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英海です
死ネタ
死ネタを純愛に詰め込みたかった…(遺言)
夕暮れ時。いつもの様に紅茶が冷めるのを待っている際に空に目を向けた。
『今日はいつもより、空の色が濃いですね……』
空が燃えるような朱色が深い群青へと溶けてゆく。
『いつもより紅茶が冷めるのも遅い…フラカス野郎がもって来たマカロンでも食べてましょうか。』
そう…業務終わりのティータイムを楽しんでいるとき
コンコンコンッ
ノックの音がうるさいくらいに響いた。
従者「失礼致します!ご報告致します」
『もう少し静かに来れませんか?まぁいいでしょう。なんですか?』
従者「はっ、恐れながら申し上げます 」
いつもはすぐ言い部屋を出ていく従者が前置きだなんて珍しい。
『なんですか?』
従者「……大日本帝国海軍様が…亡くなられました。」
前置きされ告げられたのは、最愛の人が亡くなった報告だった。
しばらくの間、動くことも、言葉を発することも出来なかった。
『……報告ご苦労。下がっていいですよ。』
従者「はっ……失礼致します」
っ、従者なりの気遣いか。下がる時の声がいつもより静かで落ち着いていた。
遅れてきたもうひとつの報告。
殺したのは実の息子のアメリカだった。
頭がパンクしそうなほど痛い。
……いつもだったら、いつもだったら、自分で無線を使い報告してくるアメリカが、わざわざ従者を使った。
今日は、非日常的な出来事が起こりすぎている。
扉を開け、近くに居た近衛兵に
『少し、外に出ています。』
と、報告を残して外に出る。
『念には念を。着いてくるような真似はしないでくださいね。』
と、言っておいた。
人影の無い波打ち際に立ち、一人思考に浸った。
殺したのはアメリカ。
だが、その後ろを支援していたのは私だ。
私が殺した。
そう、捉えても間違えでは無い。
━━━━私と海は恋仲であった。
日英同盟の際に交際を始め、第二次世界大戦の火蓋が切られる前に別れた。
『「絶対にまた会いましょう』」
約束をして。
約束と共に渡された白薔薇のブートニア
開戦してからずっと。
自身の胸元に付けていた。
波打ち際から見える海原の波が、夕空とは対比し、穏やかに進んでいる。
そんな波が
「約束を守れなくてごめんなさい」
なんて、謝っているような気がした。
ザザン…ザザン……と響く波の音が、かつて共に戦った時の思い出を蘇らせる。
貴方と共に戦った海上から見える景色はとても美しかったですね。
船をプレゼントした貴方の顔はとても輝いていて綺麗で美しかった。
大袈裟な程に喜んでくれましたね。
あぁ、そんな貴方ももう居ないのですね。
『酷い空の色です。貴方が最後に見た景色がこれであるのなら、少しばかり自分に酔すぎているではありませんか?』
精一杯の皮肉も。様にならない
『全く、貴方という人は、どうしてこうも散り際に凝りたがるのですか……』
『アメリカもアメリカですよ』
『海を…殺すつもりは無かった…とでも言いたそうに従者から伝達させて…』
ブートニア…
海。あなたはブートニアの意味を分かって渡したのでしょうね?
『約束は守りますよ。勝手に、破ったというような風回しをしないで頂きたい。』
『受け取った以上、勝手に終わらすことは許しません』
胸元からブートニアを外し、白薔薇に淡くキスを落とした。
永遠の誓いを。
貴方に私の想いを捧げましょう。
ブートニアを海へ。投げる…と言うよりは《手放す》ように落とした。
ブートニアが水面に触れた瞬間、まるで魔法のように太陽が水平線に隠れ、群青の空が現れる
『……行ってきなさい。そこは貴方が何よりも守りたかった庭(海)でしょう。』
一瞬だけ。潤んだ目を覆い、小さく、そして震える声で。
(『……愛してますよ。馬鹿者。先に逝くだなんて酷いではありませんか』)
ザザン…と、まるで海が返事をしたように波が揺れ、ブートニアを連れて行く。
『……good night。利益をたっぷり用意して、待っていなさい。』
いつの日か貴方が話していた黄泉の国で、私が戻るまで健やかに。
『さぁ……仕事(戦争)に戻るとしましょうか。貴方が愛したこの海を守り抜くために。』
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あとがきコーナー
英海っていいですよね(迫真)
なんか最近死ネタしか思いつかないんですよ
え?癖なんじゃないかって?
いやいや〜わたしがそんな癖…………もってる…わけないじゃないですか……
え、持ってないよな、え、え、え……
この話は一旦置いときましょうか
ブートニアの意味。皆さんは分かりますか?
そしてついでに白薔薇の意味もね。
ちなみにブートニアに付いている薔薇の数は1本ですよ☆
そしてイギリスについても調べてみてください
調べ終わってほわ!!ってなったらまた読みに来てくださいね。