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「、雨降ってきちゃった、。」
僕は灰色に染まる雲を見て独り言を呟く。自身の体に打ち付けられる雨。とても冷たい。
このままだと、確実に風邪ひくな、、早く帰ろ、、。バシャッ、バシャッ、と水が跳ねる音。僕は思い切り水溜りを踏むのもお構い無しに家向かって走る。
「にゃあ、にゃあ、」
突如微かな猫の鳴き声が聞こえてきた。とてもか細い鳴き声。
あまりにも気になって声のする方に行くと、路地裏にダンボールが置かれており、其処には青色の仔猫が入っていた。
とても小さくて可愛らしい。僕自身猫は好きだし、本当は拾って帰りたいけど、大学もバイトも色々あるし、、。
世話を出来る気がしないんだよな、。、、う〜ん、でもなぁ、。仔猫のを方をチラリと見るとつぶらな瞳で此方を見つめている。
「、、」
僕はその仔猫を抱え、家に向かった。
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