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卯月めあ
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夢主
…は、はい。 って…? ⁉/// てか…///
夢主は裸のいふの下半身を見つめる。
夢主
そ…その…///
いふ
夢主の視線の先を辿って、ようやく自分が何も身につけていないことに思い至った。 は……?
顔から首、耳の先まで一気に赤く染まった。猫なら全身の毛が逆立つところだろうが、今はただ赤面する成人男性がそこにいるだけだった。
いふ
慌てて両手で前を隠しながら、座布団をひっぺがして腰に巻きつける。 み、見んなや!!
声が裏返っていた。さっきの「お前」呼ばわりの威勢はどこへやら、今はただの裸の男が必死に羞恥と戦っている図でしかない。
ここねの視線の先を辿って、ようやく自分が何も身につけていないことに思い至った。
いふ
は……?
顔から首、耳の先まで一気に赤く染まった。猫なら全身の毛が逆立つところだろうが、今はただ赤面する成人男性がそこにいるだけだった。
慌てて両手で前を隠しながら、座布団をひっぺがして腰に巻きつける。 み、見んなや!!
声が裏返っていた。さっきの「お前」呼ばわりの威勢はどこへやら、今はただの裸の男が必死に羞恥と戦っている図でしかない。
耳まで真っ赤にしたまま、恨めしそうにここねを睨む。が、身長差のせいで見下ろす形になり、かえって間抜けだった。
いふ
なんで服ないねん……お前なんか貸せや……
夢主
ぱ…パパパパーカー…///
夢主が震える手でクローゼットから引っ張り出したのは、オーバーサイズのパーカーだった。いふに投げ渡すと、顔ごと背けて指の隙間からちらちら窺っている。
いふ
ひったくるように受け取って頭から被った。袖が指先を覆い隠すほど大きい。ズボンがないことに不満そうな顔をしたが、贅沢を言える立場ではないことは理解しているらしく、黙って裾を太ももの半ばまで引き下げた。
青髪に青い瞳、猫耳。パーカーから覗く鎖骨のライン。どこからどう見ても人間なのに、頭の上の三角形がすべてを台無しにしていた。いや、むしろ妙に似合っているのが厄介だった。
いふ
袖口をくんくんと嗅いで、それから夢主の方を向いた。 ……これ、お前の匂いする。
何気なく言った一言だったが、深夜のワンルームに落ちると妙な破壊力を持っていた。
夢主
?!/// ファ…ファブリーズしたい?!///
首を傾げて、きょとんとした顔をした。
いふ
ファブ……?なんやそれ。
猫だったのだから知らなくて当然である。だがその仕草があまりにも自然で、ついさっきまで傷だらけで横たわっていた猫と同一の存在だとは到底信じがたかった。
ふいに鼻がひくひくと動いた。パーカーの襟元に顔を埋めて、もう一度深く息を吸い込む。 いや、ええわ。このままで。
さらりと言ってのけた本人は何の自覚もないようだった。一方ここねの心拍数はさっきから急上昇を続けており、彼氏と別れた悲しみなどどこかへ吹き飛んでしまっていた。
ふと、思い出したように足元を見た。包帯の巻かれた右足に目を落とし、それからまたここねを見る。 ……手当てしてくれたん、お前やろ。
ぶっきらぼうな口調だったが、その声にはほんの少しだけ柔らかさが混じっていた。
夢主
うん…///
視線を逸らして、ぼそりと呟いた。 ……おおきに。
関西弁が自然にこぼれた。本人も無意識だったのか、言った直後に少し気まずそうに口元を手で覆った。
いふ
しかし体は正直だった。安心したのか、ふらりと体が揺れてそのままここねのほうへ倒れ込んだ。180近い長身が145センチの少女にもたれかかる形になり、重さで二人まとめて床に崩れ落ちそうになる。 あ、やば……
ギリギリのところでいふが壁に手をつき踏みとどまったものの、距離は限りなく近かった。パーカー越しに伝わる体温は人間そのもので、さっきまでの猫の冷たさは微塵も感じられない。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 あーもう、この距離感と赤面の連鎖、胸が苦しくなるやつだ…! 「お前の匂いする」って何気なく言われて「ファブリーズしたい?!」って返す夢主、可愛すぎて照れるわ。 理性はぶっきらぼうなのに、無意識に関西弁出ちゃういふさん、ギャップが尊い。 傷だらけの猫が鎖骨見せてパーカー着てるとか反則級だし、倒れ込む寸前の「やば」で止まる安定の距離感、もうこの空気だけでお腹いっぱいです。 次、どうなるの…?