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ピンクあり
朝日…大丈夫かな?
意外と流されやすい性格だから、悪いことに巻き込まれてないと良いけど…。
時刻は午後8時半を過ぎようとしていた。
俺は全力で走り、病院のサービスカウンターへ向かった。
『あの、!すみません!』
『どうされました?』
『今日退院予定の白子朝日って何時頃出ましたか?』
『白子さんは…午後6時には出てますね』
『白子さんがどうかされました、?』
『ありがとうございました』
ナースの人の質問にも答えず俺はまた走り出した。
『朝日…!どこだよ…』
その時、かすかに朝日の香りがした。
朝日の…フェロモンの香り。
病室に満ちていた、俺の大好きな香り。
『…!!こっちか。』
その匂いは田舎の方へ続いていた。
『ん…んっ』
『先輩、可愛いですね』
『…るせ』
『そんなこと言ってて良いんですか?』
そう言いながら光透は胸の飾りを触ってくる。
『あっ…や、だ、』
『嫌じゃないですよね?』
『こんなにフェロモンまで出して…』
『抑制剤飲んでて良かったです』
『なっ…』
自分では気付かずにフェロモンを出していたことに恥ずかしくなりに顔が熱を持つ。
『可愛い。』
光透はそう言ってまた顔を近づけてくる。
『んっ…ん、ふぁ…//』
『先輩、ヒート近かったんですか?』
『わ、か、ない…』
息をするので精一杯だ。
『朝日。大好きだよ。』
突然、霞嚨斗の声が聞こえた。
聞こえるはずがない大好きな声。
耳から入って、頭から足先、心まで満たしてくれる今、いちばん触れて欲しい人。
『〜〜〜っっ//』
実際に聞こえるはずのない声に俺は発情した。
自分でも分かるくらいにフェロモンが出ている。
『先輩…?』
『っ…に、げて』
光透が俺のフェロモンにあてられてラットになりかけている。
俺は急いで部屋を出ようとした。
でも、体が上手く動かせない。
『ッッ…ごめ、せん、ぱ、』
『えっ』
光透が覆いかぶさってきた。
『や、っ、光透…?』
光透の手が下へと向かっていた。
『朝日ー!どこだ〜!』
俺は匂いを辿りながら田舎道を歩いていた。
『ッッ…』
突然、フェロモンの香りが強くなった。
『そっちか、!』
『ここか。』
俺が辿り着いた場所は周りとは少し違った造りの綺麗めな家だった。
ふと、下を見ると生徒手帳が落ちていた。
『俺のだ…』
俺はゆっくりと家へ入っていった。
『い、や、みと…!』
『せーんぱい♡先輩の小さくて可愛いですね』
光透にものを扱かれる。
『あっ、ッッ、や、ぁ…』
『い、くッッ』
その時、勢いよくドアが開いた。
『朝日!』
『霞嚨斗ぉ…』
『あっ、あっ…ッッッッ』
目の前で達してしまった。
霞嚨斗は何故か固まっている。
恥ずかしくなった俺はベットから逃げようとする。
『えっ』
なんで、力が入らない。
踏ん張って、力を入れベットから降りようとした。足が動き、転がった瞬間に光透に腰を掴まれた。
『や、みと、やめ』
『おい、お前なにやってんだよ』
固まってしまっていた。
朝日が可愛すぎて。
とりあえず朝日を助け出すために男を引き剥がして、抑制剤を打つ。
『朝日、大丈夫?』
『霞嚨斗、こっち見ないで…//』
『ほら、薬。』
『一旦飲んで落ち着こ?』
『…ありがと』
『落ち着いた?』
『うん…』
朝日は相当恥ずかしかったようで、丸く縮まっている。
『霞嚨斗、ごめんね』
『霞嚨斗は大丈夫なの?』
『うん、抑制剤飲んどいたからね』
『そうなんだ。』
俺はさっきから気になっていた事を聞く。
『ねぇ、朝日。』
『この男は誰?』
言い方が少し荒くなってしまったようで、朝日は少し震えていた。
頭を撫でて落ち着かせる。
『柳村光透。同じ学校の後輩。』
『今日帰ってる途中の記憶ないんだけど、起きたらここに居て、光透がいた。』
『そうなんだ。』
『とりあえず帰ろうか。』
俺の質問に朝日はシュンとする。
『……』
『お母さんなんて言うかな…』
怒られることを心配してるみたいだ。
『俺が連絡しといたから大丈夫。』
『心配しないで帰っていいよ。』
どもども夜月です。
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!
今回はすごく長い話になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございます。これからも続きを投稿していくのでよろしくお願いします。