俺には蘭と竜胆がいればそれで十分。小さい頃からずっとそう思ってる。まぁ、勿論これからもそうなんだろうけど。
蘭も竜胆の愛を受けて、十分なお金が稼げて一緒に住んでれば俺はもう幸せ。他人からの好意なんてたまったものじゃない。蘭と竜胆だからこそ気持ち良くて大好きで…。俺の容姿は自分でも認めてるけど良い方だからさ、寄ってくる人も多いわけ。カッコいいよりも色気ある方だから…まぁ、ヤリモクが多いよね。絶対しないけど。
蘭と竜胆が俺のことをどれくらい好きなのかはハッキリと分からない。一緒に居てくれるし、好きだって言ってくれるから愛してくれてるんだろうな、というのは分かる。それに俺からの愛を受けても拒まないし…俺と同じくらいには愛が重いんだろうな、と思う。
俺は自覚してるほど愛が重い。だって大好きな人とずっと一緒に居たいし住みたいし愛を受けられたいし。それは小さい頃からで、ずっと蘭と竜胆の側に居た。その時はまだ親愛だったけど、今では恋人に対しての愛。3人とも徐々に気づき始めて、中学の時ぐらいかな?もう付き合ってた。
俺はさっきも言った通り愛が重いから直ぐに嫉妬する。例えばこの前だって…
3人で出かけてたんだけど、ちょっと飲み物買いたかったから俺だけで少しの間2人から離れたら…
「お兄さん彼女さんいますか?」
「え、まってあの2人カッコいい…!」
「今、暇ですか?」
「予定無いなら、私と是非!」
この通り、うざったらしい女の子がまぁ大量に居るわけよ。離れたって言ってもそこまで離れてないから声は聞こえるし…もう嫌でしょうがなかった。そしたら…
「君、今暇?俺と一緒に来ない?」
恐らく世間一般ではイケメンと呼ばれる部類に入る男の人に声をかけられた。俺からしたら蘭と竜胆以外イケメンだと思わないけど、まぁ、この人は自分の顔の良さを自覚しているんだろうな、と思った。
桔「すみません、俺、彼氏いるんで」
「いやいや、ちょっと遊ぶだけだから、ね?」
桔「彼氏以外興味ないので」
「その気にさせるから大丈夫だよ?っていうか、すごいえっちな格好してない?」
桔「そういう目で見てるからそうなるんじゃないんですか?普通の人が見てもそう思わないと思いますよ」
別にそんな格好してない。まぁ、人によるか。蘭も竜胆もお洒落だからその横に並んでも変じゃ無い服を選んでるだけだから、不思議とお洒落に見えるんだろうけど…えっちな格好してるわけじゃない。俺色気あるしな…そう見えるんじゃない?
そんな格好、家で蘭と竜胆の前でしかしないし。
「あー、そうかもね?そういう目で見ちゃったから」
桔「やめてください、気持ち悪い」
「良いじゃん、ね?…ってか、君の彼氏さん、あの人たちでしょ?」
と言われ、目の前の男が指を刺したのは蘭と竜胆だった。
桔「…そうですけど、何か?」
「さっき歩いてるの見たから。3人がそういう関係なのバレバレだよ?君のこと可愛いなーって思ってて、でも声かけずらいからさぁ、君が1人になってくれて嬉しいよ」
桔「…やめてください」
「良いでしょ?だってあの2人の周り、女の子がゾロゾロ居るよ?君は嫉妬してるのに、あの2人が嫉妬してないの嫌じゃない?」
…実は俺もそう思っていた。ずっと俺ばっかが嫉妬して、でも2人は嫉妬なんてしてないから…俺だけが好きなのかな、って思ってた時期もあったし…。
「ね、2人を嫉妬させようよ」
桔「ぁ……ぅ……」
どうしようどうしよう。何が正解なんだろう。この人と少し一緒に居て嫉妬させるのか、この人を振り払って2人のとこに行くのか…。
「ね、ほら「桔梗に話しかけんなよ」…」
蘭「お前みたいな奴が話しかけて良い奴じゃ無いわけ。身分弁えろよな、おっさん」
「おっさ……!」
竜「桔梗、おいで」
蘭があの男の人を相手してる時、竜胆に呼ばれて
桔「りんど、りんど…ぅ…」
竜「大丈夫?何もされてない?」
桔「されて、ない…。…ごめん……俺がすぐにアイツの話なんか聞かなければよかった…」
竜「帰ってからお仕置きするから今は考えなくて良い。で、俺ら嫉妬させたかったの?」
桔「っ……ぅ、ん…」
お仕置き、という言葉は取り敢えず今はスルーしよう。そんな過酷なことでもないし…。
蘭「え、なにそれ、桔梗かわい〜♡」
可愛い?俺可愛い?嬉しい…。蘭と竜胆に「可愛い」って言われるの嬉しい、すごく、すごく嬉しい。その一言で胸が満たされる。
でも……でも、他の人にも言ってるんじゃないのかなって、思っちゃって…。
桔「だって…俺ばっか嫉妬して、俺ばっか2人のこと好きみたい…」
蘭「だってどれだけ男と話してようとどうせ俺らのとこに戻ってくんじゃん」
竜「俺ら以上に好きな奴とか出来ないだろ」
桔「確かに……そっか…」
蘭「ま、イライラはするし相手殺したくなるけど」
俺も、さっきの女の人たち殺すまではいかないけど凄くイライラした。人のものなんだからベタベタベタベタ気持ち悪い目線向けないでよ。
桔「……俺、さっきのいやだった」
竜「あぁ、女な」
桔「蘭と竜胆は俺のなのに…」
なんで他の人が周りに来るの?何で話してるの?何で2人を困らせるの?なんで、なんで…。……蘭と竜胆は俺のなのに……。
蘭「でも俺達が見てるのは桔梗だけだよ?」
桔「そうだけど、そうだけど……2人のこと困らせて欲しくないし、見て欲しくないし、少しでも話してるの、やだ…」
蘭「それは俺達も同じ。さっきの奴と話してるのも、見てたのも、桔梗の記憶に少しでも残ってるのが嫌だ。桔梗は記憶も俺達で満たせば良いのに」
桔「……ほんと…?」
蘭「うん」
桔「じゃあ、だいじょぶ…?」
竜「大丈夫。……でも、さっきの奴と話したからさ…今から帰ってお仕置きしようか」
桔「へ、ぁ……」
蘭「なぁに?期待してんの?目がトロンってしてる♡」
竜「明日の朝まで離さないつもりだから、あんま体力消費すんなよ?」
桔「ん……らん、りんど、だいすき…♡」
桔「ひッ♡ひッ♡だ、ぇ、んぅ”ぅッ♡♡」
蘭「ほーんと感度いいね〜♡」
桔「あ”ッ、んぅ、ぅあ”ッ♡♡ひ、ぁぁあッ♡♡」
竜「まだ前戯だけど」
桔「ん…♡♡も、むりぃッ♡♡」
竜「まだだって。挿れてないだろ?」
桔「で、でもぉ……♡も、いっぱい、きもちッ、ぃ……♡♡」
蘭「もっと気持ちよくなるよ?」
桔「むり、むり……れき、なぃ…♡」
蘭「だいじょーぶ、桔梗はできる子だよ?」
桔「…ん……♡」
蘭「俺達のことも気持ち良くして?」
桔「する、するぅ…♡らんと、りんど、にも、きもちよく、なって、ほし……♡」
蘭「ん、ありがと♡じゃあ…続きシようか」
桔「はッ♡はッ♡ぁ、ひ、んゃぁ…♡♡」
蘭「きもちーねー♡…でも今日はお仕置きだから…二輪挿し、やろうか♡」
桔「へ………?♡」
竜「俺と兄ちゃんの2本とも入れんの♡」
桔「むり、そんなの♡はい、らにゃ…♡♡」
蘭「前にやった時失神するほどだったしな〜」
竜「やめる?」
蘭「すごい気持ち良いと思うんだけどな〜」
竜「奥も前立線も同時に攻められてすごい気持ちいだろうな」
桔「あ、ぅ…♡ゃ…」
蘭「ん?なんて?」
桔「ゃる…」
竜「ん?」
桔「やる…♡」
蘭「やろっか♡」
桔「あ”ッッッッ♡♡♡♡ひ、んゃッ♡♡」
竜「ここ好きだよな?」
桔「しゅき、しゅきぃッッッ♡♡ぁぐッ⁉︎んッ♡ひぅん、やぁッ♡♡」
蘭「ここも好きだよな〜♡」
桔「んぐぅッッッッ♡♡♡ぃッ♡♡い”くッ♡♡ぁッ、あ”ぁぁぁぁぁぁぁッッッッッ♡♡♡♡♡♡」
朝まで続いたとさ。
灰谷 桔梗
蘭と竜胆が俺のこと好きなの分かってるけど、分かってるけど…。半年に一回ぐらいの頻度で不安定になっちゃって蘭と竜胆に帰って抱っこされてナデナデされたりキスされたり甘々いちゃらぶえっちしたり…。でも今回はモブの言葉に揺らいじゃったり、話しちゃったりしたからお仕置きえっち。蘭と竜胆大好き大好き一生ずっと居たい♡が中学校から続いてるので夫夫歴は長い。結婚はしてないし式もしないけど、大人になったら左手の薬指にお揃いの指輪をつける予定。どんな未来でもどんな環境でも蘭と竜胆とずっと居るし、蘭と竜胆が死んだら自分も死ぬ。例え地獄へ行くとしても着いていく。
「だって蘭と竜胆の居ない人生なんて楽しくない」
蘭
桔梗大好き大好き大好き大好き大好き一生離さない♡桔梗の方が愛が重そうに見えるが…旦那の方がデカい。絶対に離さないし、桔梗は俺達のことだけ考えてれば良いし、記憶も俺と竜胆だけで埋め尽くせば良い。え?俺と竜胆が居ないと生きられないようにしたい?いや、もうなってるから♡寝るのも食べるのもセックスも全部俺達が居ないと出来ないように教えこませた♡それに俺たちに依存してるし…あーもー、ほんと桔梗可愛すぎる♡
「桔梗を好きなやつ?さーぁ、どうしたんだろうね〜♡」
竜胆
桔梗大好き大好き大好き大好き大好き俺達から離れようとしたら許さない♡まぁ、離れられないの知ってるけど。こいつも嫁より愛が重い旦那。俺が桔梗に甘える?まぁ甘えるけど…長男の桔梗は末っ子みたいに甘え上手だから、やっぱ甘やかす方が多いな。いや、別に甘えることあるけど。だって甘やかしてる桔梗すっげぇ人妻みたいでエロいし。母親って感じの顔してる。もし俺達に子供できるならあんな顔ずっとしてんだろうな〜って思うけど例え自分の子供だろうと嫉妬するから作らないよな。
「まぁ、子供作る勢いでヤるけど」
でした!この男主君私がめちゃめちゃ性癖詰め込んだやつなので…地雷の方は今後読まない方が良いですね。リクエストあったらくださ〜い。
では〜!