朝。いつも君が淹れるコーヒー。君が好きなコーヒーは私にはすごく苦く感じて、そんな私のために甘い甘い砂糖とミルクを入れてくれる。
「口悪いのに、こーゆう気遣いはちゃんとできるんだね」
「ハッ、、、俺を何だと思ってんだよ」
「んー。ヴィラン?w」
「おうおう。やんのかァ!?」
「キャー!!ヒーローとは思えない発言ッッ!」
昔の私は朝は苦手だった。だって何もないんだもん。起きて、朝ごはん食べて、歯磨きして、着替えて、学校へ行く。ただその行動を繰り返していくだけ。でも、大人になった今の私は違う。
起きたら大好きな人が居て、大好きな人が朝ごはんを作ってくれていて、大好きな人と朝から話ができて、毎日が輝いてて、すごく幸せ。
でも、こんな幸せが、熱いコーヒーの中にある砂糖が溶けていくように、この幸せも溶けていっていることは、まだ誰も知らなかった。
コメント
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感想書いてくれると泣いて爆散します。私が