「うりうりー！」

「何。」

「え。」

「”え”？」

「その”はね”は何？」

「…」

「こたえてよ。」

「ひらたくいうと…”地獄におちる”かなー」

「どうして…？」

「…はぁ。”どうして”って…分からないよ。」

「え？」

「いっても分からないはずだ。」

「ゆあんくんー！」

「、、、？」

「あ。」

「あ、はは…」

「じごくにおちるならおれもつれていって」

「正気？無理だよ。おれがきめたんだ。」

「かってにきめるなよ…」

「だって助けるにはこれしかなかった。」

「助けてなんていって…」

「助けたかった。」

「じゃあ俺が同じこと思ってるってわかる？」

「…わかるかもしれない…でも…」

「なんでいっしょにいけないの？」

「なんでだろうな」

「なんで？」

「…」

「なんでなんでなんでなんでなんで______」

「かみさまのおためし」

「？」

「”ここ”にちかい世界を俺は知っている」

「…？わからない」

「その世界では俺の方がわからない」

「分からないよ？」

「わからなくていいだろ？」

「え？」

「そうだろ？」

「わかってきただろ？」

「これが最善なんだって」

「いつだって＿＿」

「最初におちるのはどっちかだ」