⚠gktu(二人は付き合ってる前提) 剣持視点 ハピトリ
少し?(まぁ、かなり)センシティブなとこがあります。それでもいい方はどうぞ。
今日は夏祭りだ。本当は行きたくなかったがむぎちゃんが、いこ〜よ〜!むぎ達も浴衣きるし〜、ね?剣持さんも見たいでしょ?とか言ってくるから仕方なく。決してリリむぎの浴衣姿を見たかったわけではない。そう、決して、だ。まぁ、実際にハピトリで集まるのは久しぶりだったから嬉しい気持ちもあった。だから自分も浴衣を着たのだ。どうせならみんな一緒がいいしね。
、、、この決断が良くなかった。
「あっ!剣持さ〜ん!!こっちこっち〜!」
「も〜先輩遅いですよ」
『いや、ごめんなさい。少々準備に時間がかかりました。』
二人の姿はとても良かった。むぎちゃんはとても可愛らしい浴衣を着ていてリリちゃんは大人っぽい派手ではない浴衣を着ていた。
『うわ〜、、てぇてぇ、、、』
「先輩、、、気持ち悪いですよ。」
そんなこと言うなよ。傷つく。
そういえば、さっきから伏見の声が聞こえない。そう思い少し見渡してみると、二人の少し後ろの方で顔を手でおおっていた。
『?どうしたんですか?がっくん。』
「いや〜、その〜、、、」
『も〜はっきり言ってください。』
「あの、、刀也さんが、、その、色っぽくって、、」
は?何言ってんだ。この狐は。男に対して?とは思いつつも少し自分の顔が赤くなっていく。だって好きなやつに言われたら嬉しいだろ。しょうがない。それに、、そんなことを言うがっくんだって浴衣姿がかっこよかった。
『は、はぁ!?何言ってんですか!!』
「だって〜、、しょうがなくないっすか〜?」
「そういう刀也さんだって顔赤くしてるくせにw」
『、、、がっくんだって、、その、かっこいい、ですよ、、///』
「へ、」
思わず口に出してしまった。僕らは顔を赤くしてすこし黙っていた。
「ちょっと先輩たち。私達無視でいちゃいちゃしないでください。」
「そうだよ〜!むぎ達のこと無視しないで!!」
そうだった。二人もいるんだった。
『すみません。それでは行きますか』
そう言いながら僕は伏見の脇腹を突いてやった。痛い!!とか言ってるが誰のせいだと思ってんだ。
まぁそんなことがありつつもなんだかんだいって祭りは楽しんだ。リリちゃんが射的をしてぬいぐるみをゲットし、それをむぎちゃんに渡していたのだがそれがあまりにもてぇてぇ過ぎて思わず見ていたら隣から刀也さん、、と少し引いたような目線がきていた。うるせぇいいじゃねえか。馬鹿野郎。
それからしばらくして花火の時間が近づいてきた。それはそれでいいのだが。その、、俗にいう迷子、というものになってしまった。こんな年でもしてしまうなんて、と思ったが少し疲れていたのもあって神社に続く階段のところで休ませてもらった。
『なんだかこうしていると、少し、、寂しくなりますね』
などと僕らしくもないことを言ってしまった。そしてしばらくぼ〜っとしていると急に名前を呼ばれた。
「刀也さん!!!」
あ、がっくんだ。多分必死に僕の事を探してくれていたのだろう。息が荒くなっていた。その瞬間抱きつかれた。
「も〜、、刀也さん何してんすか。心配したんすよ。」
はぁ〜〜、と深いため息をつきながら僕の事を抱きしめてくる。
『がっ、、くん、』
「はい、次からは勝手にいなくなんないでくださいよ?」
ほら、行くよと手を引っ張られた。嫌だ、もっと一緒にいたい。なんてとても女々しい気持ちで引き止めてしまった。
「??刀也さん?どうし、」
『がっくん、その、、もっと二人きりでいたい、、です、』
「、、、分かった」
がっくんは僕の手を引きながら神社の森の奥の方へと連れて行く。どうしたのだろう?と思いつつも彼の後ろへついていく。足が止まったと思ったらがっくんがこちらを向いてきた。
「見て、刀也さん」
『え、わぁ、、!綺麗、、!』
そこからはとても綺麗な景色が広がっていた。ちょうど花火が始まっていてよく見える。ベンチもあったからそこに座り二人で花火を眺める。
「、、、とぉやさん「
名前を呼ばれたので顔を向けると、甘い瞳をした彼が僕の事を見つめていた。やめろその顔、僕が弱いの知ってるだろ。
『だめ、ここ外だから、、』
「やだ、とぉやさん、シよ?」
そう言いながら僕に軽いキスをする。
『だめ、だってば、、ん』
いたる所にキスをしてから僕の唇を舌で舐めてきた。思わず口を開けてしまうと彼の舌が僕の口の中に入ってきた。
『ん、、ふっ、は、、んぅ』
「とぉやさん、かわいい♡」
そう言いながら浴衣の間に手を入れてくる。くそ、こんなことなら浴衣で来なけりゃよかった。
『ねぇ、だめ、、ん、だってば』
「ん〜?そんな顔しながら言うのは意味ないっすよ♡」
この狐完全にスイッチ入ってやがる。でも、外だけは嫌だ。
『や、やるから、家で、、ね?♡』
「〜ッッッ♡♡分かったっすよ、、」
「でも、、家に帰ったら覚悟してくださいね?♡♡♡」
『♡♡♡』
駄目だ、僕は本当にがっくんに弱いらしい。こんな顔されたら何もできなくなる。
「ほら、行くっすよ。」
と、言われたがさっきので完全に腰をぬかしてしまった僕は立つことができない。もぉ、仕方ないなぁとか言いながら伏見は僕の事をお姫様抱っこしてくる。
『ふざけんな!!離せ!!この馬鹿狐!!!』
「いてて!しょうがないだろ〜?刀也さん立てないんだから。神社までっすから、ね?」
『まぁ、そこまでならいいでしょう、』
「とーやさん!!」
とても嬉しい表情をされる。仕方がない僕だって歩けないし。悪魔で仕方なく、だ。まぁ元凶はこいつなんだが。
神社までついたら降ろされた。しっかりと約束は守るんだな。そりゃそうか
そうしてふと神社の入り口のところに視線を向けるとリリちゃんとむぎちゃんがいた。おい、夕陽何だその目は。
「先輩、、盛るのはいいですけど、もう少し人目のつかないところでやってください、、」
は?
「そうだよ〜!!むぎ達びっくりしちゃったよ〜!」
え?どういうことだ?もしかして、見られ、、
『この、馬鹿やろーーー!!!!!』
「え!?ちょ、何!?痛い!刀也さん、やめて!!」
ふざけるな、見られた。二人にさっきまでの甘い時間を。僕は顔を真っ赤にしながら伏見のことを殴った。
「ごめんって〜、、しょうがないじゃん!!ね?」
とか言いながら僕の事をなだめてくる。いや、恥ずいだろ。なんでお前はそんなに余裕なんだよ。僕だけ?僕だけがおかしいの?え?
「こら!剣持さん!がくくんをいじめないの!」
「そうですよ。伏見がかわいそうですよ〜」
え、、なんか皆が僕の味方をしてくれない、、え?これって、当然のこと?そうなの?なんで伏見笑ってんだよ。どうにかしろよ。
「いひひひwwwwwwwやっw」
「まぁ、w今回のことはすいませんっした!」
『はぁ、、、もういいです。花火も終わったことですし、もう解散にしましょうか。』
「そうですね。じゃあ、また今度」
「ばいばーい!!」
そう言って二人は帰ってった。さて最後はこの伏見なんだが、、
「と〜やさん。覚えてますよね?この後、、」
『分かったから!!!ほら!早く行くぞ!』
「は〜い」
翌日
・咎人配信にて
「ん?〈剣持なんか声掠れてね?〉、、だってw」
『ん!?いや、まぁ少し風邪気味といいますか、まぁそんなとこですよ。』
「はぁい、そういうことらしいで〜す。」
『まったく、、誰のせいなんですか、、(小声)』
「だな〜ww」
・コメント欄
・大丈夫か?
・安静にしてろよ
・ん?今誰のせいって、、
・もしや、?
・ガチ、、?
その後それに関することは発言しなくなった。
後日
・夕陽リリの配信にて
「あ、そうそうこの前ハピトリで夏祭りにいったんですけど、、まぁ、その途中で剣持が迷子になっちゃってそれで伏見が探しに行く!って」
「それで帰りが遅いから少し二人でふらついてたんですけど、花火の時間になってそこって穴場みたいなところがあるんですよ」
・コメント欄
・あっ、、
・察し
・もしや、、、、?
「まぁ二人で行ってみてなんか声するな〜って見てみたんですよ、そしたらまぁ二人でいちゃいちゃしてましたね。w」
・コメント欄
・やっぱりガチだった、、
・助かる
・やばい、鼻血が、、
・うおおおお
・ガチ人は咎
・じゃあ、あの時の声は、、、
・まじか、、
その日のTwitterは荒れたとか。
トレンドには
〈咎人はガチ〉
〈夏祭り〉
〈剣持 声 かすれてる〉
おはガクにて
「、、、お〈咎人はガチってほんとですか?〉」
「www、、、まぁ、あん時の刀也さんはすっげぇ可愛かったな♡」
・コメント欄
・あっっっま
・何その声、、
・知らない、私そんながくくん知らない!
・糖分過多、、
しばらくして、公式から正式に二人は付き合ったという発表がありましたとさ。
長くなりましたが、読んでくれてありがとうございました。
満足いただけたら嬉しいです。
コメント
4件
さいっこぉ〜(*´▽`*)
神では?
一人一人の特徴がちゃんと文にあってハピトリ全員見分けが付けれました……すごい……