この作品はいかがでしたか?
2,036
この作品はいかがでしたか?
2,036
⚠この物語ではナチスと言った旧国やグロ表現とかが出てきます。
それでもいい方は最後まで読んでってくだい。
登場する国の関係 ドイツ帝国━ワイマール(兄)とナチス(弟)という感じです
第一次世界大戦前、ドイツ帝国が宮殿にある廊下で歩いてる時、小さな子が彼を呼び彼はその場で止まった。呼んだ声の主はまだ10歳であろうワイマールがいた。
ワイマールは、生まれてきたドイツ1家では珍しい部類で、生まれつき目が真っ黒で悪くそれに精神状態も不安定的。鬱を発症するのも時々あったりして抗うつ剤を飲まないといけないくらいだった。
そんなワイマールがドイツ帝国の所へ来たということは、「何かあった」と言うこと。聞いたところ、「弟のナチスとは仲を深めれそうにない……」というもの。
ナチスは、ワイマールが産まれてから二年後に生まれた弟だが、ワイマールとは違って目に野心を抱いているような紅き瞳と白い丸にある鉤十字が刻まれて、「異質な子」としてワイマールは何か「気色の悪さ」を感じていた。
仲を深めれそうにないと感じたのは、ナチスが生まれてからではなくあの日を境に「やっぱり……ナチスという子は……恐ろしい子だ」と思うようになった。
あの日、夜になってもナチスがどこにもいなかったため、ワイマールが色々な場所を探し回った。宮殿の部屋やナチスの一人部屋、趣味部屋(絵を描くことが趣味らしい)、とにかく居そうな所を探し回った。
けれども、ナチスは居なく外へ行って中庭にあるブランコに行って探そうとすると、そこにはナチスが両手でブランコの紐を持って座り込んでいた。「ようやく……見つけた、どこに行ってたんだ!」と言いかけた瞬間……ナチスはその赤く鋭い恐ろしい瞳でワイマールを睨んた。
その目は兄を見るような目ではなく、まるで……邪魔者を見ているような目で見ているようだった。対する自身の瞳からはそんなふうに見ているナチスに対して恐怖以上の「何か」を感じ、ただ立ちすくんだ。言いたかった言葉を瞬時に塞ぎ込み、ただ微笑みこんで優しく声をかけることしか出来なかった。
「ワイマール、そこまで無理してナチスと仲良くしなくたっていいんだ。」
「ナチスはああいう子だ。気にするな」
そういう父の体は次第に崩れて宮殿も崩壊し、ワイマール自身も水の中へ落ちそのまま溺れた……異質で息苦しい水中、何も抗えずただ落ちて落ちて死ぬのを待つかのように身を任せた。
「?!……はぁ……はぁ……なんだ……夢……か」飛び上がるように起き上がったワイマール。その日は第一次世界大戦に敗北して三年がたった暗い朝だった。敗北後、父は戦犯として捕まり、後始末をしざるを得なくなった。その後、イギリスやフランスと言った対戦国との和平条約や巨額な賠償金を背負わされ、どうしようもなく生きている。
そんなどうしようもない日常が変わった。
ある日の仕事帰り、その日はどうも人が多く何やら騒がしかった。何だろうと見てみようとした瞬間、肩から赤い花びらが散るのを目の当たりにした。
「きゃあああ!撃たれてる!」
「誰か!救急車を!」
そういう声を上げているのはごく1部なのに気づいたのは、撃たれてから数分だった。気がつけば、倒れている自分を見知らぬ他人が囲み見下ろして来るだけだった。その中に撃った張本人であろう弟のナチスがいた。
「ナ……チス……?なんで……君g」
「すまない、兄さん……」
だって……
この世界で生きてても辛そうな気がしてさ。せめての孝行さ。永久におやすみ。
眼鏡をかけているのに段々と視界がぼやけてくる、聴覚も無くなる、痛覚も臭覚も全て全て……でも、死に対する恐怖は徐々に消えて、そのまま眠りに落ちた。
また水の中にいるような心地がする
ここは海なのだろうか?……僕は……海に捨てられたのか?……分からない……
けど……
目の前でナチスの声が聞こえる
お父さんとプロイセンさんも……
そばにいるかのような……そんな……気 がする……
まあ……いいか。しばらくここで寝ていよう……
終わり
雑ですみません。1000いいねに達する価値は無いと思うはこれ。
これがワイマールの人生的なやつです
では
コメント
1件
こう、どんどん雲行きが怪しくなっていくところとか、雰囲気がめちゃ好きです(*´-`) これで雑とは……、レベルが違いますわ(*⁰▿⁰*)!