モノローグ 八重桜寿々ver.
私はいつも病弱で、陰気な人。毎日のように風邪や病気になっていた。でも唯一好きな事は化学と英語で、私が書く紙には実験記号とか英語がびっしり書いてあったかな?学校なんて行かずに、部屋の中で実験をしてた。だからよく不完全燃焼したものを放置して一酸化炭素中毒になったのが4…5回あるかな?そんな私でも、唯一心を開けるのがあった。それは生き物でもなくものでも無い、空気だった。唯一素の自分を出せるものが目に見えないものなんて、恥ずかしいな。
私は人に話しかけようとしても声が小さく、これも病気の一つだと言われた。学校に行ったは行ったで、イジメに遭って早退するだけで、小学中学の理科と英語以外何も分からないまま進んでいた。でもこれだと社会的に何も出来ずに終わってしまう心配が勝って、遂には空気にさえ心を閉じてしまった。
ある日、起きて机を見ると、見たことない青い紙があった。思わず私はそれに近づいて、内容を見たけど、点字みたいな見たことない字だった。私はこれを書いた覚えないからパニックになった。すると背中をトンと押されて、体幹がない私はそのまま机に突っ伏した。慌てて後ろを振り返ると、私の半分ぐらいの体長の猫みたいなのがいた。化学をやってきてそんな大きい生き物なんて見た事ないから、少しの興奮と多くの恐怖が私の中にあった。その猫は最初よく分かんない事言ってたから、思わず「何を言ってるの?」って喋ってしまった。するとその猫は何かに気づいたように咳払いをして、「きみはしといまのじんせいたのしんでる?」しといま?なんそれ?って思ったけど、まず私は猫が話した事にびっくりした。
「ほんとうにたのしい?」って幼い頃の自分のような声を出す猫に、私は引き寄せられていた。そしてほんの少し頷いたけど、その猫にはお見通しだったみたいで、「ほんとうは?」って再度聞いてきた。そして首を横に振ると、「だよね。そんなきがしたよ」って。
そして私はその猫に連れられ、4年振りの外へ。行ったはずなんだけど、そこはもう私が知らない場所だった。全体が草原だった。後ろを見ても何も無い。
こんな不思議な体験をしたのはつい1年前くらい。私は今その猫、いいや、ゴマたんの国、皆京郷が幸せになるように薬の開発に専念してる。自分に合うものがあるのを、前初めて知ったんだ。
諦めなければ、努力って実るんだな。
そう、感じた。
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