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図書室
kn.side
彼に会えるなんて思っていない
きっと彼はまだ準備中だろう
kn『……』
そう思いながら、
奥へ、奥へと足を進ませる
kn『……どこから探せば…』
うちの高校案外図書室広いんだな……
?『本、お探しですか?』
声がした矢先振り返ると
kn『……ッ?!』
俺が探していた彼がいた
kn『ぁ…はい…』
?『読書を楽しみたいならーーー』
kn『あ……りがとうございます…』
?『いえ、本を楽しんで』
kn『……ッ』
ただ、彼に会えたことが嬉しかった
kn『ふぅー緊張で胸が引きちぎれる……』
普段はならない、
そう、普段なら決して
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廊下
br.side
br『……きんさーん』
きんさんを探す声が廊下を響かせる
br『……どこ行ったんだろう…』
最近きんさんはずっと、上の空
今までそんなことがあっても、
直ぐに相談してきた
結局きんときにとって僕は幼なじみ
幼なじみとしての称号のみ
br『……僕じゃ頼りないのかな…?』
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図書室
kn.side
そろそろ下校時間が迫っている
帰ろうかな……
そう思い、ふと顔を上げる
kn『……ぁ』
?『……』
彼だ、彼が本を読んでいる
彼が座っている場所を見るに、
きっと図書委員だろう
kn『……はは』
とても似合う
図書室という知的な場所でみる彼の横顔
?『……?』
kn『……ぁ』
目が合ってしまった
?『……何か?』
kn『……ぁ…えと……』
咄嗟に思いつく言い訳!
kn『……下校時間迫ってるので……』
kn『ぁ…あれかなーと……ははは』
?『ぁ…もうそんな時間か』
?『ありがとうございます』
kn『い……いえ』
彼と、お別れか…
kn『あの、一緒に帰りません?』
何故か零れてしまった本音
さっき知り合って了解を得られるはずがなく…
?『……いいですよ』
kn『ぇ…いいんですか?!』ガバッッ
kn『……ぁ』
やってしまった……
?『はは…誰もいないので気にせず』
kn『は、はい……///』
?『ぁ、でも俺の友人もいていいですか?』
kn『ぁ、はい』
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廊下
kn.side
?「貴方の教室の前で待っていてください」
って言われたけど…2人きりじゃないか…
あっ、いや、2人きりでも気まづいけど……
真面目そうな彼の友達……
?『ぁ…お待たせしました』
kn『あいえ全然』
?『こんちゃー俺きりやんです』
な……なんかチャラそう……
kn『ぁ、こんにちはきんときって言います』
kr『なぁ、きんときの家ってどっち方面?』
kn『正門方面です』
kr『じゃあ一緒だわ』
kr『おい、スマイルなんか喋れって』
sm『ん…はい』
kn『ぁ、スマイルさんって言うんですね』
sm『あそういえば自己紹介が……』
kr『え、してなかったの?』
kn『いや…俺がいきなり誘った形で…』
kr『へぇー』
kr『てかきんときって何組?』
kn『俺B』
kr『俺とスマイルはA』
kn『そーなんだ…2人はいつから友達なの?』
kr『えっと…いつだっけ?』
sm『4歳』
kr『あっそうそう、4歳』
そんなに長いんだな……
kr『きんときにも幼なじみ的なのっている?』
kn『いるよ、7歳からの友達』
sm『小学校からか』
kn『うん』
憧れのスマイルさんと話せて嬉しい
そして時間は直ぐに過ぎ……
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kn宅前
kn.side
kn『……じゃあ俺の家ここだから』
kr『またね〜』
sm『またな』
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kn宅
kn.side
kn『あぁ”ぁぁぁ』ボフッ
何してんだよ俺
いきなり帰りませんかじゃないわ
しかもぶるーくに何も言わずに帰っちゃったし
kn『……!』
何気にぶるーくと帰らなかった日初めて…だな
kn『一応明日謝るか……』
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やっとメインの組の絡み来ました😭
もう一日に3話も出すなら
1話にまとめれば良かったと心から思います😅