俺はパタリといじめが止んで、少しトラウマが残りつつも、外傷も少なく済んだ。
「大先生どしたんそんな下駄箱眺めて」
「ん…あぁ」
そう言いながら大先生はパタンと下駄箱を閉じた。
「バレンタインでもないのに…ゴミでも入れられたか?w」
俺は昔の経験を活かしたブラックジョークをかましてみせた。
「…んなわけあるか。」
大先生は少し自分の想定とは違う形でツッコミを入れてきた。
「大先生今日暗くなーい?」
「そうか?」
気づくといつもの大先生のテンションで正味落ち着いた。
「いや、そんなことなかったわ」
「wなんやねん!」
今度は俺が想定した通りのキレッキレのツッコミをかましてくれた。
「www」
「あれコネシマは?」
気付いたら隣りにいたはずのコネシマが居なかった。どおりで静かだと思ったら。
「あー…シッマ今日クラスの女子に朝から屋上呼ばれてたで」
「そうなん?」
「おう」
「…殴られてたりして、まぁあいつに限ってソンナこと無いか!」
「そうやね…」
少し恐怖感を覚えながらもいつも通りの階段を登っていく。
????side
「お前うぜぇんだよww」
私は思いっきり水色の瞳の彼を殴って蹴って。
「ゥ゙ぁッ…」
水色の瞳の彼は手を縛られ、抵抗をすることもできずその場に居座る。
「いっつもいっつもクラスで騒いでさぁ!w」
「自分が主役とでも思ってんの?w」
「結局お前はただのモブなんだよぉ!」
言葉に暴力を載せる。
すると彼は静かに涙を流しながらその拳を受ける。
「いい加減◯ねばw?」
そう言い残し私は彼を置き去りにする。
手の縛りも解かなかった。
「じゃあね〜w」
その瞬間扉はガチャリと音を立て、学校の中と空を分断した。
しゃおside
「おはよ〜」
「シャオロンおはよ〜」
「シャオロンじゃん!今日早いね」
「あれw大先生も居たんだw」
「あぁ…まあ」
))ボソッ早くシャオロンから離れたらいいのにw
))ボソッそれな〜
女子が大先生を僻むような目で見る。
やめて。そんな目で大事な友達を見ないで。
「シャオチャンどしたん?そんな嫌いなものを見るような目して」
「…いや何でも無いで。」
「おっシャオロンやん!」
目の前にはロボロがいた…が
「あれー声が聞こえるのに姿が見えないー(棒)」
「おい!w」
俺は腕をぺしんと叩かれる
「www冗談やって」
「なぁシャオロン、今日一緒に遊ばね」
そういいながらえい(A)が話しかけてきた。
「…ええよ!」
そいつは去年のいじめてきたやつの1人だ。
大先生達とは関わらせたくない。
「俺一人でもええ?」
「おう!逆に1人の方が助かるわw」
あぁ。またいじめられるのか?
「シャオチャン存分に楽しんでこいよ!」
そう、大先生は語りかける。大先生の目には光がないように見えた。
「?」
「シャオロン今日行きたいの此処なんだけど…」
そうAは話を進める。
見てる限りいじめられるような場所ではなかった。
少し安心しつつ俺は、大先生の瞳について考え込んだ。
自分で書きつつ、???ゆるすまじ。
おつぬ〜