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え、控えめに言って主様神ですか?!?! フォローとマイリスト追加といいね1111になるまでさせて頂きましたッッ!!
パチンッ パチンッ パチンッ
頭の周りで指を鳴らす音が響く。その音は後ろ、右、左、前と俺の頭を回る。
パチンッパチンッ…….
不意に音がやむ。何が来るのか身構えた瞬間、
「……春ちゃん。」
ボソッと低い声で俺の名前(嬉しくないあだ名)を呼んだ。思わず体がビクッと動く。
どこから聞こえるか分からないとこで、クスクスという笑い声が異様に耳へ入ってくる。
一体どうしてこんなことになってしまったのか。話は少し前に遡る………。
「いらっしゃいませぇ♡」
甲高い声が服屋の中で響く。どうして女っつーのはこんな高い声でお出向かいしようと思うのか。俺、三途春千代は思う。
「あ、これ春ちゃんに似合いそう♡」
服を取り出して俺の体に当てるのは同僚の灰谷蘭だ。
なんで俺はこんなやつと仲良くショッピングをしなきゃならねぇんだよ。そんなことを思いながら蘭が当てた服を鏡越しに見る。
「………は?これメイド服じゃねぇかよ。」
目の前の鏡には、ちょっとした風ですぐピラッといきそうな超絶ミニのワンピースメイド服と、それを当ててニヤニヤと笑う蘭の姿があった。
「ほら。やっぱり似合うじゃん♡」
「どこがだよ!!目ェ腐ってんのか!!」
バシッと服をはらいのけ、奥へと進む。そもそも俺が服屋に来たのはしっかり目的があるのだ。
最近寒くなってきて、マイキーが体温の高い竜胆のとこに行くから、何か羽織るものをとここに来た。
なのに偶然出会ったコイツに振り回されて、マイキーに何が似合うか妄想しながらのショッピングが台無しじゃねぇかよ。
「………春ちゃ〜ん。これは?」
「あぁ?」
後ろから蘭の呼ぶ声がする。その声のトーンは少し高かった。テンションが上がっている時の蘭のクセだ。
「………ネクタイ?」
振り返って蘭の手元を見てみると、ワインレッド色に黒のストライプが1本入っているオシャレなネクタイだった。
こいつにしては気が利くじゃねぇか。丁度誰かさんのおかげでネクタイが1つ汚れて使えなくなったのだ。(意味深)それの詫びだろうか。
「いいんじゃねーの?」
「だよね!これ買ってくる〜♡」
チラッとネクタイに付いているタグが見えた。ゼロが異常に多かったのはきっと気の所為だろう。あいつが俺の為に多額な金を払うわけないのだから。
「春ちゃ〜ん。歩き疲れたし、どっかで少し休んでかない?」
いつの間に戻ってきた蘭が俺の手を引いて店の外へと歩き出す。それはあまりにも自然な流れで、当たり前のように俺も蘭の後について行った。
あれ、俺なんのために服屋に来たんだっけ?あ、マイキーのカーディガンじゃん。やっと本来の目的を思い出した頃には、蘭はしっかりと俺の手を握って、とっくにチェックインを済ませていた。
どこのって?蘭 ホテル チェックインって来たらあそこしかねぇだろ。
「………は?お前ここッ!!」
「ん?ラブホだけどどしたの?♡」
しまった。まんまとはめられた。
「はい、プレゼント。」
「おう………。」
俺の手に渡されたのは、綺麗な赤色のリボンでラッピングされた箱だった。中身はさっき買ったオシャレなネクタイだ。
「なに落ち込んでの?もしかして春ちゃんヤりたかったの?♡エッチ♡」
「んなわけねぇだろバーカ!!!!てか、休憩するのに何でラブホなんだよ!!」
蘭は部屋に入ってそうそう、ベッドに腰掛けてネクタイを渡してきたのだ。いったいなんのつもりだ。
「え〜どこでもいいじゃん?」
「良くねぇ!!」
「ま、どうせヤるんだけどね。」
は?やる?殺る?………ヤる?
「お前やっぱそういうッッン゙ン゙!?」
「はいは〜い♡うるさい口は塞ごうねぇ♡」
蘭はさっき俺に渡したばかりのネクタイを取り上げて俺の口に押し付け、頭の後ろでキュッと音が聞こえた時には俺は喋れなくなっていた。
「可愛いお目目も縛るよ〜♡」
次に箱にラッピングされていた赤いリボンを俺の目に巻き付けた。上手く喋れず、何も見えない感覚はただ恐怖でしかなかった。
パチンッ
「ン゙ッ」
突然耳元で何かが弾ける音がする。いや、微かにスリっと擦れ合う音も聞こえた。
「指パッチンだけでその反応………♡春ちゃんマジで可愛いなぁ♡」
その後も10分くらい同じようなことをされた。俺の周りはどうなっているのか。蘭はどんな顔をしてやっているのか。だんだん不安が積もっていく。
シュルッ
突然、口周りの感覚が変わった。いや、正確には戻った。蘭が俺にくわえさせてたネクタイをほどいたのだ。
「プハッお前何がしてぇんだよッ!!キモイんだよッ!!」
「嘘つけ〜♡ここ、こんなんなってるよ?」
蘭の細い指がスーっと俺の股間にいく。ここ、なんて言われたって見えねんだから分かんねぇよと思ったが、俺の息子が盛り上がっていることを理解して、一気に体が熱を持つ。
蘭の指はそのまま服と下着を脱がせ、息子ではなく後ろの穴へとのびていく。
ジュプンッッ♡♡
「ぅあッッッ!?♡♡♡♡」
蘭の頭の中には加減という言葉はなく、無力にも中を掻き回されていく。
ジュプッッ♡グチュッッ♡グチュッッ♡
「ぅ゙ッックッソがぁッッ♡♡♡」
最低最悪の同僚にケツの中を弄られたって嬉しいわけないのに、気持ちよさを知ってしまった俺の体は蘭の指を受け入れている。
「そろそろいいかな………♡」
チュポンッ♡と音を立てて指が抜かれる。その代わりに太くて熱いものを押し付けられる
と思ったらそれは窮屈そうにも中へ入り込んでいった。
バチュンッッ!!♡♡♡♡
「ン゙あ゙ぁ゙ッッッッ!?!?!?♡♡♡♡♡♡♡」
目を隠されて、自分の身に何が起きているのか分からないのが無性に怖い。真っ暗だった視界の端に、微かに白い光がチカッと光った。
何度も味わったその感覚で、蘭のものが俺の中に入ったのだと理解した。
「もっと感じることに集中して。」
不意に耳の近くで蘭が囁く。と同時に、蘭が腰を動かし始めた。
バチュンッッ♡バチュンッッ♡バチュンッッ♡バチュンッッ♡
「ぅ゙あ゙ぁ゙ッッッ♡♡ぃ゙やぁ゙ッッ♡♡とめッてぇ♡♡♡♡あ゙ぁ゙あ゙゙あ゙ッッ♡♡♡」
「視界がなくなった分、他の感覚が敏感になるでしょ?ほら、もっと頑張って♡」
バチュンッッ♡♡バチュンッッ♡♡バチュンッッ♡♡
今の俺の脳みそではこいつの言っていることを素直に聞くことしか出来ない。
敏感になっているいうその言葉で俺の体は敏感になっていく。
「ン゙ン゙ン゙ッッ♡♡♡ぁ゙あ゙ッッ♡ぃ゙あ゙ぃ゙ッッッ♡♡やぁッッ♡♡♡♡」
蘭の動きはどんどん激しくなっていき、肌をうちつけ合う音は増え、その度に込み上げる快感は限界に近づいていった。
「ぁ゙ッッ♡♡♡らン゙ッッ♡♡♡イクッッ!!♡♡♡イっちゃッッッ!!♡♡♡♡♡♡」
「うん、頑張れ頑張れ♡」
「あ゙ッッ♡♡イッッ♡♡」
ピタッ
絶頂に達するほんの少し前のところで、気持ちよさが消えた。蘭が動きを止めたのだ。
「ぇ………何で……..」
後ちょっとでイけたのに。その先の言葉を頭の中で繰り返えす。目隠しで目の感覚があまり分からないが、多分泣いているのだろう。声が震えた。
「俺は何をすればいいの?ねぇ、言ってみて?♡」
「ッッ!!」
ああ、ようやく思い出した。こいつは灰谷蘭なのだ。人の感性など1ミリも理解しようとしない、最低の灰谷蘭なのだ。
「………最後まで………しろ………」
「ッ♡りょーかいっ♡」
ドチュンッッ♡♡♡♡
「ッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
重い1突きが入った。声にならない悲鳴を上げ、息子から精液を出すのを感じながら、俺の意識はそこで途切れた。
「フゥ………♡あ?春ちゃん落ちた?おーい。」
ぺちぺちと頬叩いてもスヤスヤと寝息を立てて多少苦しそうに眠る春ちゃんをみて俺、蘭は、快感を覚えた。
「やっぱりお前が1番だよ。春千代♡」
そう呟いて春ちゃんの横に横たわり、目を閉じるとあっという間に俺は夢の中へ落ちていった。