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nmmn注意
伏字なし
ruwn
見ているこっちのチンコが痛くなるような喘ぎ声をあげ、一際大きく体を震わせてウェンは精を吐き出した。かくかくと揺れる体に抗うようにするウェンが可愛くて、ついじっと見ていたくなる気持ちを抑えてウェンから手を引こうとすると、尻の中にある指がきゅっと締め付けられる。
驚いてウェンを見れば、火照っていた顔をさらに赤くして、心底恥ずかしげに蒼い瞳をそらした。
あまりにいじらしく可愛い姿に、思わず血管がブチ切れそうになってしまうほどの興奮を覚える。
「ハッ…ンな可愛いコトしねえでも、すぐ満たしてやるっての、!」
自身のモノは、準備するまでもなく、今まで我慢してきたために限界ほどまで大きくなり、ズキズキと痛みを訴えている。
昂り焦る気持ちを抑えて避妊具を着け、ウェンと向き合った。不安と期待に揺れる、空色の瞳と視線がかち合う。
どうしてか、ウェンと目が合うと胸が苦しくて喉に何かが詰まったように言葉が出てなかった。
「…ロウ、手、繋いでてくれない、?」
お互い暫く何も言えずに見つめあったのち、ようやっと口を開いたウェンがか細い声でそう言って、くしゃりと微笑む。
本当にどうしてしまったんだろうか、なぜだか涙が溢れてしまいそうだ。
「ウェン…、好きだ、愛してる…大好きだ、」
お互いの両手をきつく繋ぎ合わせ、ゆっくりと腰を推し進めれば、ちゅ、ちゅぷっ、ぐちゅりと音を立てながらウェンの尻が割り拓かれていく。
「ふあ゛、っはあぁ…!」
「、っぐ…キツ、っ」
いくらほぐしたと言えど初めて人のモノを咥えた尻はぎゅうぎゅうと締め付けてくる。ウェンは目をぎゅっとつぶり、ふるふると全身が小刻みに震えさせているのが強く握りしめられた手から伝わってくる。
「息、止めんな…ほら、深呼吸」
浅いところで呼吸をするウェンの腕を俺の首に巻き付かせて体をより密着させ、近くで聴かせるように俺自身も深く呼吸をする。
暫くそうしていれば次第にウェンは落ち着きを取り戻した。
「ふー…ロウありがと、取り乱した…」
「いやいい……どうする、大丈夫か、?」
今日はもうやめようか、次いで言葉を口にする前に静止の声が入る。
「いやだっ!…お願い、やめないで、最後まで…」
尻の締め付け以上にぎゅうぅっと抱きしめられ、そう願われる。好きな奴にそんなを言われて止めてやれる男が、ましてや狼がどこにいるだろうか。いや、いないに決まっている。
理性も大事にしたいという気持ちもしっかり頭の一角に残っているが、必ず全部繋がってやると、俺の中で覚悟が決まった。
「ウェン…必ず大事にする、けど、必ず全部挿れてやるから。覚悟しとけ」
唸るように低くそう宣言したロウと再び瞳が交差したとき、優しさに満ちていた瞳にはどこか獰猛な雄の色が混じっていて思わず動揺しながらもときめいてしまった。まるで僕の逃げ場を無くすように覆い被さり、またゆっくり腰を進めてくる。はひゅ、と変な息が漏れでるが、ロウに言われたとおりなんとか深い呼吸をして、身体を落ち着ける。
すうっ、と息を吸えば少し汗っぽいロウの香りが鼻先をかすめる。腹の圧迫感が、ロウがここにいるのだと伝えてくる。僕を貫く熱いものが、ロウが生きているのだと知らしめる。僕で乱れるロウの息づかいや触れ合うところをじっとりと湿らせていく汗を感じて、ロウの快感に感じ入る顔や欲を僕に向ける姿を見て、僕の熱もまた、たぎる。生きていることを実感する。今日まで生きていてよかったと、ロウが生きていて、ロウと一緒に生きられていてよかったと体が震える。ロウが好きでいてくれるのが嬉しくて、ロウを好きでいたこと、これからもずっと好きでいられることが幸せで、今日に限ってはお酒なんてもちろん入れてないのに、なぜか酩酊したときのようなふわふわとした、どこか切ない気持ちと溢れ出る幸福感に気分に身を包まれる。あれ、おかしいな、なんだか視界も霞んできて…。
「どうした、やっぱり痛いか?大丈夫かウェン」
僕のことが心底心配だというような声で聞いてくる目の前のロウの顔は、水面にかざされたように揺らめいていた。汗じゃない、目からこぼれた温かいものを拭われて僕はやっと自分が泣いていることに気づく。
好き。
体を震わせるほどの思いは、せきを切ったように涙と共に外へ流れ出しとどまらない。
好きだよ。ずっと好きだったんだよ、これからだってずっと好きだよ。ロウのことを僕が世界で一番愛してるんだ。お願い、すべてあげるから、ちゃんと受け取って。それから、ロウのぜんぶも僕に、ちょうだい。ロウが生きていてくれて、ロウと生きられて、そんな当たり前があんまりにも幸せで、僕、死んじゃいそうなんだよ。
何かが外れたように、今までに見たことがないほどボロボロと涙をこぼしながら俺のことが好きだと、幸せで死にそうだとウェンは泣いた。
ウェンからこんなに好きだと言われたことは初めてだった。なんだかんだで恥ずかしがりなところのあるウェンだと知っているから、無理に求めることはしてこなかった。
そんなウェンが自分を俺に受け取って欲しいと言う。俺のすべて欲しがっている。
「ウェン、っはあ、嬉しい…俺の全部なんてとっくにお前のモンだ…なあ、ちゃんとお前の全部、俺に寄越せよ…っ!」
ぱちゅん、ウェンから求められるがまま突き進めば、ついに、結合部がぴったりと触れ合った。
ぎゅうぎゅうと苦しいほどに、俺とさらに一つにならんとばかりに絡みついてくる、決してふわふわと柔らかくもない、筋肉ばった少しごつごつと固い、俺よりも男らしい身体の奥底から響いてくる少し速い鼓動が、ウェンが確かにここにいることを証明する。
好きな奴と繋がれることが、こんなにも幸せなことだって、知らなかったんだ。
気づけば俺の目からも筋が流れていた。
「ウェン、お前と出会えて、俺は、幸せだ…!」
顔を見合わせて一緒に笑って、涙に濡れたまましたキスは少ししょっぱいけれど、世界で一番幸せなキスだった。
終
コメント
3件
初めまして!コメント失礼します🙇♀️非常に尊いruwnをありがとうございます🫶今夜はこれを抱き締めて眠らせていただきます…