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これの全員バージョン(一人一人)(ジミンとジン以外)やってもらえないでしょうか?
※今回の主人公は、ジンです。
コンサートで疲労が溜まっている時のマッサージは激痛だ。
僕は特に腰が弱く、激しいダンスを続けるために腰のケアが必須なのだが、毎回涙が溢れるほど痛い。
コンサートツアーに入るとほぼ毎日、トレーナーにストレッチとマッサージをしてもらうのだが、部屋に入る前に、今日はやめておこうかと、いつも思う。
どのみち呼ばれるので、行かないといけないのだが……。
マッサージ部屋に入ると、ベッドにうつ伏せになる。
そこから、トレーナーが腰をほぐしていくのだが、これがめちゃくちゃ痛い。
ピンポイントで悪いところを触るため、叫んでしまう。
「うぐっ……うぅ…。」
トレーナー「力抜いてねー。はーい、深呼吸。」
ジン「ふぅ〜〜〜〜〜。あぁぁぁぁ、いいいいたい〜〜(泣)」
トレーナー「ちょっとジンを押さえてあげて。」
動こうとすると、急いで近くにいたスタッフが僕を押さえる。
疲労で凝り固まった腰は、どこを触られても痛い。
ジン「痛い……うぅ……やめて〜」
トレーナー「あぁ、これは痛いだろうねー。
しばらく休むなんて出来ないだろうから、マッサージとストレッチでほぐすしかないね。」
ジン「……うぐ……グスン……(泣)
あぁぁぁぁ〜〜〜!!!もう今日はコンサート出来ない!!!コンサート出ない!!!」
あんまり泣きたくないけど、涙が自然と出てくる。
誤魔化すために大声で叫んだら、周りのスタッフに笑われてしまった。
トレーナー「はい、じゃあ、次ストレッチね。」
体はもともと柔らかい方だけど、痛めやすい腰を守るために股関節や腿の筋肉をしっかり伸ばす必要があるらしい。
もちろんものすごく痛い。
トレーナー「はい、行くよー。」
仰向けに寝た状態で、足を左右に開いていく。
足首は90℃、体はまっすぐにしておく必要があるらしく、3人がかりで両足と体を押さえられる。
もともと体が柔らかいため、伸びやすいらしく、180度近くまで開かれる。
体に合わせて無理なことはしていないらしいが、痛みは相当だ。
ジン「あぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!!ストップ、ストップ!」
トレーナー「大丈夫そうだから、5分我慢しよう!」
このトレーナーは、単に僕が痛みに弱いだけで体的には大丈夫だからと、いつも無茶振りをしてくる。
ジン「あぁぁ〜、ダメダメ!無理!ちぎれる!
1回休憩しよう。休憩。」
トレーナー「ある程度長い時間伸ばさないと、意味ないから。
深呼吸してー、他のこと考えてみよう。」
いつものことなので、涼しい顔をして押さえ続けるトレーナー陣。
ジン「ふぅぅぅぅぅぅ〜〜、あぁぁっ、うぅ!うぅぅ〜(涙)」
以前、無理に動いて、終わった後にやり直しをさせられて以来、頑張って動かないようにしているが、時間が経てば経つほど痛みが蓄積し、理性が飛んで、動いてしまう。
トレーナー「ジンの手を持ってあげて。」
僕が動き回るので、ついに手の自由まで奪われる。
トレーナー「今日もやり直しするかー?」
ジン「うぐっ…….うぅ…….(泣)…….やら…..ない…..」
叫びすぎると喉に悪いので我慢していると、泣きたくなくても、勝手に涙が溢れてくる。
既に限界は超えているがまだまだ終わりそうにない。
ジン「………ヒッ……ヒック………..(泣)あぁ〜〜、死んじゃう〜!」
トレーナー「あと30秒ねー」
限界を10回ほど超えたところで、やっと終わった。
こんなに痛いのに、終わったら体がスッキリしているから不思議だ。
トレーナー「やっぱりジンは柔らかいねー」
ジン「本当に先生は鬼のようですねー(笑)
あー、こんなに泣いちゃったじゃないですかー。」
痛みに耐えて苦労した分、腰が悪化することなくツアーを乗り切れた。