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どこかで会ったことがありますか。
ここは……僕の家か。
今日の天気は、………雨か。
最近、ずっと雨が降っている。もう数日すると、道路にも水が上がって来るんではないか。というくらいに。
今日は何を食べよう。冷蔵庫には…。
何も入っていない。
買い物に行かなきゃ。何を買おう。
……適当にパンでいっか。傘をさして行こう。風をひいてしまう。
僕は無地の傘を手に取って、外に出る。
スーパーの前に立つと、中からかすかに陽気な音楽が聞こえてくる。
そろそろ気持ちあげてかないとな…最近、元気がない。自分でもわかる。体が疲れている。
とりあえず、中に入って適当にパンを手に取り、レジに並ぶ。
よし、もう買えたし、帰ろう。
「こんにちは」
br「…誰ですか」
「僕は…Nakamuという者です。」
br「はぁ……どうして僕に話しかけたんです?」
「それは……。」
彼は水色の傘をさしている。口をはくはくと開け閉じし、掛ける言葉が見つかったのか、じっと僕を見つめる。
「どこかで会った気がしまして。」
br「そう…ですかね」
「はい。」
「……僕の勘違いですかね」
br「…そうじゃないんですか。」
「…本当に、勘違いですか。」
br「…?」
彼は、すごく真剣な眼差しだ。その眼差しを僕に向ける理由がわからない。
~???????~
「病院から出られるといいですね。」
「現実と言う新たなるショーに旅立ってほしい」
「Hotel petrichorのご利用有難うございました」
~???????????~
br「あれ……。」
なんだ今の。彼の声がした。
「……僕の勘違いでした、ね。」
br「……..は、い。」
「では、さようなら」
彼は何者なんだろうか。
Nakamu視点
「…僕のこと、覚えていませんでしたか。」
またいつか、違うセカイセンでお会いしましょう。
たとえ、病棟を覚えていなくても。サーカスを覚えていなくても。ホテルを覚えていなくても。
また、違うところでお会いしましょう。
Broooockさん。