私はニョン。
アイボリー家で飼われているキャットマンです。
今日は新しいキャットマンが来るそうで…
優しい方だといいんですが…
@「ただいま」
『お帰りなさいませご主人様…』
@「ほら、この子が新しいキャットマンだよ」
その方はニェンという名前らしく、私に似ていました。
◼「…誰だお前」
『あ…えと…私は…』
@「ふむ、一時2人にしてあげよう。その間に挨拶を済ませておくんだよ。」
『はいご主人様』
◼「で?誰だよ。」
『私は…ニョンです…』
◼「あっそ。どうでもいいが、今日からオレがこの家のペットの王だからな。」
『えっ…』
◼「文句あるならかかってこいよ。叩きのめしてやる。」
『や、やめておきます…』
◼「ふん。」
なんだか気が強くて怖いです…
でも…嫌いではないです。
家に来た日からニェンさんはすごい活躍を見せていました。
ラットマンを退治したり、車を運転したり…
私には到底無理なことばかりをしてくれました。
ラットマン退治…
できなくはないですけど
自分から進んでやるということはあんまりないので…
もしかしてニェンさんは私のことを思ってやってくれているんでしょうか…
そうだったらいいな…なんて妄想をしながらテレビを見てたら、丁度いいところにニェンさんがいらっしゃいました。
勇気をだして聞いてみようかな…
『あの…ニェンさん…』
◼「あ?」
『その…ニェンさんってラットマン退治とか…車の運転とか…私に出来ないことをよくしてくれますよね…』
◼「てめぇが無能なだけだろ。」
『も、もしかして私のためにやってくれてるのかなって…』
◼「…は?」
『あっ…ご、ごめんなさい…そんなわけないですよね…変な事聞いちゃってすみません…』
変な期待しちゃった…恥ずかしい…
そうですよね…こんな私のためにしてくれるわけ…ないですよね…
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ちゅき