テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
よし、今日はインスタライブの日だ。
「あぁ、緊張する…」
一人呟きながらインスタライブを開始した。
(涼ちゃん可愛い!)
「あは、ありがとう。」
突然だが、僕は若井滉斗と付き合っている。
付き合っていることは公にしておらず、同居していることのみ、公表している。
みんなから「可愛い」と言われるのは慣れてはいるが、やはり、僕は若井に可愛いと言われたい。
みんなに可愛いと言われる度、僕は淋しさを覚えてしまう。
紛らわせよう。
「そういえば、皆さん。【夏の影】が公開されましたね!」
「撮影は凄く景色が綺麗で……。」
三十分ほど話しただろうか、そろそろ若井が帰ってくる頃だ。
早く、早く会いたい。早く僕の頭を撫でて、早く僕に可愛いと吹きかけて、早く僕を抱きしめて。苦しいくらいに、離れられないように。
(涼ちゃん、大丈夫?暗い顔してるよ。)
「あ、あぁ大丈夫!ごめんね、悩み事!」
(え、大丈夫?悩み事?)
「大丈夫!いやぁ、お気に入りのボールペンなくしちゃって…」
咄嗟に嘘をついてしまった。
言えるわけが無い。
若井滉斗に恋愛感情を抱いている。
だが、最近。本当は若井に愛されていないのではないか。
なんてことを考えてしまう。
帰ってきたら、食事や、入浴などを終わらせ、すぐに寝てしまう。
今では会話をすることも少なくなり、頭を撫でてもらうことや、可愛いと言ってもらうことはほとんど無くなってしまった。
夜の行為も全くしていない。
仕事が忙しいのだと自分に言い訳を吐いていた。だから余計考えてしまう。
僕はもう…。
扉が開いた。
若井が帰ってきた。
「涼ちゃん、ただいま。」
「あ、おかえり!」
何故か冷たい気がしてならない。
そんなはずない。きっと。大丈夫だ。
「自撮りでもしてるの?」
「いや、あのね、今日は」
僕の話を最後まで聞かず、部屋へ戻ってしまった…。
「今日のために、新しい服買ったんだけどなぁ、」
若井に振り向いてもらうために、僕は最近可愛い服を着たり、可愛いヘアセットにしたりしているが、より冷たくなるばかりだった。
昔は僕が新しい服やヘアスタイルにしたら、すぐに気づいて、似合っていると言ってくれた。
今では僕の話も最後まで聞いてくれない…。
やはり、僕はもう。
愛されていないのかもしれない。
僕は何故か笑っていた。
もう、笑うことしかできなかった。
色々な感情で歪んだ顔に一筋の哀しみが頬を伝った。
脚に雫が落ちた。
ダメだ。もう。
(え?泣いてる?!涼ちゃん!大丈夫?
若井!気づけ!!)
「ごめんねぇ〜みんな、気にしなぃ゛…」
ダメだ。涙が止まらない。溢れ出てもう止まってくれない。
嗚咽を漏らしながら、まるで赤子のように泣いてしまった。
僕はもう若井に愛されていない。
若井にはもう僕は必要ない。
僕はいらない人間なんだ。
「涼ちゃん…?大丈夫?」
若井が来て、なにか耐えているように、拳を握り、僕を見ていた。
「ごめんなさい。なんでも、ないよ。」
「涼ちゃん、俺もう、さすがに我慢できない…。」
何が我慢できないのだろうか、僕のことが嫌いだから、もう一緒にいることすら我慢できないということだろうか?
「そうだよね。ごめんね…」
僕は押し倒されていた。
「やっ、なにしてっ、」
情けない声が漏れてしまう。
状況が追いつかない。
どういうことだ?
どうして僕は押し倒されているんだ?
僕は、殴られるのか?怖い。
「ごめんね涼ちゃん、涼ちゃんに負担がすごいから、俺我慢してたんだけど、さすがにもう、無理。」
「何言ってっ」
僕の口が若井の口で塞がれた。
舌が入ってきて、上顎をいやらしくなぞる。
「ふッ…んッ…///」
気持ちが良くて、頭がふわふわする。
「はぁッ!」
苦しい、咳が止まらない。
だけど、それがたまらなく、好きだ。
「なんで、俺が必死で我慢してるのに、もっと可愛くなろうとするの…?」
意味のわからないことを言っていた。
だが、何故か嬉しくなった。
若井は手を震わせながら、僕の服を脱がせようとした。
だが上手く脱がせなくて、困った顔をしている。
僕は、若井の誘いを受けたかのように、若井の手を触り、自ら服を脱いでみせた。
「いいんだね?俺、涼ちゃんに気を使えないよ?」
「いいよ、激しく、僕を抱き潰して欲しい。 」
それを言った瞬間僕の中に若井のものが入ってきた。
「ぐっ…うッ…あ゛ッ 」
「ふッ…」
激しく、奥を突く
「あ゛あ゛ッ!!お゛ッお゛ッ///」
「んっ…///」
若井がしてくれないから、淋しくて一人でシていたから、中は解してあった。
だが、やはり奥までは届かなくて、ずっと若井のが欲しかった…
「わかぁあ゛ッあ゛ぁ///い゛い゛っち゛ゃあ///」
「あ゛ッー〜ー〜ーーッ!!!!////」
「ッ!!!///」
中に溢れ出て満たされていく。
「あっ///あぁ…///んぁッ…ぁッ//」
若井のものがまた奥を突き始める。
「あ゛ッダメェッ!!い゛っだばっがッ!!!」
「あ゛あ゛ッ!//お゛ッおっ!//んあ゛ッ!!//」
「ッ…!///」
「い゛ぐっ!//い゛ぐぅッ!!////」
僕の精液が潮を吹いて溢れ出た。
「あっ///あへッ////あぁ…?んんぁ…////」
もう、意識はほとんどない。飛んでしまいそうだ。
「んッ…//ひぃろとぉ…?///」
「っ…!」
「ダメだって…俺、もう…ほんとに収まらないから…」
激しく奥に突く
「涼架ッ…♡///」
「あ゛ッぁ///ひっろぉとッぉ!♡///」
「涼架ッ…可愛い……♡///」
優しく僕の耳に囁くその声がまるで僕を包み込むようで、気持ちよくて……
「あ゛ッあ゛ぁ゛ーーーー〜ー♡!!!!///」
そこから、記憶が無い。
目の前が点滅して。僕は絶頂してしまったのだろう。
「り、ちゃん!!」
「涼ちゃん!!!!!」
驚いたように目を覚ました。
若井はとても焦っていた。
「インスタライブしてたの?!!」
「あッ…」
そうだった。忘れていた。
コメント
5件
最高です!!!
インライでやっちゃってるのは、この後大変なことになりますよね、
なんだその最高なインライはっ(?)めっちゃお話し好きですっ!