TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
シェアするシェアする
報告する

第4話[呼び名]


「__〜!」

「…チーノ、お前」

「?」

「本名呼び辞めへん?」

「え、嫌?」

「嫌というか、なんか撮影後がなんか現実に引き戻された感が」

「ぁー、すまんすまんショッピ。」

「どうした。」

「大先生が飯いこやって」

「奢り?」

「。」

「マジか!っしゃ、行くで!」

「はは、お前相変わらずやなぁ」






「ぅ〜…」

「wチーノお前w、まだ行けるやろぉ?」

「大先生アルハラっすよ」

「んぇー?」

「ショッピぃ〜」

「はいはい」

酔った同期を介護しながら店を出る。






「…」

がやかやと声を紡ぐ東京の街を2人歩く。先程帰った大先生を思い出せば奢りやったなぁと噛み締めた。



「ショッピいいいい〜!!!」

「なっ!」

「んぐっ…何」

「…ここ、東京」

「だから?」

「本名で呼べ!」

「だって、本名で呼ぶなって」

「…街中ではゲーム名で禁止」


「ショッピ君…?」

「!?」

微かに香った昔1回だけ吸ったマールボロの匂いと共に声が聞こえる。

それさえも掻き消す様に東京の夜が邪魔した


「はよ、行こやショッピ〜」

「おん…」

声が


彼に似ていたのは


気の所為だろうな

この作品はいかがでしたか?

102

コメント

0

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store