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私の母が通っている美容院には
なぜか紫式部物語のマンガシリーズが
これでもかというほど置いてある
これはもう、個人店の美容院あるある
完全に客付け戦略である
母いわく
「どちらかというと腕は下手」らしい🙂
たしかにこの前、久々に会った時は
**墨汁で染めたんか?**と思うくらい不自然な頭だった🙂
いつものやり取り
母
「なんか、こことここ、長さ違うでしょ」
雅
「あっ、うん😶……」
母
「もう、この頃よく喋るから
切りすぎるんだわ!
ちゃんと見て切っとらんのよ
あーやんなっちゃうな、長さ違う」
――毎回文句は一人前
なのに、なぜ通い続けるのか
さっぱり分からない😮💨
⸻
すると母が、ぽろっと言った
母
「紫式部のマンガ借りとるから
返しに行かなかんのよ💦」
……なぬ。
マンガ、借りとる💦
「ちょっと乗せてってよ」
あぁ、美容院もさすがだ
シリーズ物は続きが気になるに決まっている
しかし、よく考えたら
かなり図々しく借りとるやないか
完全に、いい🦆になっとる勝子
もうワナに引っかかっとるわ
しかも本人は
ワナに引っかかってるなんて
これっぽっちも思っていない🙂
⸻
母
「紫式部、また5冊借りて来なくっちゃ😄」
……おーい、そこかい
頭が多少ギザギザでも
紫式部へのハートは止まらない🤭
こうしてまた
マンガ5冊を返却し
新たに5冊を借りて帰ってきたのであった
⸻
美容院のママさん、つぶやく
「紫式部も、もう終わりそうだわ💦
今度は、何シリーズにしようかしら🤔」
――
母より一枚上手な、美容院ママであった
たぶん次のシリーズも、勝子は最後まで読む