、この日向から抜け出せそうにない。
追記(解釈)
じゃぱぱさんはゆあんくんの事を太陽としてではなくお日様だと思ってそうだな…と考え思いついた作品です。
世間的には元気!赤!
みたいなわんぱくイメージのあるゆあんくんですが
じゃぱぱさんからしてみれば昔からの親友で、隣に居ると落ち着くまさに太陽みたいなぎらぎらした存在ではなく
お日様のような、あたたかく寄り添ってくれる存在だったらいいなと。
対するゆあんくんは日向ぼっこで解釈したのですが、日向ぼっこしている時のように一緒に居ると「安心」する存在なのではないかな?と思っています。
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