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叶さんの言葉に一気に目が覚めた
目覚めた俺の視界にはフワフワの白い毛が一面に映し出される
俺はするソファーの上で小さく丸まりながら、叶さんのブランケットをかけて眠っていた様だ
「フフッ、二人して同じ格好で寝てんだから」
「‥‥‥‥」
オトモを見るとクルッと丸まって俺の顔の側でくっ付いて眠ってる
俺は顔だけ叶さんに振り向き、辺りを見渡した
「あれ‥‥俺なんでここで‥‥」
「それは僕も知りたい」
「でも俺‥‥ベッドで寝て‥‥」
「僕を一人にするなんて酷いよ」
「トイレにでも起きたっけな‥‥どうだったかな‥‥」
「ベッドに戻るのも面倒になったの?」
「そんな事‥‥」
俺は体を起こすと大きな欠伸をした
俺が起き上がると、その動きでオトモが目を覚まして俺を見上げる
そして俺の真似をしてか、オトモも大きな欠伸をした
「そんな狭いところで寝るから、寝た気がしないんだよ」
「そうかも‥‥まだ相当眠いっす」
また大きく欠伸をして、今度は両腕を上に伸ばしながら伸びをした
腰にかろうじて引っ掛かっていたブランケットがスルッと床に落ちる
俺は伸びを終えてから、そのブランケットに手を伸ばして取ろうとした
「えっ、こや‥‥それ‥‥」
「‥‥‥‥?」
それと言われ、俺を見つめる叶さん
俺は何を言われているのか私わからない
叶さんが俺と隣に来てしゃがむと俺の後ろの髪の毛を手に取り覗き込む
「なんでこんなに赤くなってんの?痛くない?」
「え‥‥どこですか?」
「首の後ろ」
「いえ‥‥特には」
あれ?
首に何かしたっけ?
俺は手で首の後ろを撫でてみる
別になんともない
でも何か引っ掛かる
何か昨夜あった様な‥‥
「叶さん‥‥何かしました?」
「えぇっ⁈僕‥‥?」
「だってあと誰がするんですか?」
「‥‥僕何かしたかな?そんなところ‥‥いや、知らないうちにやっちゃったのかもしれん」
「じゃあ叶さんじゃないですか」
「うーん‥‥記憶にないけどごめん」
「いいですよ。本当になんともないですし」
拾い上げたブランケットを畳み、ソファーの背もたれにかけながらまた大きな欠伸をした
「そんなに眠いならベッドでちゃんと寝たら?」
「そうしようかな。マジで眠すぎて‥‥」
「じゃあ僕も寝ようっと」
「叶さん予定あるんじゃ‥‥」
「こやが寝るなら僕も寝るよ。一緒に行こう」
「えっ?仕事行かないんですか?」
「行かない、休む。こやといる方が優先だから」
「えぇっ⁈本気で言ってます?」
「フッ、予定はリスケになったんだよ。今日はエイプリルフールなんだから騙されないでよ」
「エイプリルフールとか俺知らないっすよ」
そう言いながら俺がソファーから立ち上がり寝室へ向かい出すと、オトモもソファーから降りて俺たちの前を尻尾を揺らしながら先に歩いて行く
「なんだ?‥‥お前も行くのか?」
「にゃう」
「お前は寝ただろ」
「なーぅ」
二人でベッドに入ると俺と叶さんの間にオトモがスッと入って来た
「なんでみんな来るんだよ」
「オトモもこやの事が好きなんだから良いでしょ?」
「にゃっ」
叶さんがオトモごと俺を抱きしめる
オトモのお腹のモフモフが頬にあたった
なんか思い出せそうな何かがあるのに思い出せない
まぁいっか
今日は仕事も休みだし
3人で眠るのも悪くない
END.
コメント
4件
オトモだったりして…そんなわけないか…💕
オトモ... (´-ω-`)マサカナめっちゃ好き.ᐟ.ᐟ師匠も大好き.ᐟ.ᐟ