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バレンタイン特別編
今日はバレンタイン当日
クラスはチョコ、チョコ、チョコ、とチョコの話題でいっぱいだ。
そう思っている俺の名前は花園春陽。
高校2年生の終わり頃、将来の話をしつこくされ始める時期の人間だ。
そして、俺は陰キャ、
(いやいや、俺は陰キャじゃないし、)
と、思っていたりする、
まぁ、陰キャということを認めたくない陰キャだ。
そんな俺だ、
バレンタインのお決まりスイーツ、チョコレートなんて貰えるはずがない、
(誰か、俺に、チョコをッ!!!)
と、俺の心の内のうるさい俺が叫んでいる。
こうやって、何も行動せずにただただチョコが欲しいと思っているだけだから貰える訳ないんだけど、
(そんなこと分かっとるわいッ!!!)
心の内の俺はベタなツッコミをいれる。
まあ、いいやこの俺は無視することにしよう。
キーンコーンカーンコーン
チョコの事を考えていたら、あっという間にお昼の時間になっていた。
さっきまでチョコ、チョコと言っていた喋り声は聞こえ、教室は静かになっていた。
きっと、学食を食べに行っているんだろうな、
そんなことは放っておき、
俺は母さんが作ってくれたお弁当を開ける。
(やっぱりッ!!!)
俺の予想通り、弁当箱と一緒にミルクチョコの板チョコが入っていた。
俺は今すぐにでもチョコを食べたい気持ちを抑え、お弁当に手を付けた。
そして、馬鹿でかいおにぎりも食べ終わりチョコレートを食べようとする。
「花園?」
後ろから聞き慣れない声で俺の名前を呼ばれる。
俺はチョコレートを机に置き、振り返った。
「どうした?」
「麻月が呼んでるよ」
「⋯⋯は?」
俺の名前を呼んだやつはほらほらと言わんばかりに麻月の方に首を振る。
取れそうな程に首が、
麻月桃也
俺と同い年のイケメン
陽キャの鏡みたいなやつ
この前なんて5歳の女の子に告られたとか、超くだらない噂が流れていた。
さすがにこの俺でもその噂は信じていない、
麻月はそういうやつだ、
ここまで言えば読者も分かるだろう?
そうだよ、
麻月はモテ男なんだよ、
そんなやつが俺に話しかけるはずないんだ。
陰陽、関係なく、俺とあいつは住んでる世界が違う。
世界が違うのになんで話しかけるんだよ、
まさか、
俺と同じ名前のやつがこのクラスに居て間違えてるんじゃ?!
俺はチョコレートのアルミホイルを剥がしながら、クラスの名簿表を思い出す。
(永目、野村、花園、早見、)
やっぱ、花園って苗字、俺しかいなくねぇか?
そう思いながら、俺はソロリと麻月のいる扉の方を見た。
うん、完全に目が合っている。
俺はチョコレートを食べるのを諦め、渋々麻月の方に向かった。
俺は麻月に話しかけようとする。
が、そうしようとした瞬間、麻月は俺の腕を引っ張って、人目につかないところに移動させた。
「ちょっ、何すんだよ!?」
「ああ、ごめん、ごめん」
麻月は笑いながら言う。
(笑うことじゃないだろ!?!?)
その気持ちは心の内に収めることにした。
「それで何なの?」
「はい、これ受け取って」
麻月はそう言いながら、高そうな袋を渡す。
そこには、『GOBIBA』と高級チョコレートの名前が書いてあった。
正直、今にも食べたいくらいにそのチョコが欲しい。
俺はありがたく受け取ろうとする⋯⋯
(いや、待てよ、)
俺は思いとどまる。
それと同時にある光景が頭に映る。
『なあ、麻月、このチョコレートどっかの陰キャに渡してこいよ!』
『ああ、分かった!じゃあ、あそこのクラスの花園っていう陰キャに渡してくる!』
『おう!』
(いやいや、さすがに、有り得ないか⋯?)
でも、そんなことが気にならないくらいに麻月が持っているチョコが欲しい。
「じゃあ、もらいます」
「はいどうぞ」
麻月は普通に渡してきた。
(ドッキリじゃないのか?)
まあ、ドッキリじゃないならいっか、
「ありがと」
「うん、じゃあね」
麻月はそう言いながら、颯爽と去っていった。
(いや、やっぱドッキリじゃね?普通、少しくらい喋るよな?)
まあいいや、
俺は貰ったチョコレートを溶けないように握りしめながら、教室に戻った。
教室に戻り、貰ったチョコレートを食べようとする。
(あれ?)
後ろに手紙が貼ってある。
俺は違和感を感じながら、恐る恐る手紙を開いた。
『さくらんぼ公園に6時集合』
そこにはそうとだけ書かれてきた。
ドッキリのネタバラシみたいな感じかと思いきや、全く違う内容。
(というかさくらんぼ公園ってどこ、)
俺はさくらんぼ公園が無性に気になりスマホで調べる。
写真には綺麗な桜が写っている。
(ここら辺にこんな公園あったかな、)
そう思いながらスクロールする。
『電車で45分』
俺の目にはその文字が映る。
いやいや、まさか、
そう思いながら見直すが、
やっぱり45分だ、
(何も言わずに行かないのもな⋯⋯)
「まま〜!やだ!かえらない!」
「おねえちゃーん!!!」
「ばりあ!!!」
たくさんの幼児の声が聞こえる。
そう、俺は今さくらんぼ公園に居る。
悩みに悩んだ末来ることにした。
現在時刻5時45分
少し早めに着いてしまい、俺は空を見ながら暇を持て余していた。
(というか、今更だけど麻月って来んの?)
俺は今更すぎる問題に気付く。
こんな遠いところに呼び出すのっておかしすぎるだろ、
6時になったらすぐに帰ろう。
俺はそう思った、
「花園〜」
俺の苗字を呼んでいる声が聞こえる。
「花園〜」
その声は段々と近くなっていく。
「花園〜」
もっと近くなった。
俺は勢いよく振り返る、
そこには満足気に笑っている麻月が居た。
「やっほ花園」
「うん、」
麻月は俺を見下ろしながら言う。
俺の身長が169cmで確か噂だと184とか言われてたよな、
(ってことは15cm差!?)
「ねえ、花園、ちょっと着いてきてくんない?」
俺が驚いていると麻月は俺の手を握りながらそう言った。
「べ、別にいいけど、」
「じゃあ、ちゃんと着いてきてね」
麻月は俺の手を思っきり引いて走り始めた。
(気遣いとかはないのかッ!)
そう言いたかったが、息が切れて言えなかった。
「はい、着いたよ」
「え、何ここ」
俺の目の前には超大きい家がある。
てっきり公園内のどこかに案内されると思っていたのだが、
「ここ、俺の家」
「はぁ?」
「はい、入って」
麻月は容赦なく俺を家へと入れようとする。
「いやいや、待ってよ」
「なに?」
麻月は何も言うなと言わんばかりの目で見つめてくる。
俺なその圧に負け、今から喋ろうとすることは話さないことに決めた。
「いや、なんにもないです」
「じゃあ、俺の部屋案内するね」
麻月と俺の手はまだ繋がれたまま、
そのまま階段を上り、麻月の部屋に着いた。
「お、おじゃましまーす、」
「そんな、かしこまらなくても」
麻月はクスッと笑う。
「えっと、何するの?」
「そうだなぁ、何したい?」
部屋に入れたくせにやることは決まってないらしい。
「いや、特に、」
「そっかぁ」
麻月はベッドの上に乗る。
「こっちおいで」
なぜかは分からないがベッドの上に呼び出される。
俺は大人しくその指示に従った。
「ん?なに?」
俺がそう言うと同時に麻月は俺を押し倒していた。
(えっと、なにが、いま、なにが、おきているんだ、)
困惑しすぎて、俺の頭の文字は全て平仮名だ。
「俺、花園の事が好きなんだ」
「は、はぇ?」
俺の喉からはなんともおかしな声が出る。
「だからさ、俺とセックスしよ」
(⋯)
俺の頭にはこの文字通り、点が三つ並ぶ。
麻月は何を言っているんだ、
チョコレートを渡された時のようにドッキリと疑えればいいものの、ドッキリでは確実にないオーラを感じる。
俺が黙っていると、麻月はたちまち口を開いた。
「聞こえなかった?セッ⋯」
俺は麻月の口を抑える。
「それは聞こえた⋯」
「ふーん、ならヤろ?」
「なんで、そうなるんだよッ!」
俺は麻月から逃げようとする、が、体格が俺よりもでかい麻月をどけることはできない、
「ねぇ、ほんとにさ、、」
俺は自分で聞いても恐ろしい程に怯えた声で言う。
でも、そんなこと気にせずに麻月は俺の首筋にキスを落としてきた。
「⋯は、今何やって、」
俺の質問には答えず、麻月は服を脱ぎ始めた。
俺は服を脱ぐために離れた隙を逃がさずベッドから降りた。
(このまま部屋から⋯)
が、この思いはドアノブには届かず、上裸の麻月に腕を掴まれてしまった。
麻月の方を見ると綺麗に整った腹筋が目に入った。
(綺麗だな、)
一瞬そう思ったが、頭の中のその文字はすぐに削除した。
ぽとん
麻月の足元には水滴が落ちていた。
俺は麻月の顔を覗く、
そこには涙が流れていることに驚いている表情の麻月が居た。
「⋯なんで、泣いて、」
麻月の口からは小さくだが、そう聞こえる。
「⋯麻月?大丈夫?」
「⋯俺、今、何して⋯」
麻月は上裸の事に驚きテンパっている。
テンパっているというか戸惑っている?
まぁ、そんなことはいいか、
「麻月、落ち着こ、」
さすがにこの絵面はやばい、
そう思い、俺は麻月をベッドの上に誘導した。
「花園、ごめん、」
「謝らなくていいから、いや謝っては欲しいんだけど、何があったのかを聞きたいんだ」
花園は少し黙った後、話し始めた。
「俺、花園が好きで、でも花園は付き合っている人が居るから、諦めなきゃで、でも諦めきれなくて、ごめん、」
(はぁ⋯?)
俺の思っていることは二つ
①俺が好きなの?
これに関してはさっき聞いたし、
まぁ多様性の時代だし、
そうだとしても俺のことが好きなのはよく分からないけど、
②俺、付き合ってる人居るの?
麻月の中の俺は付き合ってる人が居るらしい、
いや、いませんけどー!!!
なんですか、自慢ですか?
俺は思ってることを順に話そうとした。
それなのに、麻月は俺の口を塞いできた。
「ぁ、いや言わなくていいよ、結局振るんだろ」
(はぁ?!?!?!なんだこいつ!?!?
さっきまで俺にセッ⋯、⋯ク⋯⋯ス、しようって言ってたあの自信はどこに行ったんだよ!??)
「いや、言わないよ」
(怒りを露わにしない俺優し、)
そう思いながら、俺は優しく麻月に話した。
「でも、付き合ってるんだろ」
(あぁ゛もうツ゛ムカつくツ)
「俺、付き合ってる人なんていないんですけど?!なんですか、それ!!」
俺はついに怒りを全面に押し出して言ってしまった。
麻月はぽかんとした顔でいる。
「なんなのその顔?!?!自慢したいんならしちゃえばいいじゃん!?」
麻月はもっとぽかんとした顔になった。
「ああ、もう!」
俺は麻月の頭をぽこすか叩く。
「急に呼び出したかと思えば、家に入れられるし、そしたら、セッ⋯⋯⋯⋯ク、⋯⋯⋯しようとか言うし!!もうほんとなんなの?!」
「あっははは!!」
麻月は笑いだしてしまった。
「何わらってんだよ!!!」
「いや、だって、凄い必死だなと思って」
「なんだと、!」
「それに、セックスが⋯⋯」
麻月は壺に入ったようにずっと笑っている。
(てか、”その”単語はお年頃の俺にとってはキツイんだよッ、)
「もうッ!」
「その様子だと彼女はいないんだね」
「そうだよ!何を思って俺に彼女がッ!」
「いや、だってお昼、嬉しそうに板チョコ食べてたじゃん」
俺は一旦考えるフェーズに入る。
(お昼?板チョコ?嬉しそうに?)
その単語が頭の中を駆け回る。
「あ!母さんからの!」
「へぇ、あれお母さんからだったんだ」
「うん、麻月はそれを彼女からだと勘違いしたんだ、へぇ〜」
俺はにやけながらそう言う。
(まあ、これくらいはいいだろう、)
「ふぅん、そうやって煽るんだ」
(⋯ん?これ、まずくないか、)
「ぇ、ちょ、⋯麻月?」
「俺さ、花園のことが好きって言ったよね」
「う、うん」
「花園のどんな顔も好きなんだよね」
「は、へぁ、」
麻月はどんどんと近付いてくる。
ぼふっ
ついに、また俺は押し倒されてしまった。
麻月の顔はもう目の前、
俺はぎゅっと目を瞑る。
「ふふっ、まだキスはしないよ」
麻月はそう言いながら離れていった。
(ああもうッ!またってなんだよッ!キスはのはもなんだよッ!)
俺の心の内は大荒れだ。
「じゃあさ、花園」
「ぅ、うん」
「今から言う質問に全てYESって答えてね」
「は、はぁ、」
(急に話変えたな、ってかなんか嫌な予感が)
俺はその予感を無視して、麻月の質問に答えることにした。
「じゃあ、行くよ」
「は、はい」
「好きな食べ物はリンゴです」
「い、いえす」
(まあ、嫌いではないし、)
「好きなスポーツは野球です」
「い、いえす」
(まあ、これも嫌いじゃないし、)
「誕生日は6月23日です」
「い、いえす⋯?」
(いや、そうだけど、なんで知って⋯?)
「好きなリンゴの種類はふじです」
「⋯⋯いえす」
(こんなに知ってることある?あ、もしかして、)
俺は閃いた、
きっとこれは全てYESの質問なのだろう。
ということは適当にYESと言えばいい!
「チョコレートはmaijiが好きです」
「いえす!」
(やっぱ、そうじゃん!)
「最近、シャーペンを変えました」
「いえす!」
俺は食い気味に言う。
「俺と付き合ってください」
「いえす!」
「ふふっ、そう言ってくれると思ったよ」
(⋯⋯?)
俺は麻月からの質問を思い出す。
思い出した瞬間、俺の顔は赤くなる。
「待って!今のなし!!」
「ええ、それはないな」
麻月は明らかに落ち込んだ様子で言う。
そう落ち込まれると何も言えなくなる。
俺は思い付いた。
いえすと言っていないことにすればいいんだ。
「俺、いえすなんて言ってない」
「へぇ、そうなの?」
麻月はそう言いながら自分のスマホを操作する。
俺にスマホスピーカー部分を向けてくる。
【俺と付き合ってください、いえす!】
確かにそこには告白に返事している俺の声があった。
「ほら」
「ぃ、いや、」
俺には反論の余地なんてない。
(でも、こんな形でそういう関係にはなりたくない、)
そう思っていると、俺の目から涙が出ていた。
「え、ど、どうした」
「お、俺、こんな風にカップルになりたくない、」
「ぇ、えと、ごめん、」
僕たち二人の間には気まずい空気が流れる。
「俺さ、カップルになるならさ、お互いの事をしっかり知ってからにしたい、」
「⋯⋯へ、いいの?」
麻月は有り得ないと言わんばかりの顔で言う。
(有り得ないと思うなら、こんなやり方で告白なんてするなよッ!)
そうツッコミ気持ちは抑え、俺は静かに頷いた。
「⋯で、でもさ、俺どうすればいいか分からないから、麻月おしえて?」
俺は麻月の事を見上げながら言った。
麻月は自分の顔を覆いながら何か言っている。
それは、放っておくことにした。
「実はさ、俺もよく分からないんだ」
(⋯確かに、)
良く考えれば、恋愛に慣れている人はこのやり方はしない気がする。
きっと、麻月は告白されるばっかりで恋愛の仕方を知らないのだろう。
「じゃあさ、一緒に考えていこ」
「⋯⋯うん、!」
麻月は目に涙を浮かべながら言った。
「だからッ!!!」
「いや、無理、許さない」
そして、俺たちは今、カップル(?)になって初めての喧嘩をしている。
喧嘩の原因は家に帰るか帰らないかというものだ。
「俺は帰るからッ!」
「無理、この時間に花園のこと外に出せない」
「この時間ってまだ8時だぞッ!」
現在時刻8時3分
麻月はこの時間に外に出させる事を許さないらしい。
(いやいや、俺だってもう高校二年生だしッ!
ってか、遠くに場所設定したのは麻月なんじゃないのか?)
「もう、帰るから、」
俺は麻月の意志など完全に無視して、ドアノブに手をかけた。
ぎゅ
俺がドアノブに手をかけた瞬間、麻月が後ろから抱き締めてきた。
麻月の心臓の音が伝わってこっちまでドキドキする。
「麻月⋯?俺、帰りたいからさ、」
「いや、帰らせない、」
麻月は保育園に送ったけど、母親とまだいたい子供のようだ。
(我ながらこの例え合ってないか?)
「花園、ずっと一緒に居よ」
麻月の激重発言が聞こえる。
そう思っていると、俺の肩に何か暖かい感覚があった。
「⋯⋯ッ、ぅッ、⋯ひっく⋯」
麻月の声を聞いて分かった。
この方の暖かい感覚は麻月の涙だ。
(ああ゛もう、)
「⋯わかったよ」
「⋯⋯ぇ?」
「分かったッ!帰らないッ!」
「え!ほんと!」
麻月はさっきまでの態度が嘘だったかのように元気だ。
現在時刻10時23分
俺たちは二人は一緒のベッドに入った。
(もしかして、そう思っている俺が居る、でもきっとそんなことは無いだろうし、うんうん、)
そうやって思う理由はただ1つ
隣ではもう既に麻月は寝ているからだ。
「おやすみ、麻月、」
俺は深い眠り落ちていった。
(唇に何か当たっている?
食べられている感覚というか、)
俺はその感覚で目が覚めた。
目を開けると俺の唇を夢中で貪っている麻月が居た。
「⋯⋯んぅ、⋯ぁぅ⋯」
どっちの声か分からない声が聞こえる。
頭がぼーっとする。
「⋯⋯ぷはっ」
ようやく麻月は離れた。
「⋯な、なにしてんの、!?」
「⋯⋯ぁ、起きてたんだ、おはよ」
「おはよじゃなくて」
「ごめん、花園が可愛くて」
麻月の目はハートに染まっている。
でも、その目は嫌じゃない、
少し、愛おしい、
「⋯いいよ、続けて」
「⋯っ、分かった」
麻月が近付いてくる。
俺は目を優しく瞑った。
そっと唇が触れる。
優しくて、でもこれだけで蕩けてしまいそう。
「もっとするからね、いいよね」
「うん、いいよ」
その後のことは思い出したくないくらいに恥ずかしいことの連続だった。
麻月が俺の事を解す。
その間、俺は声を抑えるのに必死だった。
麻月の手は感じるのところを執拗に攻めていき、やがて俺は声を我慢することは出来なくなっていた。
その後は、まあご想像通り、
ってな感じで俺の初めては麻月とでした。
それでも後悔はしていない、
今じゃ大好きな麻月、
これからもよろしくね
「花園〜!まだ〜?」
「ちょっと待って〜!」
では、みなさんここまで読んでくれてありがとうございました、
これからも俺たち二人と他の物語の登場人物たちの幸せを願っていてください!
俺は麻月の元に行ってきます!!!
バレンタイン特別編〜完結〜
長々とありがとうございました😊🙏