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この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
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宮舘side
帰ってドアを開けるとサンタ姿の阿部がいた。何もう、可愛すぎない?疲れすぎてサンタコスの天使が舞い降りてきた幻覚が見えちゃったのかと思った。て言うかそうだ、事前収録とかで良くわかんなくなってたけどクリスマス当日って今日だ。それはそうと、据え膳食わぬは男の恥。そういうことですよね、ありがたくいただくことにしよう
『メリークリスマス!』
「…いただきます。」
『いやいやいや違う違う…ねぇちょっと待って?!?!』
必死に引き留めようとする彼を不思議そうに見つめると一旦止まれとでも言うように掌を此方に向けてきた。そんな格好で出てきて…喰っていいよってことじゃないの?あーでも微妙か、ちゃんとズボンだし、露出なんかほぼ無いし。ミニスカサンタでも着といてくれれば心置きなく襲えたのにな
「何が違うの?」
『いやご飯食べたりとかさぁ、プレゼントも用意してんのに』
「俺からしたらこれが最大のプレゼントかつサプライズだけど」
『…そんなに喜んでもらえるとは思ってなかったな』
「可愛いってポロっと出そうになったもん」
『舘様も俺に可愛いって思うことあるんだ』
「常日頃思ってますけど?」
やっぱもう少し言葉にした方がいいのかな。今の時代の人たちに足りないのは口に出すことだって何処かの記事でも書いてあったし。まあ今まで通り行動で示していくのもありか。いや、いっそのこと両方実行しよう、愛なんて重いに越したことはないでしょ
「やっぱ先にいただくことにするよ」
『ご飯?』
「いや、阿部」
『さっきのやり取りの意味全然ないじゃん!』
「…意味のないやり取りさえ愛おしいって、凄いことじゃない?」
『…確かに。』
「でしょ。てことで、いいよね?」
『あー…まあ…。……誘う手間省けたしいっか、』
「何か言った?」
『なんにも。ちょ、自分で歩けるから!笑』
なんかそれっぽいこと言ったら納得したらしいからそれを口実にお姫様抱っこで寝室へ連行した。何気にサンタってだけで俺カラーになるのもポイントが高いな。でもこのままじゃ始めようにもなにも始まらない。仕方ないからそんなことお構いなしに脱がすことにした
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クリスマスプレゼントがどうのこうのって話さっきしてたよなあ、と彼の発言を思い返して悪巧み。プレゼントという言葉から変なことを急に思い付いてしまった
「今日は阿部がプレゼントなんだっけ?」
『ん、?うーん…まあ間違ってはない、かも。もう2…あ、違、1個あるけど』
「そっかそっか。じゃあラッピングしなきゃね」
『今脱いだのに…?笑』
何をされるのかわかっていないからかまだうっすら笑みを浮かべている。この余裕な表情を崩せるのは自分だけだと思うと胸が高鳴る。ベッドサイドの引き出しに入っていた目的のものを取り出して彼ににっこりと笑いかけた
「可愛い阿部には可愛いリボンが似合うと思うんだよね」
『ありがとう、?…え、いや短くない?手首とかにつける用?』
「本来はね。でも今日はこっち」
視線を下げると勘の良い彼は何かに気が付いたのか急に抵抗を始めた。まあ俺の方が力強いから関係ないんだけど。割と派手に暴れている長い手足を取り押さえて彼のものの根本にリボンをつけると明らかに嫌そうな顔をされた。そりゃそうか、出せないとどうなるか知ってるもんね
『…ねぇなんでこんなことすんの』
「んー…クリスマスだから?」
『全然理由になってない!』
ごちゃごちゃ文句を言い続ける彼を横目に潤滑剤へと手を伸ばす。リボンを取ろうとしている彼の手を纏めて握るとまた嫌そうな顔をされた。もう、そんなの彼氏に向ける顔じゃないでしょうが…
『これやだから取って』
「出したい?」
『そりゃそうでしょ、苦しいのやだもん』
「でもその苦しさ越えたらすっごい気持ちよくなれると思うんだけど」
『一瞬でも苦しいのがやなの』
中々了承してくれないなあ。まぁ男としての尊厳を全て剥奪されたと言っても過言ではないようなことをしてるから、仕方がないのかもしれないけど。でもやめる気は無いし、ずっと抵抗されるのは流石に心が痛い。てことは、もうこれは身体に分からせるしかないな。喋るのを止めて口付けると抵抗する力が少しだけ弱まった。やっぱり素直で可愛い
「まあとりあえずやってみようよ」
『え、?やだって言っ…んむ、っふ…ぁ、』
いやいや言っててもどうせ抗えないんだから。キスで黙らせて、まさぐるように胸元に手を滑らせて滑らかな肌を撫でる。サンタの服よりも少し色の薄い胸飾をぴん、と弾くといつもより甘い声が鼓膜を揺らした
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『ゃ…っま、た、ぃう、っイく、ぅ、っ~~~♡』
「ん……っ、めっちゃ締める、じゃん」
『なに、わ…かんな、ぁ…♡も、頭、バカんなる、♡』
「そっかそっか」
あれから数十分後、何度も何度も中イキを続けてその感覚を覚えてしまった彼は、ろくに頭も回っていないようだった。涙でぐちゃぐちゃになった顔を惜しげもなく晒して、ぐすぐす鼻を鳴らし続けて。可哀想で可愛いなぁ、なんて
『お、終わり、もう無理、』
「って言って抜こうとしたら泣き喚き出すの誰だっけ?」
あらら、黙り込んじゃった。図星つかれるといつも一旦黙っちゃうから彼はわかりやすい。うーん、ぶっちゃけまだもう1、2回ならいけそうだしいくか?どっちかがトぶまでやるか?まあ決定権は余裕のない方にあげなければ、明日口をきいてもらえなくなる可能性もある。阿部の意見を聞いてあげようじゃないか
『それは違うし……』
「何が違うの?」
『…ふ、っん、♡も、動かなぃで…♡』
うーん、やっぱトばしてやろうかな。多分意識あるうちはあーだこーだ言い続けるだろうし。未だ何か喋っているのを無視して可愛がっていると彼の腕が伸びてきた
『ぁ…♡だてさ、ぎゅ…って、して、』
「…ぎゅーしたら奥入るよ?」
『いい、から。どうせトばす気なん…、しょ、』
あれ、しっかりバレてた。まあわかっててハグして欲しいって言ってきたってことはまだ余裕あるんだろうし。そう思って上体を倒すとすぐさま背中に腕が回される。その腕と手には相当な力が入っていて、ぎゅぅっとかなり強く抱き締められた。それと同時に、かなり奥の方まで入ってしまったせいか中も思いっきり締まった
「…痛くない?」
『ん、…っ♡…は、ぁ…ぅ、っん…だ、いじょ、ぶ、』
「イきたかったらイっていいよ」
大きく畝る中を蹂躙しながらキスを落としていると、断続的にキツく締まって身体が細かく震える。また何も出さずに達したんだろう、変な癖がついてしまいそうでちょっとだけ心配
『…ふ、ぅ…ゃ、ばい、目…チカチカして…』
「はい目瞑って」
『ぅー……』
流石に彼の身体に危機を感じ始めたから寝かせてやろうと声をかけると、かなり早い段階で落ち着いた呼吸が聞こえてきた。もう寝たのかもしれない、早いな。というか今寝たってことは着替えとかシーツ替えとか、色々全部の後処理俺一人でやれってこと?まあいいか、こんななるまで付き合わせたの俺だし
「…そういえば」
もう一つのプレゼントなるものを思い出して辺りを見渡すと小さな箱と大きな箱が見えた。なんかお伽噺とかでも小さい方開けるといい、みたいなこと言うしちっちゃい方を開けてみよう。包装を丁寧に外して箱を開けるとそこには先ほどまで見ていたそれが入っていた
「…これで誘う気だったのか」
小さな箱の中に入っていたゴムを見て、容赦なく明日も襲うことを心に決めた