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クロノアさん愛され
学パロ
イラストの方でrdkrかrakrとか言ってましたが愛されになりました。
タイトルは仮なのでもっといいの思いついたらコメント下さい。
いじめ、自殺願望等の描写を含みます。
苦手な方はご注意下さい。
・ ・ ・
感情を表に出すのが下手、人に頼るのが下手。そのくせ誰かに助けて欲しいと思ってる。
そんな人間、どう思う?
めんどくさいよね。
俺の自己紹介を簡単にするならこんな感じ。
そう、俺は世間一般で言ういじめを受け続けている。色んな人から色んな理由で、クラスが変わったと思ったら変わった先で。
少しでも強くなる為に、と始めた合気道が役に立たないと知ったのは、正当防衛をして怒られた時だ。あの時の先生のうんざりした様な、面倒くさそうな「問題を起こさないでくれ」に絶望したのをよく覚えている。
だから、もう諦めた。抵抗してもいいことなんて無い。
・ ・ ・
いつもと同じ通学路をゆっくり歩く。今日は雨が降っていて少し憂鬱。
後ろから聞こえてくる楽しそうな声。いいなぁ、などと思っていると、声の主に肩を叩かれた。
「クロノアさん!おはようございます!」
「あぁ、ぺいんとか。おはよう」
「ちょっとー、クロノアさん。僕たちもいるんですよ」
「しにがみくんも、トラゾーも、おはよう」
「「おはようございまーす‼︎」」
一気に賑やかになったな。この3人は、学年こそ違えど、昔からの大親友。俺が本当の笑顔を見せれる数少ない人達。
「トラゾー、昨日の課題やった?」
「やってる訳ねぇよ。数学だろ?」
「トラゾーさん数学弱いですもんねー。1回僕と同じテスト解いてみて欲しいな。多分僕の方が高いですよ!」
「やばい、否定できないw」
「お前クロノアさんに教えて貰えよ。いいですよね、クロノアさん」
「え、あ、うん。そうだねぇ」
今の返事は不自然では無かっただろうか。学校でのこと、バレたら面倒くさそうだからバレたく無いんだよな。ぺいんと達はいい人だけど、心配はかけたく無い。
その後も他愛もない話を暫くして、学校に着いた。いつも通り下駄箱で靴を履き替えて教室へ向かう。
「じゃあ、クロノアさん俺ら2階なんで」
「またね」
1人で階段を登っていると、背後から声をかけられた。
「おっ、ノアじゃ〜ん。おはよ」
「あぁ、らっだぁさん。おはようございます」
らっだぁさんは同じ学年の俺の友達。クラスは違うから多分いじめのことは知らないはず…。この人も面倒くさそうだからバレたく無いんだよなぁ。
「ノア〜、大丈夫?」
「え、何でですか。大丈夫ですけど…」
「ん〜、なんか深妙な顔してたからさ」
「…」
「ま、なんかあったら言ってね。じゃ、俺こっちだから」
「はい…」
え、俺おかしかったかな。らっだぁさん妙に勘鋭いから気を付けないとな。
そんな事を考えている間に教室の前まで来てしまった。ここでうだうだしてても仕方がないからドアを開ける。
今日は机と椅子が無かった。あたりを見回して、ベランダに置いてあるのを見つけた。
取りに行ってみると、朝の雨でべたべたになっている様だった。
俺がこのクラスでいじめられ始めたのは何とも理不尽な理由。
初日に陽キャ軍団のリーダー格の男にぶつかってしまったのが原因だ。
普通そんな事でいじめの標的にはならないかもしれないが、ああいう奴らは自分より下の人間を作らないと気が済まない。そんな人間を作るだけなら、俺じゃ無くても良かっただろうに。
なんて思っても俺は毎年こうなる運命な訳で、後悔しても変わらないことは俺自身が1番よく分かっているつもりだ。
そう考えながら、机と椅子を拭いて定位置に戻す。
暫くして、始業のチャイムが鳴り、先生が入って来た。
俺の日常が始まる__。
コメント
1件
#1 読み終わりました。クロノアさんの、助けてほしいと思いながらも誰にも頼れず、笑顔でやり過ごそうとする姿が胸に沁みました。合気道を始めたエピソードや、先生に「問題を起こさないでくれ」と言われた絶望が重く響きます。そんな中でぺいんとかたちとの楽しいやり取りが救いで、らっだぁさんの「なんかあったら言ってね」という一言がとても気になりました。続きが気になります。