いらっしゃいませ〜
足を運んでくださりありがとうございます
諷袖葉雨様からのリクエストいだきました!!
リクエストありがとうございます。
それでは本日のおすすめの本の
注意書きをご覧下さい
✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。
irxs様とは関係ありません
nmmn注意
ペア 赤白 水黒 青桃
受け組女体化
身長変更あり
赤···▸161 cm
白···▸159cm
苦手な方地雷な方は自衛お願いします
愛され系、独占欲要素含みます
✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。
以上が注意書きになります。
閲覧は自己責任でお願いします
それではまた遊びに来てね。
白side「目が覚めたら…!?」
朝。アラームの音で目を覚ます。
隣には交際相手のりうらが眠っている。
アラームの音に気付かないのか 気持ち良さそうにすやすやと寝息を立てている。
りうらを起こすのが僕の仕事。
白「りうら〜起きて〜デート行くんやろ??
はや〜く起きて… 」
赤「っ…ん…ぅ…??」
薄っすら目を開け、布団を直し再び目を閉じた。
白「りぃらぁ〜!!2度寝せんといて…」
さらりと落ちる髪に触れ櫛で全体の髪を梳いていく。
─身嗜みの世話はいつもされてばかりやし
仕返ししてもええよな??
白「ポンパも可愛えけど…下ろした髪の方がす、きなんよなぁ…」
赤「…ん、っん“!!…っ、だ、れ??触んないで!!」
白「きゃっ!!…」
体を押され髪を離す。
りうらが驚いた理由も突き放した理由も
分からへんけど…僕のする事は変わらない。
白「起きて…りうら…っ、ぅ…」
赤「…触んないでって言ったよね…??
離して!!初兎ちゃんど、こ…初兎ちゃん…」
白「あ、え…??僕はここに居るよ。りうらぁ…りうら!!」
話しかけても僕を見ない。
何かが可笑しい。
普段りうらは触っても怒らない筈。
─しかも僕のこと分からへんって
…何かあるんかな…?
白「………!?!?な、な、な、… 何やねんコレ!?」
赤「…っ…五月蝿い…朝だよ。声抑えて… 」
鏡を見て驚いて大声を出してしまった。
─髪の長さといい…体型といい…コレ…
女の子よな、?
ならりうらが僕のことを 分からないのも
納得がいく。
髪色と頬のLoveitしか残ってへんもんな。
白「りうら…僕やから落ち着いて!!
りうら…!!」
赤「…っ、…何言ってるの…
初兎ちゃんはもっ〜とね…可愛いの…ぉ…」
─可愛いと思わへんのに…押し倒すんや。
なんやねんコイツ。
白「な、なぁにぃ?寝惚けとるなら… 殴るよ」
赤「…っ、…んー??んー??…っえ、、
ごめ…初兎ちゃんごめん!!」
白「…あ〜やっぱ寝惚けとったん?おはよ。りうら」
瞬きを何回かしてりうらは目覚めた。
眠い目で僕の服を掴みながら
リビングに歩いていく。
─りうらって…力強いんやな
男やと…気付かなかった事が色々あるんやな。
赤「…ん〜…ごめんね…朝から…怒ったりして…」
白「ううん。…僕が悪いみたいやし…」
朝食を食べながら会話をする。
りうらが眠そうにしながら食事を口にする。
─スープ零しそうやし…
白「りうら…それ零すからテーブル置いて
顔洗っておいで」
赤「……後で…する」
白「…っ、もう……」
甘えて欲しい時はいつも膝の上に寝転がる。
下りた髪の毛がやけに色っぽい。
着ている服も大きいからだろうか。
白「っ、…んっ」
赤「…っ!!…や、っ…だ…初兎ちゃん…!! やめて!!」
白「…っ、ふふ〜やだ〜いつもされっぱなしやし…キスくらい許して」
唇に口付けると頬を赤くし嫌がりながらも
膝から退かない。
─甘えん坊で可愛い。
赤「んっ…む、…っむ…っ」
白「…っ、んふふ…顔真っ赤やん。邪魔やから退こうな。それとも…食べさして欲しい?介護したるよ? 」
赤「…っ、べれるから! も、う…」
照れて自席に戻り食事をするりうら。
─僕に近寄ったら襲われるって警戒してくれるんやろなぁ。
女の子相手に手を出せないって
りうららしいな。
白「んっ…ご馳走様。りうら…も食べ終わった?」
赤「…う、ん…ご馳走様。」
頭をわしゃわしゃと撫でられ、 さらりとした髪が肩から落ちた。
白「結ばな…邪魔よな…りうら結ん…でよ」
赤「…良いよ。りうらの用意が終わったら
りうらの部屋おいで」
耳元で囁く声が低くて背筋が
ゾワッと冷や汗が垂れた。
白「胸あると…意外と肩凝るな… 」
─女の子って…大変なんやな。
そもそも…これって本物なんかな。
詰め物とかやないよな??
食器をキッチンに運び…自室に戻る。
取り敢えず着替えないと
デートする時間が刻一刻と過ぎていく。
赤side「可愛い彼女」
赤「…女の子か」
柔らかい頬に豊満な肉付き。
可愛いというより触りたい欲が出てしまう。
赤「…っ、触りたいけど……駄目、だ…よ、ね??」
触ったら…きっと怒る。
怒る姿も好きだから怒られたいけど。
赤「 んっ…用意終わり…
初兎ちゃんが来るまで…何しようかな。」
鞄に荷物を詰め、化粧もした。
初兎ちゃんに貰ったネックレスも
指輪も肌身離さず身に付けている。
恋人に貰ったプレゼントは
無くさないようにしている。
赤「あ、初兎ちゃんの…服出してあげないと今困ってるよね… 」
クローゼットから大きめの服を取り出し
部屋に持っていった。
ノックをし初兎ちゃんの返事を待った。
白「はぁ〜い。りうら…服ど、ないしよ…
女の子って…どないしたらいい??」
赤「…やっぱり困ってたね…部屋入るよ〜」
初兎ちゃんの部屋のドアノブを掴み
部屋に入った。
赤「パジャマ脱ごっか。」
白「っ、ん…そうよな…脱がな着替えられへんよな…」
赤「見ないからね…着替えたら言ってね…」
服を渡し着替えさせる。
着やすいようにシンプルなデザインの服にしたけど…着れるかなと不安が押し寄せる。
白「…っ、りうら〜…着替えさせて…
そ、の、…着替えれんくて」
赤「え、え〜!?着やすい服選んだのに〜
もう…」
目を開け後ろを振り返る。
照れた表情でりうらの腕を掴む。
赤「…下着付けてないから 擦れて痛かった、ね…はい。下着は付けれるよ、ね?」
白「っ、?ど、うやって付けるん? 教えて…」
赤「…っ、あ〜はいはい。 りうらが…教えるのはなぁ…」
スマホを取り出しとある人に電話をした。
着信音が1回2回と鳴った後その人は電話に出た。
甲高い声に耳が痛い。
桃「はぁ〜い♡りうらの愛しのお姉ちゃんの
ない子だよ〜!!で??なに??なに??
遂に初兎くん襲った!?襲ったの!? 」
赤「襲ってない。 」
桃「なんだ…つまんないの…じゃあ切るね〜♡」
─つまらないって…
姉が何を考えているのか理解できない。
相手にするだけ時間の無駄だし…話進めるか。
赤「っ、と、ね…初兎ちゃんがね…
女の子になっちゃって…下着の付け方とか…教えて欲しい…」
桃「っ…ふふ…りうらが…私に頼み込むなんて…明日は雨でも降るのかな〜♡っ、うん
分かった。今から行く。」
通話越しでも嬉しそうな声。
来ると言ったら来るという 姉の存在は有難かった。
桃side「手のかかる弟」
桃「はぁ〜い♡愛しのお姉ちゃん
ない子で〜す」
白「しょうこで、す??」
桃「…っ、はは…wほんとに女の子だ〜
りうらが嘘付いてると思ってたのにぃ〜」
インタホーンを鳴らすと…おずおずとドアを開けりうらの恋人が私を出迎えてくれた。
礼儀正しくて良い子だなと心の中で思いながら話を進める。
桃「さてと無駄話はそこまでにして
着替えようか〜りうらとデートだよね〜?」
白「は、はい!デートです」
桃「っ…急いで用意しようね〜」
服を脱がして男物の服を畳んで…
下着を付けてからワンピースを着せた。
着替えさせられてる時恥ずかしそうに笑うのが可愛くて癒される。
桃「これで着替えは終わり。 下着はホック 外したら脱げるからお風呂の時は外してね。
トイレは…まぁ…お腹に力入れたら出来ると思うけど分からなかったらりうらに聞いてね」
選手交代。りうらに初兎ちゃんを託し
私は席を立つ。
拗ねた表情の弟がソファでだらんと寝転がっていた。
桃「そこで拗ねてないの〜
私はやるだけのことはやったよ…後は化粧だけだから…ね? 」
赤「…初兎ちゃん化粧するからそこ座って」
─あらら…不機嫌な声。
恋人を姉が好き勝手着替えさせる姿を見て
嬉しいとは思わないよね。
赤side「嫉妬」
赤「…なに触らせてんの…
お願いしたのはりうらだけどさぁ〜っ…」
白「ごめん… 」
─落ち込んだ顔も可愛い。
赤「そぉだけど……嫌なものは嫌」
白「ごめんって…」
赤「……」
子供っぽい拗ね方をしちゃった。
頬を膨らませ不貞腐れる。
赤「最後にネックレスと…指輪…付けて終わり」
白「うんっ。ありがとう〜じゃあ出掛けよう〜」
赤「ん ~ ♪行こっか〜」
白side「距離が近い」
白「…靴…どうしよ…りうら〜靴どな、いッッ… 」
赤「ん、??靴…いつものでも大丈夫だと思うよ」
─距離近い…
赤「な〜にぃ ~ ♪靴履いたら行くんでしょ?」
白「んっ…そうだけど…ぉ…触りすぎ…っ
距離近い…!!」
腰に回された手も頬に触れる手も
からかってるとしか思えない。
白「離して!!…靴履いたから」
赤「ふふっ…からかってごめん〜!! 」
からかうのに飽きたのか手を引いて歩いていく。
─こんな姿じゃなかったら…甘えられたのにな。
赤「初兎ちゃんどうかした?」
歩いているとりうちゃんから不安そうな声で話しかけられた。
─心配されたくない。
白「んん…!!何もないよ。あ、イルカショー見たいから行こうや。りうちゃん」
赤「…んっ」
─上着…?着とけって…事かな。
疑問に思ったけど上着に袖を通す。
上着を羽織るとふわりと柔軟剤の香りがした。
白「…ありがと…」
赤「なんでそんな薄着なの…?」
白「…お義姉さんがりうらは…ムッツリ?やから薄着の方が喜ぶって言ってた。」
“お義姉さん“その言葉を聞くとりうらは
冷ややかな目で僕の手を掴む。
白「りうら…??どうかした 」
赤「他の男に見せたくない…」
耳元で囁かれ…周りの視線が一気にこちらに向いた。
─何か男の人からの視線が多い気がする。
白「…っ、ぎゅっ!!」
赤「んっ…そうだよ〜 りうらから離れないでね〜」
嬉しそうに微笑むりうら。
─何が嬉しいんやろ?
白「う、うんっ…!!分かった!!」
赤「…もう少し来て…」
肩を掴み距離を縮めてくる。
今日のりうらは…なんか距離近い。
赤「…っ、っ…♡」
白「っ…?」
─耳元に唇当たっとるけど…何してるんやろ??
りうらが唇を離すと普通に繋いでいた
手を恋人繋ぎにお揃いの指輪がきらりと光る。
白「…っ、擽ったい…」
赤「…イルカショーまで時間無いし早く行こ」
周りに気を遣いながらりうらは僕の手を引いてエスコートしてくれた。
白「…わぁっ!!りうらぁ〜イルカさん可愛い〜!!」
赤「…そだね…可愛いね〜」
手を繋いだままステージの1番後ろの席に座りイルカショーを眺める。
桃『はぁーい!!皆の可愛いアイドル〜♡
ない子ちゃんだよ〜!!遊びに来てくれて
ありがと〜!!ってことでイルカショーに参加したい子は居るかな〜??』
赤「…何してんだ…あいつ…
何個バイト掛け持ちしてんだろ…」
素直に驚くりうらとは対処的にお姉さんは
りうらを見付けると嬉しそうに瞳を輝かせた。
桃『そこの可愛いお姉さん〜♡と… 生意気そうなお兄さん〜ショーに出ない〜?? 』
赤「…っ、え、ぇ…どうする初兎ちゃん」
白「出たいけ、ど…りうらは嫌やったら…
良い。我慢する」
スカートをぎゅっと握り締め口を閉じた。
恋人のりうらは目立つのが苦手。
僕の隣に居る時は柔らかい表情を見せるんやけど…人前やと表情が固い。
桃『あ〜そっか〜そこのお兄さんは…
人前だと上手く話せないもんね〜!!お姉さんは出たいみたいだけど…我慢させるんだ〜?? 可哀想〜』
お義姉さんは面白い物を見付けたと思い
瞳を輝かせた。
からかう声音が表情からも伝わった。
白「…りうら、お義姉さんの煽りに乗ったらあかんよ…りうら…」
赤「……」
「初兎ちゃん行こ」
震える手でりうらは僕に手を差し伸べた。
手を掴みステージに近付く。
桃「来たね〜生意気な弟〜しょうこちゃんはいつでもwelcomeだからね〜こいつより
お姉さんと付き合…」
赤「ん、良い子…え、ボールくれるの??
えへへ…ありがと。偉いね」
イルカと仲良さそうに触れ合うりうらの姿。
緊張してないのか…表情と声音が柔らかい。
穏やかに優しい手付きで頭を撫で
貰ったボールを高く上げた。
赤「初兎ちゃんも投げる??はいボール 」
白「う、うん…ありがと…ほいっ!! 」
りうらに抱き寄せられたまま
ゆっくりボールを上げた。
イルカは2個のボールを上手にキャッチし、プールに落ちる。
パシャリと水飛沫がステージと観客席に
雨を降らす。
白「冷た…意外と…ステージ側って濡れるんやな…」
赤「……!!っ、ぎゅっ」
濡れた僕を見てりうらは 慌てた様子で抱擁する。
上着で前を隠すように言われ着ていた上着を脱ぎ服を隠した。
赤「…帰るよ…」
白「…う、うん…。帰ろっか」
りうらの異変に気付いたお義姉さんが
透けた服を着替えた方が良いとタオルを渡してくれた。
赤「それ被っといて…」
ステージから観客席に降りタオルで髪と服を拭いた。
風邪を引かないでねとりうらは心配する。
白「大丈夫!!僕体だけは丈夫やから!」
赤「…帰るよ…電車混んでないと良いけど…」
腕時計を確認しりうらは急ぎ足で駅に向かって 歩く。
歩くスピードが早くて手と足が悲鳴をあげた。
白「りうら早い…!!もっ、と…ゆっくり歩いて…ほ、しい」
赤「っ、ごめん…」
謝罪した後、今度はゆっくり手を引いて歩いてくれた。
水「あ、初兎ちゃん。りうちゃん〜!!
やほやほ〜今帰り??」
赤「げっ…いむ、…」
白「いむくんやっほ〜いむくんも今帰り〜??」
声をかけてくれたのは僕の親友のいむくん。
誰かを待っているのか視線はソワソワしている。
水「あ、れ初兎ちゃんとりうちゃんずぶ濡れだけど…大丈夫??“僕達“車で来たから
送ってこうか?」
赤「ん、ん…と言いたい所だけど…
お願いして良い??初兎ちゃんが濡れてるから…早く帰りたくて」
りうらがいむくんと話している間、 僕は暇で キョロキョロと当たりを見渡す。
濡れた髪に触れはぁっと溜息を吐いた。
─せっかくセットして貰ったのに。
恋人に髪をセットして貰ったそれだけで
価値がある。
黒「初兎やん。どうかした??」
白「あ、…悠子さん…こんにちは」
声を掛けてくれた彼女は悠子さん。
話し方の通りサバサバしている。
艶やかな髪を巻き下ろしていた。
近くで見ても可愛い容姿。
黒「うちのと…りうら話しとるけど
何か困っとるん??うちで良かったら話聞くよ」
白「…濡れたから帰るってりうらが…言ってて…それ見たいむくんが送ってくって話になって…」
悠子さんがいむくんを指を指し僕の話を聞くと納得したという表情を浮かべた。
黒「ない子って強引やしりうらのことすぐ
煽るから…なぁ…」
白「そうなんよ…りうら負けず嫌いやから
逃げるの嫌いみたいで…」
黒「あ〜なんか分かるわ。うちのほとけもさまろに煽られたら喧嘩腰になる癖あるんよ」
悠子さんは共感しつつ
嬉しそうにいむくんのことを話す。
表情からも声音からもいむくんに
惚れ込んでいるのが良くわかった。
水「悠ちゃん聞こえてるからね〜!?
居ない時に僕の話しないでよ〜」
黒「世間話くらいええやん。うちもりうらの話聞いたし」
水「じゃあ……僕も悠ちゃんのことりうちゃんに話して来る」
黒「は、?それはやめて!!」
悠子さんは慌てながらいむくんの腕にしがみつく。
隠し事でもあるのだろうか。
黒「今度…ほとけの好きなの作るから… 許して!!」
水「ん〜どうしようかなぁ…〜」
白「いむくん…僕が聞いたんよ… 恋人の話聞きたくてさ…」
フォローを入れようといむくんに話し掛けた。
友達として恋人の話を聞きたいという体で
話を進めていく。
水「初兎ちゃんが聞いたなら…っ…仕方ないね…悠ちゃんごめんね」
黒「い、や…うちが…悪いから…初兎も
庇わんでええよ。ほとけのこと自慢したかっただけ…」
頬を赤らめ悠子さんはいむくんの服を掴む。
触れる事に慣れていないのか頬が異様に赤い。
白「りうらも…いむくんと話せた??」
赤「あ、うん。話せたよ。 送ってくれるって…〜」
白「そうなんや。2人共ありがとう。」
水「ううん。全然だよ。悠ちゃんも良い??」
黒「うちはええよ。初兎服貸すから急いで着替えよな」
悠子さんが心配してくれんは嬉しいけど…
いむくんの視線が怖い。
目に光が無いというか…殺気がある。
白「いむくん…取らないよ…悠子さんも
あんま僕に近付かんときぃや。いむくん怒るよ」
黒「…ほとけは誰と居っても怒るから気にするだけ無駄なんよ 」
白「またまた〜いくらいむくんで、も…
怒らないと思うよ、??」
ちらりといむくんの方を見ると
…りうちゃんと目が合った。
薄暗い赤色の瞳が僕を捉えた。
赤「初兎ちゃんあんま他の人と
一緒に居ないで…ぎゅうう…!!」
白「あたた…っっ!!りうら…りうら!!いた、いい、たい…りうらぁ!!」
思いっきり抱き締められて体が
みしみしと嫌な音がなる。
黒「…りうら独占欲強いよなぁ…な?ほとけ」
桃「あ、!!悠子ちゃ〜ん♡相変わらず良いお胸をお持ちで〜♡触っていい??った、ほとけっち邪魔しないでよ〜!! 」
水「変態。悠ちゃんの胸は触らせないよ。
いふくん〜おたくの彼女どうなってんの…」
青「…いや〜ないこは注意しても…辞めへんのよ…ないこ離れぇや」
桃「やだぁぁ…!!」
─カオスやなぁ。
ガヤガヤと話し声が盛り上がっている所
…僕はりうらに抱きつかれています。
桃「あ、でも♡しょうこちゃんも…たわわなお胸をお持ちで…♡ぎゅうう!!」
白「あ“あ“あ“い、たいいたい!!まろちゃん…助けて!!いた、い!! 」
青「あ〜ない子辞めときぃや。」
やっとお義姉さんが剥がされ
…胸の圧迫感が無くなった。
桃「しょうこちゃんは何カップ??私は〜
Dカップ〜悠子ちゃんは〜??Fカップくらいあるの〜??もふもふ〜 」
胸に手を添えお義姉さんは幸せそうに
胸を揉んだ。
黒「…ない子触るんはええけど…ほとけが五月蝿いよ。」
桃「あはは〜w大丈夫〜私逃げ足だけは早いから!!」
彼氏側は1人は顔を赤らめ1人は嫉妬に狂いもう1人は…保護者の様な瞳で見つめる。
白「…サイズとか知らへんわ。」
桃 「りうらはムッツリだから大きい方が好きだよ〜大きさは測った方が良いよ〜♡
私の目視的には…Eくらいが…妥当かな。
ね〜まろぉ〜♡」
青「っ、胸の大きさとかどうでもええから
帰るよ〜じゃあな〜りうらとほとけ」
桃「またね〜♡ 」
お義姉さんを引き摺りながらまろちゃんカップルは笑顔で手を振ってくれた。
水「僕達も帰ろうか…悠ちゃんは助手席ね〜」
黒「うんっ。分かった〜初兎はりうらの隣で良いよな??ほとけと話したいなら変わるよ」
白「ううん。良いよ…りうら眠そうやし
後ろ乗る…りうら大丈夫??」
抱き着くりうらの頭を撫で支える。
眠いのか目を擦って欠伸をしていた。
赤「着いたら起こして…寝る」
白「う〜ん。分かった。おやすみりうら」
おでこに口付けりうらを膝の上に寝転がせた。
最初は恥ずかしがっていたりうらも
車が進むとすやすやと寝息を立てた。
水「初兎ちゃんも眠かったら寝ていいからね〜着いたら起こすから〜」
白「うん。大丈夫〜っ、ね、ない…」
黒「しっかり寝ときぃや」
白「…んっ…ぅ…」
悠子さんの声を聞いた後 、
目を閉じ眠りに着いた。
赤side「姉さん」
赤「…んんっ…は、よ。いむ、悠子…」
水「りうちゃん起きた〜?おはよ」
黒「はよ〜結構寝とったな…退いてほとけ」
─あ〜お邪魔だったっぽいな。
目を覚ますタイミングが最悪と言っても良い。
家に着いてたのか車は止まっていた。
そこは問題無いんだけど……
水「悠ちゃんが可愛いからだもん〜えへへ〜 」
黒「きもい…退いてぇや」
いむが悠子に覆い被さっていた。
イチャつくなら他所でやってくれ。
心でそう思ったが口に出すことはせず隣で寝ている初兎ちゃんの肩を揺すった。
赤「初兎ちゃん起きて。もう着いたよ」
白「…んぅっ…!!」
赤「うわわっ!!あんま引っ張んないで転ぶ〜!!」
服を引っ張られ自然と距離が縮まる。
気持ち良さそうに眠る初兎ちゃんの頬に触れた。
擽ったそうに寝息を立てる初兎ちゃん。
─絶対起きてるでしょ。
赤「服濡れてるからくっついたら寒いよ 」
白「…うっん…りうらぁ〜 」
赤「わっ、と!?ま、ま、って!! 初兎ちゃ…ん」
水「ん、??わぁっ…〜初兎ちゃん大胆〜」
黒「ほとけも同じやろ…てかはよ退いて」
幾ら車内とはいえ押し倒されたら
誰だって 驚いて戸惑う。
恋人。しかもいつも泣いてる側が
押し倒すなんて、ね。
赤「初兎ちゃん退いて……重、い 」
白「ん、??良いやろ…これくらい 」
赤「良くない。良くないから!!」
水「人の車でイチャつかないでね〜
初兎ちゃん寝惚けてたら殴るよ」
─どっかで聞いた台詞だな。
いむが初兎ちゃんの体を退かし
手を引っ張られた。
赤「ありがと。いむ助かった」
水「なら良かった〜ほら初兎ちゃん
着いたよ〜起きて」
白「…はぁ〜い。 悠子さんおはよ。
大丈夫やった?ごめんな。 五月蝿くて、薄着やと寒ない??僕ので良かったら上着着とき。」
黒「うちは濡れてへんから…大丈夫
薄着なんは体温高いからで…」
悠子はいつも初兎ちゃんの好意を断る。
照れ屋か遠慮しぃなのか知らないけど人に頼っている所を見た事が無い。
黒「うちより初兎の方が薄着やろ??濡れとるし…はよお風呂入り。うちが肩貸したるから… 」
白「悠子さんありがと…肩借りるな。 」
悠子に体重を預けダラリと体の力を抜く初兎ちゃん。
恋人として支えたいって気持ちがあるけど
異性の恋人に触れるのに躊躇ってしまう。
─今は悠子に任せようかな。
水「…?りうちゃん顔怖いけどどうかした??」
赤「あ〜何でもない。いむは帰らないの??」
水「僕はりうちゃんを寝かし付けたら
帰るよ〜さ。行こうか〜」
いむに腕を掴まれ家にされるがままに連れて行かれる。
頭が痛くて気分が悪い。
桃「あらら〜♡愚弟じゃ〜ん♡顔真っ赤だけど…熱でもあんの??あるなら私が看病しようか??」
赤「何処から出てきたの…ビックリした
…今は姉さんに構ってる暇ないの…」
桃「冷たいこと言わないでよ〜♡
私はりうらのお姉様でしょ??だから愚弟の心配するのは…当たり前でしょ??」
余計なお世話。
姉だからって弟の面倒を見なくていい。
そう言おうとしても視界がぼんやりして上手く言えない。
桃「あ〜本気で熱あんのね〜
まぁ仕方ないかあんた体弱いし
仕方ないけど…私が面倒見る〜」
支えを変わろうと姉さんがいむから
支えを無理矢理変わった。
ふにゅうと無駄な肉が腕に当たる。
水「え、〜やだぁ〜」
桃「良いから…りうら食欲はある??
無いなら…ゼリー買って来るけど…
しょうこちゃんは食欲ある??」
珍しく優しく話しかける姉さん。
一応人の心があるみたいだ。
白「僕はあるよ。りうらは無いと思う
迷惑かけてごめんな…」
黒「うちは迷惑やと思ってへんよ。困った時はお互い様やろ??な、ほとけ??」
水「うん!!2人の迷惑なら喜んで!!」
桃「わ、私は仕方なくだからね…!!可愛い
義弟の為だし!!」
謎のツンデレテンションで話す姉さん。
その需要は…まろくらいにしか無いよ。
青「いやいや〜ない子りうらの心配しとったやろ??風邪引いてへんかなとか言ってたのに何で素直に言わへんの??」
桃「…!!うっさい!!私にも色々あるの!!
実家に居た時もこいつ私の胸見てにやけてたんだもん!!」
赤「はっ??失礼な!!りうらは…初兎ちゃんの胸にしか興味無いし!!」
桃「…うっわ…っ、〜…ねぇ聞いたまろ
こいつムッツリ超えて…ただの変態だったわ…」
呆れ顔な姉さんと困り顔のまろ。
姉さんの恋人は優しい人だけど、
2人して人を冷たい目で見て欲しくない。
青「…りうらが一途に思っとるんは
知っとるし…ええ子やから…な??」
桃「…っ、ん…頭撫でないで!!
もう子供じゃないから!!」
頭を撫でられ照れくさそうに笑う姉さんに
ベットに寝かし付けられた。
桃「っ、重かったぁ〜りうら太ったんじゃない??大変だった〜」
水「女の子だと…運ぶの大変だもんね… お疲れ様」
桃「っ、ん。ありがと…悠子ちゃん
…手伝ってくれる??」
黒「…??ええよ。何すんの??」
赤「姉さん…俺達、大丈夫だから帰って」
きつく突き放す言い方ばかりしてしまう。
本当は…迷惑かけたくないだけなのに 上手く言えない。
どうせ言えても……
─感情が無い子って言われる。
それは嫌なんだ。
桃「… そっか〜よっし …
無理矢理食べさすから…覚悟しとけ〜♡」
赤「はっ、、?」
桃「私料理した事ないけど …愚弟なら食べるでしょ。」
嫌な予感がする。
実家に居た時も姉さんは洗い物担当で、
包丁すら握ったことが無い。
桃「あ〜大丈夫!!キッチンは弁償するから…!!」
赤「いやいやいや、!!可笑しいから!!壊す前提で話さないで!!」
青「りうら大丈夫やと思うよ。ない子最近…米は炊けるようなったから」
赤「…姉さん食事は大丈夫だから…座って…て」
取り敢えず料理させないように 引き留める時間を伸ばそうと頑張った。
白「お義姉さん…行かんといて 」
桃「…っ、もう〜可愛いこと言うんだから〜
分かった〜ご飯は悠子ちゃんに任せる… 」
黒「ない子が来んかった間に作ったよ
りうらはい。あ〜ん、?」
赤「…んっ…っ、…ありがとう…ございます」
いむの視線には驚いたけど…
好意は断りたくない。
─いむの拗ね顔面白いし…
水「そっちがその気なら…初兎ちゃんは
僕が食べさせてあげるね。」
白「ぇぇよ。自分で食べれるから…ありがと…いむくん 」
水「ん〜」
青「そろそろ、お暇しよか。2人共
寝たいやろうし…ない子帰ろ」
時計を見たまろが口を開き姉さんの肩を掴む。
姉さんは渋った顔をしたが彼氏には逆らえないらしい。
桃「まろ怒ったら怖いから帰るわ…っ、りうらまたね〜♡ 」
赤「うん。“またね“」
桃「…………」
息を呑み姉さんは 嬉しそうな表情を浮かべた。
まろの腕を掴んで笑った。
桃「ん!!風邪治ったら連絡して!!桃持って来るから〜!!」
青「りうらの好きな果物覚えとんねんけど
まだ好きやんな??」
赤「うん。好きだよ。大好き」
姉さんの髪と同じ優しい色。
明るい姉さんが育てる桃 が 初兎ちゃん共々好物だ。
それは変わらない。
白「桃…僕も好きです!!あ、勿論!!
お義姉さんの事も 好きですよ…よしよし」
桃「っ、へへ…そっかそっかぁ〜♡
私も好き〜もふもふ〜♡ 」
赤青「「なに人の女に手ぇ出してんだぁ…?
お前の教育どうなってんだよ…」」
姉さんの彼氏と声がハモってしまった。
─姉さんの方が非があると思うけど…
お互い睨みを聞かせていると初兎ちゃんが
口を開いた。
白「す、っ…みません…義弟とは…いえ…
触るのは…駄目ですよね…殴るなり何でもしてください」
桃「大丈夫だよ〜私は怒ってないから
触られるの好きだし〜まろも…そんな怒んないの〜!!」
青「いや、けどな…」
水「いふくん相変わらず器ちっさ…
初兎ちゃん悪くないのにね〜??」
いむが会話に混ざりまろを煽っていく。
まろの口の端がヒクヒクと痙攣した。
いむに対してもキレるみたいだ。
青「お前は関係ないやろ…!!…おいりうら表出て話そうや。初兎は可愛えから許すけど
りうらはあかんわ。彼女の躾は、きちんと しとけ…ったくよぉ〜」
赤「あ“あ“??おたくのも大概ですけど〜??」
口喧嘩もいつもの事。
見慣れた初兎ちゃんは嬉しそうに喧嘩の仲介をする事にしたらしい。
白「2人共〜彼女が大切なんは分かったから…喧嘩は辞めぇや」
赤「初兎ちゃんが言うなら… ごめ、ん」
青「…っ俺もごめん…頭に血昇ってたわ…
ごめんな〜ない子〜」
桃「私は良いよ〜悠子ちゃんも怖かったよね〜…っと…悠子ちゃんは駄目だ、ね 」
姉さんはいむの殺気に気付いたのか
撫でようとしていた手を引っ込めた 。
その視線に気付いたのか悠子は呆れた表情を浮かべた。
黒「ほとけは、うちの保護者なんか??
心配せんでも…浮気はせんよ」
水「それは分かってるけどさ〜 」
黒「はいはい〜いつものヤキモチな。
1番はほとけやから…な?? 」
一緒に居るからか扱いに慣れていた。
当たり前といえば当たり前だけど。
わいわいしていたがお暇しますと
皆潔く出て行った。
残された部屋でやや嬉しそうな初兎ちゃんと
喧嘩した後で喉がご臨終のりうら。
─気まづい奴だ、これ。
白side「甘い果物」
白「りうらぁ〜起きとる…?」
赤「ん〜??眠れないの??」
ゴロンと寝転がったまま抱き締められる。
嬉しそうに幸せそな表情で…息を吐く。
お互いの肌が触れているだけで
…ドキドキする。
─特別な時間。
彼氏を独り占め出来るこの時間が好き。
白「果物食べたいから…切って来るけど…
食べる…??」
赤「…っ、べる…っ、ぅ… 」
質問に答え終わる前にりうらは瞳を閉じた。
緩められた腕の力を振り解きキッチンに向かった。
白「桃〜桃っとあった…」
頭痛に耐えながら桃をカットしていく。
震える手は包丁に添えゆっくり刃を動かす。
白「んっ…こんなもんかな…フォーク持って行こっと〜」
赤「初兎ちゃん…持ってくよ」
白「っ…りうら…寝ときぃや」
ぼんやりと目を開くりうら。
頬が赤くてほんのり開いた口と表情が可愛い。
赤「ううん。今は起きてて大丈夫。
初兎ちゃんの方が寝てた方が良いんじゃない?」
白「僕は大丈夫。微熱やから…りうらの方が熱あるやろ??」
後ろから抱き着くりうらの頭を撫でた。
頭を撫でると恥ずかしそうに目を逸らした。
白「りうら離れて…」
赤「ん〜っ、と用事が終わったら …すぐ退く」
白「…っそ…水なら取るから退いて」
赤「んっ…はいはい〜」
甘えるりうらが首の後ろに
腕を回し僕にくっついた。
白「りうら…首…の手… 邪魔」
赤「ん〜っ…♡」
白「…っ、…っふ…んっ…」
唇が触れ逃げようと思っても
首に手が回されている。
されるがまま唇を重ねた。
赤「っ、ん…終〜わり…」
白「…げほっ…ごほっ…っ、…駄目やから!!
もう…」
赤「んへへ〜!!可愛いからつい…」
嬉しそうに頬を緩め僕から離れた。
赤「胸は…駄目だ、よね…??姉さんは触ってたけど、…今は同性だもんね…」
白「あ〜触りたかったんや…へぇ〜」
─やから今日胸ばっか見とったんや。
バレてないと本人は思ってるかもしれないが…視線で分かる。
さっきからずっと胸を見ていた。
─りうらも男やし普通の反応なのかもな。
白「後でな。先、桃食べよう」
赤「違うからね!!初兎ちゃん自身が好きだから!!」
白「胸は??普段の僕はペッタンコやけど
そんな僕でも好き??」
重い自覚はあるけどこれだけは知っておきたかった。
赤「好きだよ!!りうらが好きなのは…」
りうらの言葉は途中で途絶えた。
お腹の音が聞こえたからだ。
白「っははwお腹鳴ったなぁ〜それも後で聞くから先食べよ。」
話している間も変色している桃を指さす。
食べるなら早めに食べた方が良い。
赤「…いつもは鳴らないから…嫌わないでね」
白「嫌わへんよ…そんなりうらも好きやって」
しゃくしゃくと桃を頬張り笑みを零す。
赤「絶対嘘だ〜人の反応見てすぐ虐める…
もう知らない 」
そっぽを向き1人で隅に蹲る。
─嗚呼。拗ねてもた…
拗ねた恋人程面倒くさいものはない。
白「…ごめん〜りうらぁ〜りうら〜??」
背中を撫で隣に腰掛ける。
こうやって拗ねた時はこうしている。
白「ごめん〜!!僕が悪かった…!!りうら〜」
あ、でも胸触ろうとするりうらが悪いんもあるからな??分かっとる??」
赤「りうら悪い子だからさ〜彼女の体に
興味津々なんだよね〜♡」
白「…」
こうなったりうらはどうしようも出来ない。
嬉しそうに僕の頭を撫でる時が “逃げ“の合図。
赤「初兎ちゃんがどんな姿でも性別でも
りうらは好きだよ。」
白「…っはいはい…っ…ありがと」
顔を逸らすといつも通りに見詰めてくる。
赤色の瞳が僕を映す。
長い指が僕の涙を指で拭った。
赤「っ、とに好き…♡」
唇が触れ嬉しそうにりうらは僕を抱き締める。
吐息が聞こえたと思ったらまた唇が重なった。
泣きそうで怖くてされるがままの僕。
赤「っ、っふ…柔らか…いね」
白「…そうなんや、…??…んっ…〜擽った、…っ」
胸に顔を埋めるりうらの頭を撫でた。
恥ずかしそうに胸に触れる手が可愛らしい。
─素直な反応やから触られるんはええけど…
数時間僕の胸を触ると
満足したのか手が離れた。
赤「ん。満足した〜!!ありがと 」
白「っ、そ。っなら良かった」
熱で火照って体が怠い。
甘えたくてりうらの首元に腕を回した。
赤「…っ!!」
腕を回すと驚いた表情のりうらと目が合った。
白「っ…寒いから…抱き着かせて… 」
─もっと素直に甘えられたら良かったな。
赤「…ごめんね…無理させたね
寝室行こうか。」
白「…りうら〜好き…っ…大好き…♡」
距離が近付いたので耳元で囁いた。
りうらは満足そうに首元にキスを落とす。
赤「…っ、ずっと…傍に居たい」
白「…僕も居りたい…今度、お義姉さんに
ご挨拶した方がい、い??」
結婚を前提に付き合っとるし
…お挨拶するのは当然。
お義姉さんにご挨拶はしたけど… ご家族にはしていない。
赤「あ、母さんと父さんには、話しといたから…今度挨拶しに行こうか…??」
白「…お義姉さんと一緒なら行く…」
手を繋ぎりうらにくっつく。
恋すると人は狂うと良く言われる。
けど…僕はこの愛が…この依存が…
間違いだと周りに言われても…否定されても構わない。
白「離れないから…今度悠子さんと
遊びに行って良い??」
赤「…や、だ…りうらの!!」
りうらの束縛にもスキンシップにも
もう慣れた。
白「りうらしか見てへんよ…♡」
赤「ほんと〜??信用ないなぁ…」
寂しそうに空を切るりうらの手を握る。
優しくて暖かい大きな手。
引き寄せてそっと口付ける。
月の光が僕らを優しく照らす。
白「男の僕でも愛して」
時計は午後12時を告げた。
お姫様の魔法が解ける時間だ。
赤「勿論…♡」
解けたガラスの靴を拾うのはいつも_
白「りうらぁ…しか居らへん。 」
りうらの隣に居りたいから…
白「僕はお姫様にも…王子様にもなれる。」
赤「…そ、だね」
この幸せの魔法が2度と解けませんように。
誓うように唇を重ねた。
シェリ/Chériはフランス語で
❥❥❥大切な人=恋人といった意味が込められてる…♡
❦ℯꫛᎴ❧
コメント
8件
大好こ♡
ずっと桃姉ちゃんの(? たわわなお胸 発言に笑ってます() いいぞ姉ちゃんもっとやれシーンがいっぱいあったように思えたっ..!! 若干コメディ感も感じれて新鮮だった!!
好 き 🫶🏻️ 💞 こ れ し か 言 え ん 🙄