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大変だな
「先生、ここなんですけど」
「この問題はな、」
俺が問題の説明をしようとした時
「先生寝不足ですか?顔色悪いですよ。」
そう言って額を優しい手で触れられる
「いや、大丈夫だ。ほらやるぞ」
「はい」
今勉強を教えているのは1-Aの生徒の1人。授業が終わると、先生勉強教えて欲しいですと名乗り出てきた。
彼女は誰にでも優しくて、何より笑った時の顔が美しく綺麗だ。顔に見とれていると
「あの、」
「なんだ?」
「やっぱり体調悪いですよね?マイク先生呼んできますね」
と言われてしまった。
せっかく2人きりの時間なのに。年齢的にも、恋愛的にも手を出せない自分がいる。
「待ってくれ」
○○の腕をぎゅっと掴む。女と男では握力が違うものだから○○はすぐに痛がった。
「痛い、です。わかりましたから!」
「すまん。少し力を入れすぎた。」
「私こそ大きな声だしちゃってごめんなさい。」
「いや、俺が悪いんだ。すまんな」
しばらく沈黙が続いた。そこで沈黙をやぶったのは俺の口からぽろっと出たたった一言だった。
「お前が好きだ」
「え?」
「お前が好きだと言ってるんだ。○○」
「先生が私を?ですか?」
「実はな、ずっと好きだったんだ。笑う顔が綺麗で美しかった。どうしてもその笑顔を俺だけのものにしたかった。でも俺は成人してるから生徒ととはいえ、未成年と付き合うのはどうかと思ったんだ。本当にすまない。」
顔を下に向けてしまった。どんな顔をして○○を見ればいいか。
「…先生、顔、上げてくださいよ」
「生徒の前でこんなこ…」
顔を上げるとそこには今までに見たことの無い顔をした○○がいた。
「私も、先生のこと、好きです。でも未成年だからって、いつも思ってて」
「ああ、」
「だから先生から言って貰えるの、すっごく嬉しかったんです。」
ぽろぽろと涙と言葉を零す○○に俺は抱きついた。初めての恋だった。こんなに幸せなんて思いもしない。
「○○が成人したら結婚を前提に付き合って欲しい。いいか?」
「もちろんです。よろしくお願いします。ずっと、ずっと待ってますね」
涙が止まらない顔でくしゃっと笑う顔が愛おしかった。クラスが違くてもこんな事あるんだ
なんて懐かしい話だな
「消太さん。仕事遅れますよ。」
そう呼びかけてくれたのは愛しい妻。
「ああ、行ってきます」
「行ってらっしゃい。」
お互いの唇に優しくキスをして1歩踏み出していく。
ずっと。まって。とまって。
これが合理的な恋愛と言うものだ。
ほんと教師って
おやすみのキス
雄英高校に入学してから数ヶ月、私は同じクラスの爆豪勝己くんに恋をした。
7月7日、私は勝己くんに思い切って告白をした。勝己くんは少し引いたような声で
「別に嫌いでもねーし。」って舌打ちをしながら手を握ってくれた。私の告白は成功したのだ。
それから梅雨ちゃんやお茶子ちゃんとかが告白成功したお祝いにみんなで女子会とかもした。
私は勝己くんと付き合えた事が嬉しくて夢かと思った。本当に現実なの?ってくらい。
「○○ちゃんほんとおめでとう!!私ずっと応援してたの!これからも応援するからね!」
「私も自分の事のようで嬉しいわ。」
「○○さんの為に特別なお紅茶用意致しましたの。記念にプレゼントさせていただきますわ。」
「そ、そんな…みんなありがとう」
ダラダラと涙を流して泣いた。やっぱり1-Aって最高だな。
「私も頑張らんとな…」
「お茶子ちゃんも好きな人いたよね!誰なの誰なの?」
お菓子をパクパクと口に運びながら葉隠ちゃんが言った。
「麗日はわかりやすいよ。ウチ分かっちゃったもん」
「えっ!私ってそんなわかりやすいの!?」
「わたくしも分かりますわ。」
「私も分かるわよ。」
「私もわかる!もうあの人しか居ないってくらい自信あるし!」
「み、皆分かってるの!?」
「私も分かるよ。」
「○○ちゃんまで…」
「私はお茶子ちゃんの恋応援するよ。頑張ってね!」
「わたくしも皆さんも麗日さんの事応援してますわ。上手くいきましたらまたこうして女子会開きましょう?もちろん、他の皆さんもですわ」
「ヤオモモ…」
いい雰囲気だった時
「トントン」
と扉にノック。
誰だろうと思ってドアノブを引く。
そこには既にパジャマの格好をしていた相澤先生がいた。
「もう消灯時間だぞ」
「わかりました。」
「あちゃー。もうそんな時間なんだ」
「時間が進むのは早いですわね」
「また明日も話そーね!」
「もっちろん!」
「私先行くわね。おやすみなさい」
「おやすみ!」
みんなが次々と自室へ戻っていく。
今日は楽しかったな。他のみんなも発展するといいなぁ。
なんて思いながら眠りにつく。
寝れない。どうしたことだろうか
昼間あんなに勉強してトレーニングをしたっていうのに。身体は疲れてるはずなのに。
夜になると何故か寂しくなって誰かを無性に求めてしまう。
勝己くん起きてるかな…
スマホを手に取って勝己くんへ電話をかける
しばらくすると
「あん」
と低い唸り声のようなものが聞こえた。
「ごめんねこんな夜中に。眠れなくなっちゃって」
「あっそ。それで電話かけたのかよ」
「迷惑だよね。」
「別に。ちょっと待ってろ」
「え?」
ピロンとスマホから音が鳴って電話が切れてしまった。
やっぱり迷惑だったよな なんて思いながらしばらく座っていると
コンコンとノックがした。
「はい」
恐る恐るドアノブを引いてみると
「来てやったけど」
「えっ」
「えってなんだよ。帰んぞ」
「ご、ごめん!来てくれるって思ってなくてびっくりしちゃった。凄く嬉しい」
勝己くんは私のベッドに横になりながら
「ン」
と言って勢いよく叩いた。
「一緒に寝てくれるの?」
「それ以外何があんだよ」
タンクトップの勝己くんは何だか普段と違う気がしてまた好きだ。
私がベッドに入ると
「寝かせてやるから」
と言って優しく背中をトントンと叩いてくれる。
「私が寝ても一緒に居て」
「分かったから早く寝ろ」
「ありがとう、おやすみ」
私が目を瞑った後、小さな声で
「おやすみ」
と言いながら私の頬に可愛いキスを落とした。
びっくりして目を開けてしまったら
「ンだよ起きてたのかよ」
って言いながら反対側を向いた。
「最後のお願い、していい?」
「ン」
「名前呼んで」
「○○」
「やっぱり恥ずかしいなぁ。」
「お前から頼んだくせに」
「あとひとつ」
「早く言えや」
「おやすみのキスして」
「さっきしただろうが」
「あれは目瞑ってたから!もう1回、ね?」
「チッ」
強引ながらもキスをしてくれた。
「おやすみ!」
嬉しさのあまり掛け布団を思い切り引っ張った。
「おやすみ」
そんな小さな声で返事をしてくれた。
またね、また明日。
恋心もだよ
「○○ちゃんいくよ!」
「いいよ!へい!」
今はマラソン中、来週タイム測定があるからそれに向けてクラスメイトと練習をしていた。
「お茶子ちゃん待っ」
ズッ
ちょっと焦った
顔からべシャッと転んでしまった
「え、ちょ、大丈夫!?保健室保健室!!」
お茶子ちゃん目飛び出てる…
「わ、私今どうなってる?」
「結構凄いことになっとるよ!!」
「お茶子ちゃん、好きかわい」
「ええやだ照れるな…じゃなくて!」
「私おんぶしてあげるから行こ?」
「お茶子ちゃんいい匂いしてる…」
「もう!そーゆーの違うから!」
なんかウトウトしてきた
この暖かい背中のせいで眠気がくる
つまり幸せって意味
……ん
…………ゃん
……………ちゃん
「○○ちゃん!」
「わ、お茶子ちゃん」
「よかったぁ、目 覚めたんだね!顔大丈夫?打撲らしいけど結構怪我してるよね、冷やす物貰ったから冷やしてあげるね!」
「ただの打撲で済んでよかったね。私の治療は要らないかね。少し休んでいきな」
「ありがとうございます」
「ほんと焦ったー!ドンッていったんだもん!でも怪我少なくてよかったぁ、ごめんね、気づけなかった…」
「お茶子ちゃんが謝らないでよ!私が勝手にすってんころりんしたんだから!運んでくれてありがとね!」
お茶子ちゃんは優しく私の頬にハンカチで包んだ保冷剤を当ててくれた。
優しくて可愛いくて人思いなんてほんとに天使だな
ちなみにさっきからずっと心臓がドキドキ鳴ってる。だって好きな人にこんな優しくされたら照れちゃうじゃんか。
「あのねお茶子ちゃん!」
「ふぇ!?え?!?ちょ、○○ちゃん!?」
「私、お茶子ちゃんのことがすきなの!すごく!これ恋愛の意味ね!!」
「えええ、そ、そうなの!!実は私もね、もかちゃんのことが好き、だったんだ。ノリとかじゃそうゆうのじゃなくて、本気、だから!」
お茶子ちゃんが包んでくれたのはさ、保冷剤だけじゃくて、
包んであげるね
「○○ちゃんかぁいいねぇ」
「そうかな?」
「とってもいい匂いがします!」
「やだな恥ずかしいよ。ちょっとそんな触らないでよ」
「ちょっとくらいいいじゃないですか!触りますね」
「話きいてないじゃん」
「お前らこんな所でイチャつくな リビングみたいなとこだぞここ。なぁリーダー?」
「そうだ隣の部屋でやれ」
「でもここ以外に部屋ないじゃないですか」
「確かに…」
「俺の部屋貸してやる。でももうリビングでイチャつくな」
「いいんですか!?ありがとう弔くん」
「まじで離れろイカレ女」
「その名前で呼ばないでください」
この会話の通りリーダーと荼毘に怒られてしまった。ここでも騒がしいのにスピナーとかトゥワイスがきたらと思うとなんだかなと思う。
「帰ったぜー!帰ってねぇよ」
「ほれ盗ってきたぞー。1人やっちゃった。」
噂してたら帰ってきちゃった。そしてスピナーはとんでもないことを言っている。
「お前殺すなよ」
「お前に言われたくねぇよリーダー」
「トガちゃん!俺が帰ったぜ!おかえりって言ってくれよ!やだね」
「おかえり仁くん!でも今はひなたちゃんと楽しいことしてるからまた後でね」
「もちろんだ!だめだ」
「トゥワイスってトガちゃんの言うことなんでも聞くんだね。これ程とは」
「ハンカチでかぁいく包んだのですよ。」
「包んでくれた時はまじで天使かと思ったぜ!なわけねぇだろ」
「だよね、トガちゃん天使だよね。こんな私にも優しい手で包んでくれたもん。」
こんなことを言っているうちに昔のことを思い出してしまった。情けないな。
「あれ、こんなはずじゃなかったのにな」
目からぽろぽろとあつい涙が零れ落ちてくる。
「大丈夫ですよ」
優しい暖かい手。
「○○ちゃんはカァイイです。とってもとっても。だから沢山カァイイとこみせてね。」
私には沢山宝物がある。可愛いものもあるし、
かっこいい物もある。その中で1番の宝物は
連合の皆。でもトガちゃんが1番。私が悲しい時一緒にいてくれて、楽しいときは喜んでくれる。人生で1番の宝物。1番愛してる人。生涯を共にしてくれる人。
「私、トガちゃんのこと大好きだよ、ほんとに、大好き。トガちゃんは私のこと好き?」
「仁くんも、ミスターも弔くんもみんな好きですよ。でもねぇ、今は○○ちゃんがいちばんカァイイですよ。○○ちゃんへの好きは特別な好きです。」
「トガちゃん、包んで、愛して、暖めて」
また名前呼んでよ
「はぁい、」
また愛で
2人きりで
「ほら行くぞお前ら」
「そう急かすなよ、リーダー?」
「今日いつもより出発早くない?」
「しょうがないのです!今日はお出かけなのですよ!」
「トガちゃーん!行ってらっしゃい!戻ってこい」
「仁くんバイバーイ!」
「あ、可愛い。そうか?」
「ほらトゥワイス行くぞ。俺たちは別の仕事あるんだから」
「分かったよおじさん。誰だよ!」
「お前もおじさんじゃねぇか!」
とかいいながらコンプレスとトゥワイスは仕事に出かけて行った。
「スピナー。車出せ」
「俺いつも運転係じゃね?」
「ごちゃごちゃうるせぇな焦がすぞ」
「恐ろしい奴らだほんと」
そう言いながら車に乗り込む。ちなみにこの車はコンプレスが圧縮して奪ってきたもの。結構高いらしいがクルマは詳しくないのでよく分からない。トゥワイスとコンプレスは喜んでいた。
「いつも運転ありがとうねスピナー」
「○○みたいな子が居てほんと良かったぜ。こんなイカれた連中だけじゃおかしくなっちまう」
「俺たちがイカれた奴らだって?」
「荼毘落ち着いて!」
「○○もスピナーの味方するのか?信じてたのになぁ」
「しないよ!しない。私は荼毘の味方だから」
「ならいい」
「車のなかでイチャコラするな」
「そうですよ荼毘くん」
「そうだぜ荼毘」
「なんで俺なんだよ」
「主犯格は荼毘くんじゃないですか!」
「そうだ荼毘。お前が悪い。彼女に振るな!」
「なんかごめんね荼毘。私も悪いから」
「そんな落ち込むなよなぁ」
ガタンガタンと車が揺れる。
「あ”ーうざい。おいトカゲ、スピードさげろ俺酔いやすいんだ」
「トカゲじゃねぇ!スピナーだ!」
「荼毘くん大丈夫?窓開けようか。あと私にもたれかかっていいよ」
「どっかの人達とは違うな。お父さん」
「なんか言った?」
「いや、別に」
荼毘が酔ってから数分。目的地に着いた。
「俺ら先行ってるからななんかあったらスマホで呼べよ」
「あとは○○ちゃんちゃんに任せます!」
「俺も行くからな。トカゲじゃねぇよ」
「うん、行ってらっしゃい。少し落ち着いたら私達も行くね。」
「悪いな」
「荼毘無理に喋らなくてもいいよ。もう結構限界でしょ?よく耐えたね。偉いね」
そう言って頭を少し撫でてあげると
「もっと。そうすると和らぐ」
と言いながら胸に顔を埋めてきた
「今回だけだからね?もう」
そう言ってしばらく撫で続けていると、荼毘は気持ちよさそうに寝てしまった。1人で置いていく訳にも行かないからこのまま車で待ってることにした。
今日は連合のみんないたけどさ、今度は