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懐かしい声が聞こえる。
───お前何やってんの?警察辞めたって。
「いやね。正論言われて切れた勢いで」
───ほんとに何やってんの。
「うん。でもね前々からいろいろ考えてはいたんだよ。その積み重ねでね」
───だからって誰かに相談はしなかったんか?
………それをいなかった君が言うのか。かりそめでも家族だろうに。
「まぁ、さぶ郎には怒られた」
───警察に戻るんだよな。
「自分はそのつもり。署長や皇帝や他の署員とも話しているよ」
───なら良いけど。一体何があった?僕が聞いてもいい?
それからいろいろ話をした。
最近あったこと、前から考えていたこと。どれも署長たちに話した事と同じようなことだ。
───すまない。
「なにが?」
───大変な時にずっといなかったから。僕がいたらなんか変わった?
………彼の少し悲しそうな声に考える。
『もしも』彼がずっとそばにいてくれたら。前のふざけあいながらもいろいろな話をしていた時が続いていたら。
考えているうちに彼の声と姿は遠ざかる。
ああ、これは。
気がつくと自宅のベットの上だった。
ステートを見ても着信履歴を見ても彼の名前はない。
あれは自分の願望が見せた夢だったのか。
気持ちを切り替えて起き上がる。
さて、店を開けて今日は誰と話そうか。
思いつきの殴り書きですが、最近の出来事を見てこうあったら良いなって言う妄想です。