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それではどうぞ
「・・・ふぅ、カメラ配信楽しかったな」
ピコンッ
「ん?」
誕生日カウントダウン配信を終えて
ひと息ついた頃、スマホにメッセージが届く
『配信お疲れ、今から会いに行っていい?』
「あ、まぜからだ・・・いいよ、っと」
ピンポーン
「えっ、はやっ」
すでに到着してからメッセージ送ってきたのか・・・俺が断ってたらどうするつもりだったんだ
「やほー」
「・・・来る気満々だったんじゃん」
「まぁね」
玄関前でスタンバイしていたであろうまぜを部屋へと入れる
「あっと、誕生日おめでとう」
「ありがと」
「おいで」
両手を広げて呼んでくれる恋人の腕の中におさまる
心地いい温もりに、大好きな安心する匂い
最近忙しくて二人の時間がなかなか取れなかったのと、誕生日ということもあってとても幸せな気持ちになる
「せっかくの誕生日だしさ、何かして欲しいことない?」
「・・・うーーん・・・」
「何でも良いよ?」
どうせなら普段はお願い出来ないようなことにしたいが、特に何か思いつくわけでもなく・・・
「・・・あ、」
「ん?なになに?」
「・・・膝枕、してほしい」
普段は俺がまぜにすることが多いから
今日はされてみたいなと思い口にする
「そんなんでいいの?」
「いいよ」
「ふぅん、じゃあほら」
ソファに座っているまぜの足に頭を乗せて 横になる
「・・・」
「あ、こっち向けって」
何だか上から見られるのが恥ずかしくて横向きになってみるがそれは許されなかった
「あっとがしてほしいって言ったんだろー」
「・・・そ、だけどさ、そんな見なくてもいいじゃん!」
「えー?だって可愛いんだもん」
そう言いながら髪や頬を撫でてくる
「ん・・・」
「あっと、誕生日おめでとう」
「・・・さっきも聞いたよ?」
「うん・・・生まれてきてくれて、出逢ってくれてありがとうな」
「・・・こちらこそ」
ちゅっ
「ふは、顔赤いな」
「・・・っ」
「俺も横になろうかなー」
「ソファそこまで広くないんだから落ちるって」
「じゃあ俺の上乗ればいいよ、あっとぐらいならいけるいける」
そう言って寝転んだまぜの上に俺が寝そべる形になった
「・・・、あっと意外と・・・」
「意外と何?重いって?」
「ごめんごめん冗談だって!やっぱ軽いよ」
ぎゅっと抱きしめられる心地良さに、眠気が襲ってくる
「・・・眠い?」
「少しだけ・・・」
「疲れてるだろうし、寝ていいぞ」
「・・・じゃあ、少ししたら起こして?」
「はいよ」
呼吸に合わせてゆっくり上下する体を抱きしめながら、渡しそびれたプレゼントについて考える
(・・・誕生日に指輪渡されたら驚くかなあ)
ちなみにペアリングではあるんだけど
・・・恥ずかしがって付けなそうな気もするなぁ
俺としては周りに見せびらかしたいんだけど
「・・・んっ」
気持ち良さそうに寝ている、あっとの唇を指でなぞると軽く身じろぐ
(てか今思うとこの体勢ちょっとヤバいな)
密着度がすごい
体温が伝わってくる
(意識したらやばいな、あーぁ今日も忙しいから手出せないってのに・・・)
「・・・可愛いからいっか」
よし、起きたらプレゼントを渡そう
そして
来年も、その先も、ずっと祝わせてくれよ
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